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2008年1月23日 (水)

ジェシー・ジェームズの暗殺 [映画]

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★★★★★★ のち ★★★

http://wwws.warnerbros.co.jp/assassinationofjessejames/#

(ジェシー・ジェームズの暗殺 公式サイト)



「ジェシー・ジェームズの暗殺」

観てまいりました。




これは、また骨太な。


うん。



ファットボーン・ムービーでございましたね。



いや、好きですねぇ、こういうの。


こういう骨の太い映画は。



あ、骨の太い映画が好きな当サイトのマネジャー・Surでございます、

どうも、こんばんは_(._.)_




事前情報としては、ブラッド・ピット主演。


あと、上映時間が長いと。(2時間40分)



これくらいしか頭には入ってませんでした。



ですからまぁ、このタイトルからして興味をそそられるわけでして、

「ジェシー・ジェームズの暗殺」。


一体どういう内容なのかと。



予告編すら観た事なかったですからね。



まぁでも、ある意味では、これが真っ当な映画の楽しみ方なのかな、

とも思うわけですけども。



そんなねぇ、観る前になんや先入観を植え付けられて堪るかと。


思うわけですよ。



で、一体今までどれくらい予告編を観てて良かったと思えた事があったのかと。


もう、ほんと。



だから、そのせいもあってか、

今回この映画を観終えた後には、何故か妙な爽快感とでも申しましょうか。


感じましたね。



ああ、寒い中、この映画を観に行って良かったなと。


ああ、映画って面白いなって。


ええ。



まぁ、でも寒かったですけどね、帰り。


3時ごろに映画館に入ったのに、外はすっかり暗くなってて。




「ジェシー・ジェームズの暗殺」


いや、面白かったです。




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”19世紀のアメリカに名をとどろかせた犯罪者ジェシー・ジェームズと、

彼の手下、ロバート・フォードの人物像に迫るサスペンス・ドラマ。


プロデュースも務めるブラッド・ピットが伝説の無法者ジェシーを怪演し、

ヴェネチア国際映画祭で主演男優賞を受賞。


伝説的人物の知られざる一面に迫る人間ドラマとしてだけでなく、

登場人物のさまざまな思惑が交錯する心理サスペンスとしても楽しめる。”




これなんですよ。



何故、自分がこの映画を観に行ったか、

観に行きたくなったかと言えば、この一枚の写真を見たからだけなんですよ。



なんでしょう、この哀愁


そして、この様々な不釣り合いの情景



きっちり七三に分けられた頭にも関わらず腰には拳銃


ビシッとしたスーツ姿にも関わらず背景は麦畑



そして、この様々な不釣り合いとブラッド・ピットが織り成す哀愁



これで興味をそそられない訳がないと。



いや、ほんとに冗談抜きでこの写真を見て、

凄くこの映画に、この物語に興味を持ちましたよね。



もちろん、実際の劇中にもこういったシーンがあって、

ま、言ってしまえば意味もなくただ立っているだけなんですよ。


ブラッド・ピット=ジェシー・ジェームズが。



でも、その意味のない、なんて事のないただのシーンが、

これ、想像した通りの哀愁加減で。



そう、そこが凄く好きでしたね。


ワタクシ。



いや、このシーンがあるのとないのとでは、

この映画の評価は全然違ってきてると思いますよ、個人的には。



うん、やっぱり、ああいう一見無駄に見えて、

しかし、映画にとっては欠かせないワンシーンというのは必要ですね。


そう強く感じました。




ストーリー。



実在したアメリカの伝説的犯罪者・ジェシー・ジェームズが暗殺される、

その1年ほど前からの彼の周辺の出来事を描いたもので、

彼の仲間であるジェームズ一味との様々な人間ドラマや、

そんな彼を崇拝していた若者で、

彼の部下でもあるロバート・フォードの人生にも着目してみました。



してみましたというか、

まぁ、どうしても切っては切れない関係にあるこの二人なんですけどね。



…って、これって言っちゃってもいいのかな(´д`)


…なんか映画サイトとか見ると、

全然平気でロバートについても書いてるけど(´д`)



でも、知らない方がいいんじゃないかなと思うんですけどねぇ?


そこがどうなんだろうな。



…まぁ、ここまで言っちゃえばあらかた想像はつくと思うんですが(爆)


…タイトルからして(爆)



