山のあなた 徳市の恋 [映画]
★★★★★☆☆☆☆☆
http://yamano-anata.jp/ (山のあなた 徳市の恋 公式サイト)
「山のあなた 徳市の恋」。
観てまいりました。
完成度は高いですよねぇ。
うん、凄く完成度は高いとは思いますね、この映画は。
ただ、いかんせん面白くないだけで。
うん、でも完成度的にはもう、出来上がってると思いますよねぇ。
まぁ、”完成度”とは言ってはみましたが、
どうやら、この映画は完全リメイクのようで。
さっき知りました。
公式サイト見て。
どうやらそのようですね。
だからまぁ、どの程度この映画自体を…
この映画を撮った監督さんを褒めるべきなのか微妙なところですが、
でも、全然素晴らしい技術はあるんだろうなとは思いましたね。
観てる最中にも。
ただ、いかんせん、イマイチ面白くなかっただけで。
そうなんですよねぇ、イマイチ面白くなかったんですよねぇ。
でも、完成度は高いという。
そこはなんとも、メンドクサイ映画だとは思うんですけども。
ただ、これを1000円にしてくれたのがね。
嬉しいなって。
これは良い判断だと思いましたねぇ。
誰の判断か分かりませんけど。
うーん、これを通常の値段で観てたら、そら…。
それはもう…。
ねぇ…(笑)
ほら、ウチも結構辛口やから…(´д`)
ウチも結構辛口で売ってるから…(´д`)
そら、こんなもんじゃない…(´д`)
うん、それはこんなもんじゃすまへん…(´д`)
そこは、命拾いしたな…(´д`)(誰やねん)
”草なぎ剛が目の不自由な按摩(あんま)にふんし、
秘かに思いを寄せる女とのほのぼのとした交流を描く人間ドラマ。
同時代の映画監督に天才と称された清水宏が1938年に発表した『按摩と女』を、
『鮫肌男と桃尻女』『茶の味』などの個性派・石井克人がリメイク。
草なぎ剛とユーモラスな掛け合いを繰り広げる相棒の福市には、
『それでもボクはやってない』の加瀬亮。
温泉街で巻き起こる騒動と人々の触れ合いが、どこか懐かしく心が和む。”
確かに心は和みますね。
というかたぶん、そっち系の映画なんでしょうねぇ、これって。
”ほのぼの系”というか、”ちょっと記憶に残ればいいじゃない系”というか。
たぶん、元々の「按摩と女」からしてそうなんじゃないかなって気がするんですが。
だって、ストーリーを楽しむ映画じゃないぜ、これ?
えぇ?
これはストーリーをガッツシ楽しむ映画じゃないぜ?
違う?
だって、ストーリーうっすいぜ、これ?
別にこんなストーリー、映画化するほどのストーリーじゃないぜ?
えぇ?
…うーん、これ言ってしまっても良いかなぁ(´д`)
なんか、別に良い様な気がするなぁ(´д`)
この映画に関しては(´д`)
じゃ、ちょっとここから…
ネタばれ注意で(´д`)
草なぎ剛が目の不自由な按摩(あんま)にふんし、
秘かに思いを寄せる女とのほのぼのとした交流を描く人間ドラマで、
草なぎ剛とユーモラスな掛け合いを繰り広げる相棒の福市には、
『それでもボクはやってない』の加瀬亮で、
温泉街で巻き起こる騒動と人々の触れ合いが、どこか懐かしく心が和むんですが、
最後には草なぎさんが思いを寄せる三沢美千穂(マイコ)には、
実はだんながいて、でもそのだんなの束縛(?)が嫌で逃げてきていて、
で、この山奥の温泉場にたどり着いたんだという事実が判明し、
また、どっか遠くへ行きますとか言って、
結局、草なぎさんの恋はかなわず…。
ネタばれここまで(´д`)
…という事なんですよ。
ぶっちゃけ、たったそれだけの事なんですよ(爆)
あの、”事実”の部分をエライ引っ張って、エライ最後まで引っ張って、
で、それが判明して(ふーん…(´д`))とか思ってたら、終わってたと。
そういう映画だったんだねぇ。
そうなんだねぇ。
よう、引っ張ったなぁ…っていう。
今時、あんな”事実”だけで。
まぁまぁまぁ、完全リメイクですけどね。
でも、なんという大どんでん返しの無さ。
逆に、大どんでん返し返し…みたいな。
大どんでん返し封じ…みたいな感じですよね。
うーん、素晴らしい。(?)
