2008年11月17日 (月)

容疑者Xの献身 [映画]

X1_2

★★★★★★★★★☆

http://yougisha-x.com/ (容疑者Xの献身 公式サイト)



「容疑者Xの献身」

やっとこさ観てまいりました。






Cocolog_oekaki_2008_11_15_12_40





Cocolog_oekaki_2008_11_15_14_56





Cocolog_oekaki_2008_11_15_15_04





Cocolog_oekaki_2008_11_15_15_12





Cocolog_oekaki_2008_11_15_12_40






Cocolog_oekaki_2008_11_15_15_20





Cocolog_oekaki_2008_11_15_15_31





>

あかん、品川出てきたらてまうわ。



>

というわけで

観てまいりました、「容疑者Xの献身」



いや、でも泣けましたねぇ、これは。


いや、でも実際には泣いてないですけどね。



そこはやっぱり、男子なんでどうしてもを堪えてしまうんですけど。



でも、もうこれは、

”泣いた”と言っても過言ではないほどホロッと来ましたよね。


うんうん。



で、やっぱり、ここですよねぇ


泣きポイントは。



の。



この品g…いえいえ、この回想シーンね。




もう、公開からは随分経って、感想を書く時期的には今更感もたっぷりなんで、

今回は気兼ねなくネタばれ全開で書いちゃおうかなと思うんですが。




X2


























”惨殺死体が発見され、

新人女性刑事・内海(柴咲コウ)は先輩と事件の捜査に乗り出す。


捜査を進めていくうちに、被害者の元妻の隣人である石神(堤真一)が、

ガリレオこと物理学者・湯川(福山雅治)の大学時代の友人であることが判明。


内海から事件の相談を受けた湯川は、

石神が事件の裏にいるのではないかと推理するが……。”




そう、そうなんですよね。



あるマンションに、高校で数学を教えるさんが住んでいまして、

その隣に一組の母子が住んでいると。



松雪さん親子が。



この松雪さんは近くでお弁当屋さんを営んでいて、

毎朝、堤さんはそのお弁当屋さんでお弁当を買って行きます。



これはもう、皆まで言わなくても分かりますが、

ですよね、



お弁当LOVEですよね。



あれは、中学生?高校生?か分かりませんが、

そんな歳の娘がいる女性とは思えないほど若くて魅力的ですから。



この松雪さんは。


なので無理もないんです。



しかし、ある夜。


松雪さん親子の住むマンションへ一人のがやって来ます。



それは松雪さんの別れた元夫



ですが、男は別れた事を認めておらず、

金をせびり、娘にも暴言を吐き、一生自分からは逃れられないとのたまいます。



その言葉を聞いた娘は、帰り際の男の背後からガラス(?)の置物で頭を殴打



しかし、男は意識を失っておらず、さらに逆上し、

娘に対し殴る蹴るの暴行を加え始めます。



当然、松雪さんは止めに入りますが男に敵うはずもなく、

とっさにコタツのコードで男の首を締める。



男もコードを外そうと必死で抵抗しますが、娘に腕を抑えられ、

やがて意識を失いに至ります。



そこで正気に戻る松雪さん親子。



「…自首するわ…」



電話にかけよる松雪さんですが、娘に静止されます。



「お母さんは悪くない、私も警察に行く…!」


…なんかこんな事だったと思います。



やむを得なく、娘を守る為のとっさの行動だったとはいえ、

犯した事の重大さに戸惑う松雪さん親子。



と、そこへドアチャイムの音が。



ピンポーン




松雪さぁん(役名)、どうしたんですか。いるんでしょ…」




隣の部屋の物音を聞いて来た堤石神


突然の来訪者に動揺する松雪。



しかし、慌てて部屋を片付け取り繕いながらも玄関を開ける。



「ゴ…ゴキブリが出ちゃって…。

二人で大騒ぎしてたんですよ、ごめんなさい…(苦笑)」



「…殺したんですか?



「…えッ!?



「ゴキブリ…」



「…あ、ああ…ええ、もう大丈夫です、ご迷惑おかけしました…。」



ガチャンッ




ハァハァ



ハァハァ



なんとかその場を凌ぎ、事無きを得たかと安堵する松雪。



しかしその時…。


閉めたドア越しに男の声が。




松雪さん(役名)…。ゴキブリじゃないんでしょ…。」



!?