まぁ、そこはさておき、この映画の何が素晴らしいかと言うとですね、

もう、兎にも角にもブラッド・ピットなんですよね。



もう、ジェシー・ジェームズなんですよ。


この人が。


凄く役にハマってると言うか。



個人的にブラッド・ピットで一番好きな映画と言えば

「セブン」での演技が一番印象に残っていたんですが、

今回はそれ以来の…もしくはそれ以上の演技を見せてもらった気がしますよね。



もう、怖いんです。


この人のを見るだけで。



それはまぁ、徐々に徐々にそう感じるようになってくるんですが、

でも、ロバートを始めとするジェシー一味の面々が感じる、

このジェシーに対する恐怖というものが、その観てる側にも伝わってくると。



それは何故かというと、やはりブラッド・ピット=ジェシー・ジェームズだから。


だと思うんですよね。



それに伴って、恐怖…恐ろしさだけではないんですよ。


伝わってくるものは。



このジェシーの持つカリスマ性とか、苦悩とか、

あとは優しさだったりとか、そういうものも全て伝わってくる。



当然、ジェシー・ジェームズなんて人に会ったこともないですし、

この映画を観て初めて名前も知りましたけど、

ああ、本当にこういう人だったんだろうな、と思えるような。



そんなブラッド・ピットでしたよね。



作品の良し悪し、好き嫌いに関わらず、

ここはもう、間違いないと思います。


ええ。



だから、まぁ、完全にそうではないんですが、

どちらかと言えばロバート目線で物語が語られる今作なんですが、

そこはもう、ほんとに移入できてしまいますよね。


ロバートに。



ジェシーに対する憧れや、

徐々にその本性を知っていく上での葛藤、ジェシーに抱く恐怖。



それを、ロバートとジェシー一味が感じたであろう思いそのままに、

観てる側にも感じさせる事ができた。



いや、これはほんとにしつこいようですけど、

監督さんやその他の人々がもたらす要素もあるでしょうが、

ブラッド・ピットありきな作品だったと思わずにはいられない。



そんな雪降るウェンズデーですね。




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ロバート・フォードを演じるケイシー・アフレック



過去にどんな作品に出てたとかは知りません、ワタクシ。


でも、良かったですよ。


ブラッド・ピットに負けず劣らず。



そう、今回のこのロバート・フォードを始めとした登場人物。



この登場人物に関して自分が感じた事を的確に言い表している一文をですね、

さっき公式サイトを読んでたら発見したので、ちょっとサンプリングしてきますと、



「ジェシー、ロバート、チャーリー(ロバートの兄)

彼ら全員の魅力は第一印象と実際の彼らの違いだ。

それぞれの問題を乗り越えていくときに彼らのほんとうの姿が初めて見えてくる。」



…こう監督さんは語っています。



そうなんですよね。



本当に、このロバートにしても、

最初に出てきた時はただのバカボンみたいな、そんな印象しかなかったんですが、

それが徐々にそれだけではない、ジェシーが気に入る何かを持った。


そんな男に見えてきますし、なっていきますし、

そして、その変化がまた自然に表現されてますし。



そこが個人的には凄く良かったなぁと思ってたんですが、

さすが監督さんですね。


ちゃんとそれを分かってたとは。(当たり前か)



うん、そこもやっぱりあれですよね、

このケイシーの演技力の賜物と言わざるを得ない部分ですよね。




…と、いうようなわけで、

軒並みこの、役者さんの演技や映画全体の雰囲気造り、

そして、なにげに音楽と、その場面場面で鳴らすタイミングなどもですね、

非常に良かったと思えた、この「ジェシー・ジェームズの暗殺」なんですが。



ただ、ちょっと残念なのが、ストーリー…というか、

…ストーリーですかねぇ。



いや、なんか、冒頭からしばらくは結構良かったんですが、

中盤がどうもイマイチ何をしてるのか分からない展開が続きましてね。


…というか、これが何を言ってるのか分からないと思うんですが(爆)



いや違う、なんなんでしょう。



これは一体何なんだと。


どれが本筋なの?みたいな。



あのですね、

冒頭でジェームズ一味が列車強盗をしましたと。



で、その後は当然のごとく、皆、潜伏と言うかそれぞれバラバラに暮らしてますと。


次の仕事の計画待ちみたいな感じでもあるんですかね。



で、その間の出来事が結構な時間描かれているんですが。


ここがイマイチよく分からなかったんですよね…。



いや、よく分からないというか、単純にあんまり面白くなかったと言うべきか…。



こう、ジェシーが一味の家をそれぞれ回って行ったりしてるんですが、

これはなんでそうしてるのかとか、その辺がねぇ。


こう、パッとしないと言うか。



うん、まぁ、最後まで観た今となってはその、

ラストへ向けてのストーリーとして必要なエピソードだったというのは

なんとなく分かるわけなんですが、

ただ、ほんとに結構な時間そういう展開が続きましたのでね。



も尺なだけに、

ひょっとするともうちょっと短くできたんじゃないの?

…っていう疑問が湧いてきてしまう所がちょっと残念だな、と。


思ってしまったんですねぇ。



とは言っても、

これを2時間で…と言われると若干物足りなさも感じるんじゃないかとも思う。



そんな、雪降るウェンズデーなんですけども。



この辺はどうかなぁ。


人によりけりな感じもあるのかなぁ。



個人的には、とりあえず↑こういう評価になりましたけどねぇ。



あと、ロバートのその後もしっかり描いてくれていたのも良かったですよね。



実話なので当たり前ですけど、妙にリアルな結末で。


やっぱり、そういうもんだなぁ…みたいなね。



そう、この作品は実在の人物を描いているという物語なんですが、

かなりの部分で想像、推測が入っているという事にも関わらずですね、

ジェシー、ロバート共に妙な人間クササを見事に表現できてる。



そこがキましたね。



ほんと良かったです。


面白かったです。



う~ん、これはDVDじゃないような気がするなぁ。


なんかねぇ、雰囲気とかが結構重要だと思いますので。


観られるのであれば、是非劇場で…ですかねぇ。



骨太い映画ですのでね。


はい。




というわけでございました、「ジェシー・ジェームズの暗殺」

6個のち9個で!





…はい、もうという事で。


映画観に行くとか無理です(爆)



だからもう、土曜日公開の「母べえ」とか、「陰日向に咲く」とか。


次回はこの辺を観に行こうかなって思ってます(´д`)


…雪とか降ってなければいいですけど…(´д`)



じゃ、そんな事でして、風邪とかにはくれぐれもお気をつけて。


シーユー(´・ω・`)ノシ




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