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2007年11月 3日 (土)

クワイエットルームにようこそ [映画]

Qr

★★★★★★★☆☆☆

http://www.quietroom-movie.com/ (クワイエットルームにようこそ 公式サイト)



「クワイエットルームにようこそ」

1日映画の日に観てまいりました。




”映画の日”って事もあってか、

平日の夜にしてはそこそこお客さんがいました。


まぁ、そんな中映画が始まって、こう観てたわけなんですけど。



アハッハッハ!


ハハハハハ…



…え、どこどこ?(`Д´≡`Д´)

どこで笑ったの、今…?(`Д´;≡;`Д´)



ちょっと、最初こんな感じになる場面がいくつかあって、

正直戸惑いまして…(爆)



いや、別に笑うのがダメとか言ってるんじゃなくて、

どこで笑ったのか分からない感じがほんとにあって…。



で、その笑ってるのが一人の人なら、まだその人の好みなのかなと思えるんですけど、

結構、何人もの笑い声が同時に起こる中、そういう感じだったので、


(あれ、これは自分にはこの映画向いてないのかな…(`Д´;≡;`Д´))


…なんて事をしばらくの間思いながら観賞しておりました。




松尾スズキさん

…という方の作品を観るのは多分これが初めてだと思うんですけど、

ふぅむ、なるほどねぇ。



うん、正直、”笑い”っていう意味での面白さは、

自分的にはあまりなかったように思いますが、

でも、作品としての面白さはそこそこ良いものがあったかなって。


思いましたねぇ。



いや、でもちょっと…、

あの”自分だけ取り残されてる感覚”というのは、ある意味怖いですね…(爆)



なんか、「世にも奇妙な物語」的な…。




Qr2













”28歳のライター・佐倉明日香(内田有紀)は、

ある日目が醒めると、白い部屋に拘束されていた。


そこは通称“クワイエットルーム”と呼ばれる、

女子だらけの閉鎖病棟内にある保護室だった。


見知らぬ場所、見知らぬ人――。


記憶がない上に、担当医と、同棲相手の鉄雄(宮藤官九郎)

双方の同意がないと退院できないという逃げられない状況に直面した明日香は、

他の個性強すぎる患者たちと供に、非日常的な世界で生活することを強いられる。”




ようはこれ、内田有紀さんがうっとおしいって事?



いやいや、誰がうっとおしいねん(´д`)



Qr3












内田有紀さん、好きなんですよねぇ。


昔から。


10代のころからの密かなファンであります。



で、そんな内田さんも吉岡秀隆さんと結婚されて、

で、離婚されて…。



そして、その後に女優に復帰(?)されてからの何かのドラマを

チラっと観たことあったんですが、

(おおぅ…、この演技は……(;´д⊂))

…なんて事を思ってしまうほどのブランクの長さを感じたりもして…。



でも、今回はっちゃけてましたねぇ。



これはちょっと、内田さん自身、

女優として一皮剥けて新たな境地に入った様な、そんな感じなんじゃないですかね。


そのくらい、観てて不安になることもほとんどなく、

良い演技をされてたんじゃないかなと思います。



逆にちょっと、ここまでしていいの?

…っていうそういう不安はありましたけど…(笑)


いや、でも凄く良かったですよねぇ。



で、映画の内容の方はというと、



Qr4










仕事と恋愛のストレスからアルコールと睡眠薬の過剰な摂取で意識を失い

病院に担ぎ込まれた明日香は、”クワイエットルーム”で目が覚める。


手足を拘束され、倒れる前の記憶もなく、仕事の締め切りもとっくに過ぎている。


そんな状況でなんとか病院から出ようとするが、

自分の意思ではなく、担当医と保護者の同意がなければ退院できない。


そこで明日香は仕方なく、この病院でしばらく過ごすハメになるが…。



…という、ちょっと↑にほぼ同じ内容の文章がありますけど(爆)


最近、これが非常に気になってます(爆)


明らかにどっちかいらんやろ、と(爆)



ということでですね、

この病院は”精神病院”という事で、他にも色々な患者が入院しているんですね。


過食、拒食、レズビアン(?)、頭を燃やしちゃう人、退院するフリをする人…


そんな、”普通ではない環境”がそこにはあります。



まぁ、これ映画ではデフォルメされて、

ちょっと面白おかしくされてましたが、実際はもっと異質な感じなんでしょうねぇ。


実際行ったことないので分からないんですけど。



だから、そこで内田さん演じる明日香の、

”自分はまともな人間なのに…早くここから出たい”と思う気持ちはよく分かります。



でも…その”自分だけはまともな人間”って思ってた自分が実は…、

ていう所があれなんですかねぇ。


この作品のミソというか、何かこう、観てる人への問いかけ…みたいな。



そんな感じなのかなって思いましたけど。




Qr5













でも、正直言ってしまえば個人的にはそんなに、

”共感できた”とか”深く考えさせられた”とかいう事はなかったです、はい。


これはもう、ウソをついても仕方が無いのでね、

うん、仕方がないです。



単純に、内田さんの演技が良かったなぁという…

まぁ、ファン補正というフィルターを通しての意見でもありますけど。



あと、ラストがね。


結構、気持ちの良い終わり方というか、あの…

”捨てる”?とことかね。



ああ、なんかパッと見にはヒドイととられそうな行為なんだけど、

でも、なんか分かるなって……そうだよねっていう。



人生って結局そういうもんだし、それの繰り返しで生きていくもんだよねっていう。



…なんか結構、”共感”できて”深く考えてる”んじゃないの結局は?

っていう、ご意見ご感想も受け賜わりそうな気もしてきましたけど(´д`)



でも、そうですね、

ラストでちょっとこの映画に対する評価の方も変わりましたかね。



Qr6










あと、出演者の方もなにげに豪華でした。


クドカンさん、大竹しのぶさん、蒼井優さん、りょうさん、妻夫木さん…


全員個性もあって、脇役に留まらない存在感で。



ただ、ひとつちょっとになったことがあって…。


こう、あんまり言うべき事ではないのかもしれませんが、

クドカンさんのなんですけど…。



最初見たときには、役作りというかそういう感じなのかなって思ってたんですけど、

特にそこに触れる事無く終わったんで、多分そうじゃないんでしょうね…。



なんか、最近の芸能人の人の歯って、

みんな凄く歯並びも奇麗じゃないですか…。


だから、それに見慣れてたんで、ちょっとビックリしちゃいまして…(;´д⊂)



まぁ、それで別にどうだって事もないんですけどね…。


なんか、できるなら治したらいいのにな…なんて思ってしまったので…(笑)



はい、そんな感じですねぇ。



この、なんつうんだろ、

変な人がいっぱい出てきてなんやかんや…

みたいなノリの笑いが好きな人には普通に笑えて楽しめるだろうし。



別にそれだけじゃなくて、

この明日香と同じ年代の女性にとっても共感できる部分はあるのかもしれませんし。



そこはまぁ、誰が観ても損をする作品ではないかなっていう感じはしましたね。



…あ、でも、往年の内田さんファンの方には必見じゃないでしょうか(´д`)




というわけで、「クワイエットルームにようこそ」

7個で!





次回。


次回は、「ALWAYS 続・三丁目の夕日」とか。

「オリヲン座からの招待状」とか。


この辺が気になりますかね。



あと「バイオハザードIII」も観たいか。



という事で、この3作のいずれかの感想を書きたいと思いつつ。


では、またその次回で(´・ω・`)ノシ




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