………



………



………



ガチャリ



部屋に堤石神を招き入れる松雪。




…という、「容疑者Xの献身」



密かに想いを寄せる隣人の起こした殺人事件を、

数学にしか興味を示さなかった一人の天才が隠蔽する。



そういうお話ですね、この映画は。




X3


























●良かった所



・なんと言っても堤石神の演技が、まさにがかっていた。


・さらに松雪さんの演技も負けじと素晴らしかった。


・やっぱり雅治はカッコイイ。


・ドラマは観てないが、観ていなくても置いてけぼり感が無く観られた。


・なので、柴崎さんとのラブシーン的なものがあっても、

個人的にはそんなに盛り上がらないのでそういうシーンがほぼ皆無で有り難かった。


・全体的な落ち着いた雰囲気。シリーズ物感の無さ。


・雪山でのシーンは映画オリジナルと聞いたが、あそこ良かった。

山頂に登ってからの二人の息遣い。クライマーズ・ハイな感じ。


・一番上に書いた一連のシーン。ああいう回想シーン好き。泣ける。


・エンドロールのKOH+の歌。でもその後に流れる曲は×。




●悪かった…とまではいかないが、ちょっと気になった所



・冒頭の事件、実験シーンは思わせぶりなわりに何も無し?

自分が気づいてないだけでなにかの伏線だった?


・やっぱり身代わりにされたホームレスがちょっと可哀想。

それを無視して悲劇…みたいな感じまでは行ってなかったけど、でもちょっと哀れ。


・で、そもそも身代わりやらなんやら大袈裟にしなくても、

元夫の遺体を隠すだけではダメだったのか?

確か住所不定無職とかだったような気がするけども、

それなら身代わりのホームレスと同じく居なくなっても探す人間がいるのか?


・でもまぁ、身代わりを立てて隠蔽工作をしたのは分かるけども、

本当にばれないの?身長とか。そんなに簡単に騙せるもん?


・↑で柴崎さん云々書いたけども、

でも、逆に柴崎さんの存在意義もあまり感じられなかったのも事実。

もうちょっと見せ場があっても良かったのでは?



・あと、品川が出てきたらワロてまう。




ん~、こんな感じですかねぇ。


ざっと良い点・気になった点を挙げると。



…まぁ、ちょっと一個一個掘り下げていくのも面倒なので(爆)


もう、随分経ってますから、ゆったってね(´д`)



まぁ、もう言うまでもなく、

全体的には満足しましたし感動もできましたからそれで良いんですけど、

敢えて、気になった点を挙げるとするならば、こんな感じですよね。



やっぱり、一番気になった点はあれかなぁ。


どうせ遺体を隠蔽するなら、それだけでも…っていうねぇ。



あんな、わざわざ別の死体を目に付く所に遺棄して表沙汰にしなくても、

それだけでもなんとかなったんじゃないのかなっていう疑問が。


ありますよねぇ。



奇しくもなんか、元夫には借金があってヤクザにも追われてるとか、

そんな事も言ってましたからねぇ。



そこで多少行方が分からなくなっても、そのせいで逃げたか、

もしくはヤクザに…みたいな事にもなりそうな気もしますしねぇ。



さらには、↑でも書いてますけど、

その元夫がいなくなっても探す人間がいたのかと。



でも、親御さんとかがそうするのかな、やっぱり。


そっかな。



…まぁ、こういう疑問が出てくるのも作品にハマッたからこそでしょうからね。



もう、どうでも良かったらこういう疑問すら出てこないですから。


Surは。


うん。



じゃぁ、そういう事ですかねぇ。



ドラマ観たくなったなぁ~~。


面白そうだなぁ。



でも、DVD借りるのもメンドクサイしなぁ。


結局観ないんだろうなぁ(爆)



まぁ、しょうがないか。




はい、じゃ、面白かったです、「容疑者Xの献身」

9.5個で!!





ボチボチやっていこかなぁおもぉてるんですけども。



ええ、もう、ええ(´д`)


…言い訳はしません、ええ(´д`)



じゃ、おは!



