象の背中 [映画]
★★★★★★☆☆☆☆
http://www.zo-nosenaka.jp/ (象の背中 公式サイト)
「象の背中」。
台風の中、観てまいりました。
いい映画ですよ。
いい映画ですよねぇ。
いい映画のはずなんですよねぇ。
”何不自由なく暮らす48歳の中堅不動産会社部長、
藤山幸弘(役所広司)は、今まさに人生の“円熟期”を迎えていた。
しかし、ある日突然、医師に肺がんで余命半年と宣告されてしまう。
その時、彼が選択したのは延命治療ではなく、
今まで出会った大切な人たちと直接会って自分なりの別れを告げることだった。”
主演・役所広司
妻・今井美樹
今井美樹さんは20年ぶりの映画出演なんですか。
いや、でも、綺麗ですよねぇ~~、ほんと。
今いくつなんだろ、この人。
この年代の女優さんといえば黒木瞳さんがパッと浮かんできますが、
個人的には超えましたね、今井さん。
いや、ほんと綺麗です。
”人生で最も輝いた、夫婦の180日間”
”「今」この幸せを、生きていく──”
公式サイトにも書いてます、こんな言葉が。
まぁ、だからっていう訳でもないんですけど、
”こんな綺麗な今井奥さんと、がんに侵された役所さんの夫婦愛…”
みたいな内容の映画だと思ってしまいますよね、どうしても雰囲気的に。
違いましたねぇ…(爆)
これが、微妙~~んに違いましたねぇ…(爆)
もっと、感動できたんじゃないかと。
もっと、このドシャ降りの雨の様に泣けたんじゃないかと。
思ったのになぁ~~(´д`)
冒頭からいきなり役所さんががんを告知されるシーンから始まります。
この時の役所さんの演技はさすがだなぁと思いましたね。
もちろん、自分はこんな状況に置かれたことはないですけど、
でも、こういう時って意外とあんな感じになると思うんですよね。
もう、ちょっと笑うしかない…みたいな。
そら、いきなりそんな事言われても信じられませんもんねぇ…。
余命半年なんて言われても…。
だから、あそこで変に大袈裟なリアクションをとらないところで、
(あ、この映画はいいかも)って思ったんですよね。
そして、そこからは次第にその事実を受け止めて、
部下に当り散らしたり、どうしようもない現実にもがいたり。
うん、いいねぇ。
役所さんはやっぱり良い演技しますねぇ。
なんつって。
それで家に帰る。
はい、出てきました、今井さん綺麗~(´д`)
いや、こんな奥さんいたら、そら死んでも死にきれませんよ、ほんとに。
布袋氏超羨ましい~~(´д`)
なんつって。
でも、やっぱり奥さんには中々打ち明ける事はできない。
いや、むしろ打ち明けない方が今井さんの為になる。
彼女が苦しむのはできるだけ短く、できる事なら一瞬でいい。
その想いから、息子にだけはガンに侵された事を打ち明ける。
─お前は長男で、なんと言っても男同士だからな…(笑)
なんつって。
なるほど、愛ですね、愛。
これぞ、まさしく愛、夫婦愛、そして親子愛。
これは、ヤバイね。
感動の嵐来るね、今来てるのは感動の台風なの?
なんつって。
そして、お次に向いました、浮気相手の井川遥さんの家へ。
─どうだったの?検査結果は?
─ああ……ガンだった。
─…笑えないわよ…(笑)
─いや、笑わせてないよ。
─………!?クローゼットガラガラ
─今すぐ、他の病院で検査してもらいましょう…!
─いや、いいよ…いいんだ。
─なんでよ…?
