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2007年11月15日 (木)

転々 [映画]

Tt_2

★★★★★★★★☆☆

http://tokyosanpo.jp/indexp.html (転々 公式サイト)



「転々」

アミューズCQNにて観てまいりました。



面白いねぇ~。


これねぇ~。



もう、この単館で公開してる邦画ってハズレ無しなんですかねぇ。


って、思ってしまいますねぇ。




テレビドラマ「時効警察」三木聡監督。


主演はオダギリジョーさん、三浦友和さん。



「時効警察」観てないんですよねぇ。


結構、カルト的な人気と面白さがあるとは前々から見聞きしてましたが。


ちょっとそっちも観てみたくなったなぁ。




小粋な小ネタと、それに付随する小ネタ


さらにちょっぴり切なくなる小ネタもあり、思わず涙が出ちゃう小ネタ



…ま、ようは小ネタ満載なんですね。



でも、冗談のようですけど、あながち↑の文も間違ってはないですよ(笑)



ほんとに笑えて切なくなって、

そして、ちょっぴり泣けちゃう…と言ってもいいでしょう。


それくらい、良い映画良い脚本でしたよね。




Tt2















”大学8年生の文哉(オダギリジョー)は、家族もなく、孤独で自堕落な生活を送っていた。


いつの間にか作った借金は84万円


返済期限まで残すところ3日…

という時に、借金取りの男福原(三浦友和)がやってきて、

東京を散歩するのに付き合ったら、借金をチャラにすると提案される。


返すあてのない文哉は福原の条件を呑むしかなかった。


井の頭公園の橋から、男二人の奇妙な旅が始まった。”




もう、この↑の二人が並んで歩いてるだけでおかしいでしょ…(笑)



冒頭から、友和さんがオダギリジョーの家に踏み込んできて…

という所からこの映画が始まるんですが。



映画を観る前は、

なんかこう”借金取りと借金男”という間柄で物語が展開していくのかな、

なんて思ってたんですが、そうでもないんですね。



そこはほんとにきっかけに過ぎなくて、

その二人の裏の部分というか、過去の部分だったりが重要なんです。




”突然の借金取りの男からの提案に、

疑問に思いつつも同行する他に借金を返すあてのない文哉。


そして、二人でただ東京の街を歩くうちに、福原が散歩をする本当の理由を知る。”



…という事なんですけども、

その福原の”散歩をする理由”というのが、物語上重要なんですねぇ。



でも、その理由というのを最後まで引っ張るのかなと思ってたら、

それが意外に早く明かされちゃって。


そこも良い意味で驚かされましたし、

ああ、じゃぁ、この先どうなるんだろ…とさらなる期待を持たされましたし。



ま、これもネタばれというほど隠すものでもないかもしれませんけど、

単純に知らない方が作品を観た時の面白さも上がると思いますので、

ここではその”理由”には触れないでおきましょう(´д`)




で、その道中ですよねぇ。



その道中、先ほどから言っております小ネタ、

あと小ネタな登場人物


これですよね(笑)



この登場人物がねぇ~~~(笑)


また、面白いんですよねぇ~~~(笑)



まず、なんと言っても岸b……おっとっとっとっとっと( ´⊃⊂`)


ノンノンノンノンノン…( ´⊃⊂`)



これは言っちゃうとなぁ~~(笑)


面白さが半減しちゃうしなぁ~~(笑)




いや、でも脇役なんだけど、凄く良い味のある脇役の方たちで、

小ネタとはいえ、この人たちがいないとこの映画は成り立たないというか。


そのくらいの存在感と、あとやっぱり面白さがありましたねぇ(笑)



そうなんですよねぇ~~~(笑)


面白いんですよねぇ~~~(笑)



やっぱり、自分が一番面白かったのは石h……うっふっふっふっふ(笑)( ´⊃⊂`)


ノンノンノンノンノンノン…(笑)( ´⊃⊂`)




ノン・コメント・レビュアー( ´⊃⊂`)


ノン・レビュー・レビュアー( ´⊃⊂`)



…ですよね、今回は(笑)。うっふっふっふっふっふ(笑)( ´⊃⊂`)




………(笑)( ´⊃⊂`)



………( ´⊃⊂`)




…あれ、これ面白さ伝わってますかね…?(´д`)




Tt3















もう、言わなくてもいいでしょうけど、

オダギリさん、友和さんは良かったですよ。


キャラクター、演技共にね。



ちょっと、この映画には、この二人以外の役者さんの顔は浮かんできませんよね。



ま、もうだから、

この二人ありきで監督さんもディレクションしてるんでしょうけどねぇ。


そのとか、そういうのはもうバッチシでしたよ、うん。



で、中盤、終盤になって出てくる小泉今日子さん。



この人がまた、物語上…

というかオダジョー的に凄く大事な人というか。


大事な人になって行くんですね。



ま、もう、みたいな。



こう?みたいな。



Ю?みたいな。(いやいや)