「ハッピーフライト」


「レッドクリフ パート1」



この2本は近々観て来る予定ですので。



また、それらを観て来たら感想を書きに来ようかなって。


おもぉてるんですけども。



じゃ、また、その時まで。



アデュー(´・ω・`)ノシ




| | コメント (52) | トラックバック (2)

2008年5月27日 (火)

山のあなた 徳市の恋 [映画]

Yama1_2

★★★★★☆☆☆☆☆

http://yamano-anata.jp/ (山のあなた 徳市の恋 公式サイト)



「山のあなた 徳市の恋」

観てまいりました。




完成度は高いですよねぇ。



うん、凄く完成度は高いとは思いますね、この映画は。



ただ、いかんせん面白くないだけで。



うん、でも完成度的にはもう、出来上がってると思いますよねぇ。




まぁ、”完成度”とは言ってはみましたが、

どうやら、この映画は完全リメイクのようで。



さっき知りました。


公式サイト見て。


どうやらそのようですね。



だからまぁ、どの程度この映画自体を…

この映画を撮った監督さんを褒めるべきなのか微妙なところですが、

でも、全然素晴らしい技術はあるんだろうなとは思いましたね。


観てる最中にも。



ただ、いかんせん、イマイチ面白くなかっただけで。



そうなんですよねぇ、イマイチ面白くなかったんですよねぇ。


でも、完成度は高いという。



そこはなんとも、メンドクサイ映画だとは思うんですけども。



ただ、これを1000円にしてくれたのがね。


嬉しいなって。



これは良い判断だと思いましたねぇ。


誰の判断か分かりませんけど。



うーん、これを通常の値段で観てたら、そら…。


それはもう…。



ねぇ…(笑)



ほら、ウチも結構辛口やから…(´д`)


ウチも結構辛口で売ってるから…(´д`)



そら、こんなもんじゃない…(´д`)


うん、それはこんなもんじゃすまへん…(´д`)




そこは、命拾いしたな…(´д`)(誰やねん)




Yama2
















草なぎ剛が目の不自由な按摩(あんま)にふんし、

秘かに思いを寄せる女とのほのぼのとした交流を描く人間ドラマ


同時代の映画監督に天才と称された清水宏が1938年に発表した『按摩と女』を、

『鮫肌男と桃尻女』『茶の味』などの個性派・石井克人リメイク


草なぎ剛とユーモラスな掛け合いを繰り広げる相棒の福市には、

『それでもボクはやってない』の加瀬亮


温泉街で巻き起こる騒動と人々の触れ合いが、どこか懐かしく心が和む。”




確かに心は和みますね。


というかたぶん、そっち系の映画なんでしょうねぇ、これって。



”ほのぼの系”というか、”ちょっと記憶に残ればいいじゃない系”というか。


たぶん、元々の「按摩と女」からしてそうなんじゃないかなって気がするんですが。



だって、ストーリーを楽しむ映画じゃないぜ、これ?


えぇ?



これはストーリーをガッツシ楽しむ映画じゃないぜ?


違う?



だって、ストーリーうっすいぜ、これ?



別にこんなストーリー、映画化するほどのストーリーじゃないぜ?


えぇ?




…うーん、これ言ってしまっても良いかなぁ(´д`)



なんか、別に良い様な気がするなぁ(´д`)


この映画に関しては(´д`)



じゃ、ちょっとここから…



ネタばれ注意で(´д`)






草なぎ剛が目の不自由な按摩(あんま)にふんし、

秘かに思いを寄せる女とのほのぼのとした交流を描く人間ドラマで、

草なぎ剛とユーモラスな掛け合いを繰り広げる相棒の福市には、

『それでもボクはやってない』の加瀬亮で、

温泉街で巻き起こる騒動と人々の触れ合いが、どこか懐かしく心が和むんですが、

最後には草なぎさんが思いを寄せる三沢美千穂(マイコ)には、

実はだんながいて、でもそのだんなの束縛(?)が嫌で逃げてきていて、

で、この山奥の温泉場にたどり着いたんだという事実が判明し、

また、どっか遠くへ行きますとか言って、

結局、草なぎさんの恋はかなわず…。







ネタばれここまで(´д`)




…という事なんですよ。


ぶっちゃけ、たったそれだけの事なんですよ(爆)



あの、”事実”の部分をエライ引っ張って、エライ最後まで引っ張って、

で、それが判明して(ふーん…(´д`))とか思ってたら、終わってたと。



そういう映画だったんだねぇ。


そうなんだねぇ。



よう、引っ張ったなぁ…っていう。


今時、あんな”事実”だけで。



まぁまぁまぁ、完全リメイクですけどね。


でも、なんという大どんでん返しの無さ。



逆に、大どんでん返し返し…みたいな。



大どんでん返し封じ…みたいな感じですよね。



うーん、素晴らしい。(?)