─治療はしないでおこうと思う。
─死ぬまで生きていたいんだ…。
どうせ、死ぬのなら…それまで今までと同じように生きていたい。
治療をしてベットで身動きできなくなるなら、好きなように生きたい。
そう、浮気相手の井川さんに告げる役所広司。
そして、二人はそのままベッドインするのであった…。
なるほど、愛ですね、あィ……ってチョチョチョチョチョチョチョチョ…Σ(゜д゜|||)
なんつって。
チョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョ…Σ(゜д゜|||)
いらんいらんいらんいらん。
いらんて、そんなん~~……(´д`)
そうなんですよ、役所さん、
思いっきり浮気してるんですよ。
まだ冒頭ですからね、これ。
ここから感情移入していこうかという、その矢先に浮気してますからね。
ええ~、ちょっと何よ、これ…(´д`)
”人生で最も輝いた、夫婦の180日間”
”「今」この幸せを、生きていく──”
もう、なんでしょ、
どっちかと言ったら中盤くらいまでですかね、完全に役所さんのウェイトが、
井川さん>>>>今井さん
こんなんなんですよ。
結構、自分の今の気持ちとかそういう大事な部分は、
全部井川さんに打ち明ける…みたいな。
それはどうなの…?って思ってしまいますよねぇ…。
で、それでいて、
やっぱり最後には役所さんにも人生の終わりが近づいてきて、
「お前に会えて良かった。お前は最高の妻だったよ。」
みたいな事になるんですけど…。
ここは完全に泣くところなんですけど…。
でも、もう全然、(つっても、思いっきり浮気してたしなぁ…(´д`))
としか思えないんですよね…(爆)
ここはやっぱり…(爆)
最後の最後まで……みたいな感じでしたからね。
これがどうなんかなぁ~~~っていうのがねぇ。
最初に言っていた”いい映画のはず”なんだけど…っていう事なんですけど。
原作・秋元康さん。
恐らく、秋元さん的には、
奇麗ごとじゃない、ありのままの48歳の男の人生を…っていう。
もっと言ってしまえば、この浮気=井川さん云々を抜いてしまうと、
ありきたりで平凡すぎる話にしかならないので…っていう事だと思うんですけども。
でも、いらんと思うなぁ、さすがにこれは…(笑)
せっかく、今井さんが綺麗で良い奥さんを演じてるのに、
なんか、それに泥を塗る…じゃないですけど、ちょっとそんな感じもしましたし。
もう、普通にここは、
こっちもそういう映画だと思って観に行ってるので、
夫婦愛、家族愛みたいな感じで良かったのになぁ。
仮に、こういうエピソードをどうしても入れるのなら、
それでも不自然じゃない撮り方とか雰囲気にしてほしかったですよね。
もうちょっと暗めに…というか、
どう見てもこれ、”家族愛バンザイ\(^O^)/”みたいな感じじゃないですか…(笑)
うーん、ですねぇ、
そこが凄く残念に感じましたねぇ。
とは言っても、
役所さんの鬼気迫る演技。
終盤になってからのやせ細った体と懸命に生きようとする姿には、
文句なしで感動を覚えますし、見入ってしまいます。
そして、それ以外の物語全般で見ても、
決して悪いところばかりではなかったのも確かですので、
その↑で言った部分だけですね。
個人的にはここだけもうちょっとなんとかしてもらえれば、
非常に良い映画だった、と言えたと思います…(´・ω・`)
そういえば、どちらかと言うと年配の方が多かったですけど、
そういう方にはどうなんだろうな…(´・ω・`)
意外と男性陣には、「分かる、分かる(´д`)」みたいな事になってたりして…(笑)
ということで、「象の背中」。
★6個で!
…前回に、”忙しくてブログ書けない”なんて言ってましたけど、
やっぱり暇になってしまったのでこうして書いてます(爆)
そして、こちらもまた、”次は「クローズ ZERO」観に行きます”…
なんて言ってましたけど、こちらもなんか違ってしまいました(爆)
なんかこう、あるんですね。
普段、近場で映画を観る場合は2館をメインに通ってるんですけど、
そこのポイントとか時間との兼ね合いで今回はこっち…っていう(´д`)
ま、だから、次こそは「クローズ ZERO」。
観てきたいと思います(´・ω・`)ノシ
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