これбжで、こうЮ?みたいな。(意味不明)




ああ、もう言いたい(笑)( ´⊃⊂`)


でも、言えない(笑)( ´⊃⊂`)



…ま、別にこれも隠すほどの事でもないんですけどね、本当は(爆)



まぁ、でもこの作品に関しては、

ストーリー的に凄い波のある展開とかドンデン返しがある…

とかいうわけでもなくて、どっちかというとウスーーイんですよね。


ウスーーーイストーリー展開というか。



だから、ちょっとした事でも知らない方がいいかなって思いますしね。


この作品を100%楽しむなら。



うん、そういうのを知ってしまうと、

さすがに小ネタだけでもな…っていう事にもなりかねませんから。




でも、最近こういう薄味のお話っていいなぁって思いますよねぇ。


なんか。



感動ぅ?すればぁ~?(´д`)



…みたいな映画多いじゃないですか、結構。


特に邦画なんかにはねぇ。



お前はクレヨンしんちゃんか、みたいな。


お前は邦画界のクレヨンしんちゃんか、みたいな、ね。



そういう意味では、冒頭でも言いましたが、

こういう単館系の邦画には低予算(ぽい)で薄味で質の良いね、

そういう映画が多いなって、今日思いましたね。


はい。




あと、これラストがねぇ。


また良いんですよ。



ちっ、やられたなぁ~~ちくしょう。


ああ来るか、この野郎。



ちっ、言いてぇな、この野郎(´д`)




いいなぁ~~、あれもなぁ~~。



いや、多分、アレを観た人の中には、

(え、こんな終わり方…?(´д`))…っていう人も結構いると思うんですよ。



でも、自分的にはあの終わり方大好きですね。


あのオダジョーの一言で終わる、あの終わり方が大好きですね。



だからもう、いいんですよね、あれで。


あんなもんで。



あそこで、あの文哉の人生が終わるのなら

もうちょっと盛り上げないとダメなのかもしれないですけど、

また次の日が来ますからね、生きていかないといけない。



だから、もう、あんなもんでいいんですよ、うん。


ああ、文哉だけじゃなくて、福原にとってもそうですよね。



まぁね、三木監督が、

ここまで大袈裟な意味を込めてあのラストにしてるかは分かりませんけど、

でも、そう取れるようなあのラストシーンが自分は好きですね。


ええ。




はい、そんな感じで、凄く良い映画でした、この「転々」


是非是非、劇場、又はDVDででもご覧になられてはいかがでしょうか!


という、こんなお決まりの文句で締めさせていただきつつ…




そんな事でございまして、「転々」

8個で!





次回はぁ、あれですね。


今、近場でよく利用しているユナイテッド・シネマで、

”名作アニメ特集”みたいなのをやってるんですね。



「AKIRA」やら「時をかける少女」やら「鉄コン筋クリート」やら。



その辺の作品が週代わりくらいで上映されていて、

で、その中に前々から観たい観たいと思ってた

「秒速5センチメートル」という作品があって、それを今やってるんですよ。



で、それが今週の金曜までという事なんで、

これはなんとしても観に行かねば、っていうところなんでして。



なので、次回はその「秒速5センチメートル」について、

熱く、そして心の趣くままに、レビュー&レビューしてみたいと。


常日頃から思っております_(._.)_



それでは、そのまた次回。


アテブレーデ、オブリガード(´・ω・`)ノシ




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コメント

Surさん、今朝もお邪魔しております♪

はぁ~もぉね、トップにある画像見ただけで面白そぉですね!!!
オダジョー主演というだけでも魅力なのに、この三浦友和さんがねぇ~、『ALWAYS』のお医者さんとは別人みたいですね。

そうそう、単館でかかる作品って興味そそられます!
なのになかなかそこまで行けないことが悔やまれます。
低予算でも面白いのが作れる、というのを堪能したいですねぇ。
今作もぜひDVD化を待って鑑賞したいです。

そして今朝もSurさんのレビューで、朝のゲラゲラ笑いをしてしまった私です。。。ありがとねぇ♪


投稿: なぎさ | 2007年11月15日 (木) 09時17分

なぎささん、
一日違いですが、おはようです~!_(._.)_

いやぁ、面白かったですよ~、転々!
そうなんですよ、
ちょっと今までこんな友和さん見たことなかったので、
凄く新鮮で良かったですねぇ。

うーん、自分的にも単館上映の作品を観に行くのは、
結構な時間と労力がいりますから、
なぎささんが中々行けないというのは凄く分かります(泣)

遠いんですよね(爆)

でもほんと、こういうのが大々的に上映されてればねぇ、
邦画のイメージも随分変わるんじゃって思うんですけどねぇ。

是非是非、DVDでゲラゲラ笑って下さい!('∇')
こちらこそ、ありがとうございます!('∇')

投稿: Sur | 2007年11月16日 (金) 07時45分

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