だから、ほんとこれは、

こういうのがやりたかっただけなんでしょうねぇ。


こういう映画が撮りたかっただけなんだろうなぁ。



…って観てる最中にも本当にそう思ってたんですけど、

案の定、先ほど公式サイトを見てみたら本当にそういう事だったんですね…(笑)



いや、それは凄い分かりましたけどね。



”和”に拘ってたのは。


うん、それは凄く伝わって来てましたから。



でも、なんかちょっと、変に先に公式サイトを見てしまって、

それでこういう事を書いてあったのを見てしまったから、

それで自分も書いてる…みたいな感じに思われるのが嫌なんですけど(´д`)



いや、ほんとにこの、”和”への拘りみたいなのは観てる最中にも、

(ああ、これはブログに書こう)って思ってましたからね。


うん。



そこは、ほんとにビシビシ伝わって来てましたから。



ただ、いかんせん面白くなかっただけで…。




別にねぇ、二人の恋路が凄く盛り上がったわけでもないですしねぇ。


といって、その他に取り立てて何があったわけでもなく。



そうなんですよね。



まあ、そこは敢えて分かっていての完全リメイクでしょうから。


そこについてあんまり、四の五の言っても仕方ないのかなって気はしますね。



それを踏まえての1000円って事でしょうからね。




Yama3
















美しい棒読みでしたね。



これは、凄く美しい棒読みでした。


マイコさん。



いや、これは皮肉でもなんでもないです。


これはこれで、全然良いと思いますね。



これこそ”和”だなと感じました。


石井監督が、このマイコさんをキャスティングしたわけは凄く分かりますね。



凄く美しい棒読みでしたから。



いや、というかほんとに、

この棒読み具合が昭和初期の映画っぽさを実に良く出してましたからね。


実際の「按摩と女」なんて観た事ないですけど。



でも、たぶん、そこで監督もマイコさんで…みたいな事だと思いますよね。



うーん、全然良かったです、マイコさん。


もう、言うまでも無く綺麗ですしねぇ。



このキャスティングは非常に良かったです。



そう。


この映画、キャスティングは凄く当たってるなぁって思いましたねぇ。



主演の草なぎさんはもちろん、相手方のマイコさん、

そして、なんと言っても加瀬亮さんね。


この人がまた良い。



”草なぎ剛とユーモラスな掛け合いを繰り広げる…”


まさに、↑こんな感じですからねぇ。



もうぶっちゃけストーリー的な面白さはほとんど無かったんですけど、

この個々のやり取り?



その、それぞれの人と人との会話に関しては凄く味があって面白いんですよ。



面白いですし、演技的にも見事に按摩になりきってましたからねぇ。


二人とも。



ほとんど違和感を感じさせない。


ええ。



そう、だから、そこの部分では凄く見応えがあると言ってもいいと思うんですよ。


そこで、最初に”完成度は高い”と述べておったわけなんですよ。



それはほんとにそう思いますねぇ。



だから、全く観終わった後に不快感は無かったですからね。


映画的には、全然面白くなかったにも関わらず。


ほんとに。



なん~にも、始まってないし終わってもないような映画なんですけど、

でも、もし、この監督さんが次の映画を撮ったなら観てみたいなって思わせる。


それくらいの映画には出来上がってましたからね。



そこは全く、異論を唱える余地はないはずですよ。


我々、映画ファンには。



ねぇ。


いいですねぇ。




はい、もう、観ても観なくてもいいと思いますけど。


正直。



別にどっちでもいい映画だとは思いますけど。



ただ!!



…1000円で観れますよ?(´д`)



…って事でしょうね。



そうでしょうね。


はい。



お後がよろしいようで。(?)




じゃ、この辺で失礼します、「山のあなた 徳市の恋」

5個で!





次回はね!