だから、ほんとこれは、
こういうのがやりたかっただけなんでしょうねぇ。
こういう映画が撮りたかっただけなんだろうなぁ。
…って観てる最中にも本当にそう思ってたんですけど、
案の定、先ほど公式サイトを見てみたら本当にそういう事だったんですね…(笑)
いや、それは凄い分かりましたけどね。
”和”に拘ってたのは。
うん、それは凄く伝わって来てましたから。
でも、なんかちょっと、変に先に公式サイトを見てしまって、
それでこういう事を書いてあったのを見てしまったから、
それで自分も書いてる…みたいな感じに思われるのが嫌なんですけど(´д`)
いや、ほんとにこの、”和”への拘りみたいなのは観てる最中にも、
(ああ、これはブログに書こう)って思ってましたからね。
うん。
そこは、ほんとにビシビシ伝わって来てましたから。
ただ、いかんせん面白くなかっただけで…。
別にねぇ、二人の恋路が凄く盛り上がったわけでもないですしねぇ。
といって、その他に取り立てて何があったわけでもなく。
そうなんですよね。
まあ、そこは敢えて分かっていての完全リメイクでしょうから。
そこについてあんまり、四の五の言っても仕方ないのかなって気はしますね。
それを踏まえての1000円って事でしょうからね。
美しい棒読みでしたね。
これは、凄く美しい棒読みでした。
マイコさん。
いや、これは皮肉でもなんでもないです。
これはこれで、全然良いと思いますね。
これこそ”和”だなと感じました。
石井監督が、このマイコさんをキャスティングしたわけは凄く分かりますね。
凄く美しい棒読みでしたから。
いや、というかほんとに、
この棒読み具合が昭和初期の映画っぽさを実に良く出してましたからね。
実際の「按摩と女」なんて観た事ないですけど。
でも、たぶん、そこで監督もマイコさんで…みたいな事だと思いますよね。
うーん、全然良かったです、マイコさん。
もう、言うまでも無く綺麗ですしねぇ。
このキャスティングは非常に良かったです。
そう。
この映画、キャスティングは凄く当たってるなぁって思いましたねぇ。
主演の草なぎさんはもちろん、相手方のマイコさん、
そして、なんと言っても加瀬亮さんね。
この人がまた良い。
”草なぎ剛とユーモラスな掛け合いを繰り広げる…”
まさに、↑こんな感じですからねぇ。
もうぶっちゃけストーリー的な面白さはほとんど無かったんですけど、
この個々のやり取り?
その、それぞれの人と人との会話に関しては凄く味があって面白いんですよ。
面白いですし、演技的にも見事に按摩になりきってましたからねぇ。
二人とも。
ほとんど違和感を感じさせない。
ええ。
そう、だから、そこの部分では凄く見応えがあると言ってもいいと思うんですよ。
そこで、最初に”完成度は高い”と述べておったわけなんですよ。
それはほんとにそう思いますねぇ。
だから、全く観終わった後に不快感は無かったですからね。
映画的には、全然面白くなかったにも関わらず。
ほんとに。
なん~にも、始まってないし終わってもないような映画なんですけど、
でも、もし、この監督さんが次の映画を撮ったなら観てみたいなって思わせる。
それくらいの映画には出来上がってましたからね。
そこは全く、異論を唱える余地はないはずですよ。
我々、映画ファンには。
ねぇ。
いいですねぇ。
はい、もう、観ても観なくてもいいと思いますけど。
正直。
別にどっちでもいい映画だとは思いますけど。
ただ!!
…1000円で観れますよ?(´д`)
…って事でしょうね。
そうでしょうね。
はい。
お後がよろしいようで。(?)
じゃ、この辺で失礼します、「山のあなた 徳市の恋」。
★5個で!
次回はね!
「マンデラの名もなき看守」を観て来ようかと思ってるからね!
また、その感想書くから見に来てね!
じゃ、センキュゥ、ソゥ!
グンナイ(´・ω・`)ノシ
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