「マンデラの名もなき看守」を観て来ようかと思ってるからね!


また、その感想書くから見に来てね!



じゃ、センキュゥ、ソゥ!


グンナイ(´・ω・`)ノシ




| | コメント (0) | トラックバック (9)

2007年8月 3日 (金)

夕凪の街 桜の国 [映画]

Yunagi_3

★★★★★☆☆☆☆☆

http://www.yunagi-sakura.jp/ (夕凪の街 桜の国 公式サイト)



「夕凪の街 桜の国」

観てまいりました。




うーーん。


これはぁ~~。



個人的には”もったいない作品”になりますかねぇ。



予告編などを観てた段階から結構観たかった作品だったんですよ。



とはいえ、過度の期待はせずに、

(それとなく感動させてくれればいいなぁ)…なんて思ってたんですが。



でも、ちょっと最終的には”感動”という所までは行きませんでしたかねぇ。



映画が終わって劇場を後にしようとする際に、

まだ座って泣いている方なんかも見ましたけど。



うん、まぁ、

全然そういう方の気持ちも分からなくもないんだけど…っていうですね。




Yunagi2
















前半は凄く良かったと思うんですよ。

この映画。



というのも、この作品、

”夕凪の街””桜の国”2部構成になってるんですね。



前半部分にあたる”夕凪の街”が、

原爆の投下から13年経った昭和33年の”広島の街”でのエピソード。


そして、後半の”桜の国”が、2007年の現代でのお話。



この二つの物語がそれぞれリンクして、この作品が構成されているんですが。




で、もう、ぶっちゃけて言うと、この2部構成に意義あり!なワケです(爆)



先ほども言いましたけど、

前半の”夕凪の街”は凄く良いお話で感動もできたんですが、

後半の”桜の国”に至っては、その存在意義すら分からないという…。



なぜ、こういう形…2部構成にしなければいけなかったのか、とですね。



原作の段階では読んでいないのでどういう風に見えたのかはわかりませんが、

この映画だけを観た感想ではこう思ってしまいましたね。



ほんと、必要ない………んじゃないかな…?と(´・ω・`)



なので、これによって田中麗奈さんが主演のような扱いになってるのを見ると、

ちょっと麻生久美子さんが可愛そうかなっていう…。



個人的にだけなのかもしれませんけど、

どっちの役が印象に残ってるかって言われたら、絶対麻生さんの方ですから…。




Yunagi3 Yunagi4

Yunagi5
















平野皆実(麻生久美子)


1945年8月6日に広島市で、原子爆弾の被害に遭うが生き残る。


が原爆の犠牲になった。


その後、母と2人で”夕凪の街”のあばら家で暮らし、小さな会社で事務員をしている。



弟の(伊崎充則)がいるが、戦時中に水戸の伯母の家に疎開させた後、

そのまま広島に帰らず伯母の養子となる。



左腕に大きなやけどの跡が残り、誰にも見せたくなく、夏でも長袖を着ている。


弟に会いに行くのと、叔母から借りた学費を返済するため倹約生活を送っており、

草履作りのため竹の皮を集めている。



同じ会社に勤める打越(吉田悠)に想いを寄せるも、

何か幸せを感じる度に被爆時の記憶が蘇り、その苦悩を抱え暮らしている為、

自分だけが”幸せになってはいけない”のではないかと思っている…。”



(夕凪の街 桜の国wikipediaよりフィーチャリング)




…というような”夕凪の街”のストーリーなんですが、

もう、ようは”皆実と打越さんのラブストーリー”ですね。



当然、原爆に被災した皆実の苦悩という部分も含めて描かれています。



でも、別に今更取り立てて書く事もないようなベタベタな恋愛模様なんですが、

これがまた、この二人が凄く初々しい雰囲気を出していて、良いんですねぇ。



お互いが惹かれあっているのを分かっていながら、

しかし、なかなか素直になれず……でも、やっぱり好きなの…っていう。



あたし、こういうの好き。


ええ、とっても好きよ。



もう、ヤキモキしちゃう!!(*´Д`*)




…ゴホンっ。



そうなんですよ、凄く良いんですよねぇ。



これはもう、この麻生久美子さんが元来持つ魅力による部分も大きいんでしょうけど、

清楚で真面目な感じのいいお嬢さんでねぇ。



いいのよ、凄く!(*´Д`*)



…ゴホンッ。




じゃぁ、そこで相手役の打越さん役の吉田さんはどうなのって事になりますけど、

この方も、真面目に真摯に皆実の事を愛している、という想いが素直に伝わってくる。


そんな好青年を見事に演じられていたんじゃないかなと思うんですね。




じゃ、もう、

この二人結ばれちゃえばいいじゃん!!(*´Д`*)




…っていう♪(*´Д`*)



ね♪(*´Д`*)




……(*´Д`*)




………




………




………




………(´Д`+ )




Yunagi8 Yunagi7

Yunagi6
















石川七波(田中麗奈)


皆実の実の弟、の娘。皆実の姪にあたる。


28歳の会社員。父と弟との3人暮らし。


小学生の頃、苗字のせいで”ゴエモン”とあだ名されていた。



近頃、既に定年退職をした(堺正章)の携帯電話の料金が倍近くに増え、

さらには、突然何も言わずに数日間家を空けるようになった。


そんな父の行動を不審に思い、

ある夜、また密かに家を出た父の後を追う。



その追跡の最中、以前住んでいた街で仲の良かった東子(中越典子)

17年ぶりの再会を偶然に果たす。


その東子と共に、七波は父の乗った広島行きの夜行バスに乗り込んだのだが…。”



(夕凪の街 桜の国wikipediaより 所々サンプリング)




さて、問題はこの”桜の国”の方なんですよね。


これが、最初にも言いましたけど、本当に必要なのかなと…。



いや、もちろん言いたい事というか、

その伝えたい事という部分は分からなくもないんですが、

でも、どうしてもねぇ…”夕凪の街”と比べると全てが軽いというかなんというか…。



七波、父親の旭、東子と弟の凪生…


それぞれの色々な問題や悩みを抱えてるんですけど、そういう部分でね…。



”夕凪の街”がどちらかというとリアルに近い原爆の被害を描いてたのに対し、

その後の”桜の国”になって、”原爆の影響”という意味ではより遠ざかった

60数年後の問題を見せられても、やっぱり蛇足感しか得られないんですよね。



まぁ、テーマとしては、まさにその”今尚続く…”という部分なのかもしれませんけど。



でも、やっぱり伝わりにくいし、分かりづらいし…

何よりストーリーとして単純に面白くないですし…ね(爆)




そして、さらにもう一つ言わせてもらうとですね、

あの打越さんのその後は見たくなかったかな…っていう…(爆)




う…打越さん……?(;´д⊂)


ほ、本当に、う…打越さんなの…?(;´д⊂)



…っていうですね…。


…そういうのもありましたね、ハイ…。




だから、もう、どうせならほんとに、

「ほたるの墓」「地下鉄に乗って」とモロ被りになりますけど…、


田中麗奈さんが過去にタイムスリップして(意識だけでも)

で、そこで皆実と打越、そして父親の旭と母親の人生を垣間見る…みたいな。



そういう感じの方が分かりやすいし、

もっと単純に面白かったんじゃないかなと思ったんですけどねぇ。



ちょっとそんな風な描写もありましたけどね、実際。


でも、あそこもいきなりすぎて、イマイチ何かようわからん描写になってましたし…(爆)




なので、ほんと繰り返しになりますが、

”夕凪の街”が良かっただけにちょっと個人的には残念な…

もったいないなっていう作品になってしまいましたね…(´・ω・`)




”原爆”という人類が生み出してしまった、

決して生み出してはいけない兵器に対する強い憤り感という物は感じましたし、

その悲劇を風化させてはいけないんだというメッセージも伝わってきました。



それだけに、もう少しそれを分かりやすい形で観せて欲しかったな、というですね。


想いも同時に持ちました。




ですけど、決して観て損はない作品だとは思いますので、

機会があれば是非一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。




…というところで、「夕凪の街 桜の国」

5個で!





…もう、言い訳すらしない。


ええ、忘れてませんよ、「TOKKO-特攻-」ですね、ええ。



もう、また「トランスフォーマー」を観に行くまでには書いてしまいたいなと、

重々思ってますのでね、ええ。



というか、あれですよね。



なんならもう、御自分で観てきます?(おい)




| | コメント (4) | トラックバック (14)