ヱヴェンゲリヲン新劇場版:序 [映画]
★★★★★★★☆☆☆
http://www.evangelion.co.jp/ (ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 公式サイト)
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」。
観てまいりました。
実はこの記事、昨日書こうとしたんですが、
そこで公式サイトとかを探す為に”エヴァ~”で検索してみたところ、
こちらのサイトさんがちょっと目に留まりまして。
http://homepage3.nifty.com/mana/eva.htm (新世紀エヴァンゲリオン)
こう、作中の色々な謎や疑問の解説なんかをしてらっしゃるサイトさんなんですが、
正直、この作品を前に観たのはもう12年前…になるんですか、
その当時のテレビ版だけだったので、細かいところはもう忘れてしまっていて…(汗)
だから、丁度いいやと思って復讐がてら読んでいたら思わず読みふけってしまって、
肝心のこちらを書く時間がなくなってしまった…という訳なんですが(爆)
いや、でも、なるほどなるほど。
おかげ様で、
以前、テレビ版を観た時に感じた疑問点などは大体解消しましたねぇ。
ぶっちゃけ、テレビ版を観終わった後の感想としては、
あの”謎丸投げエンディング”のおかげで、
(なんじゃこの、底の浅さは…(´д`))…っていう感じだったんですけど。
今回↑のサイトさんを拝見して、いやいや中々どうしてこれ。
旧約聖書になぞらえたストーリーで、結構深みのあるお話じゃないですか。
こういう系統のお話は全然嫌いじゃないです、私、ええ(´д`)
とりあえず、この記事を書く前に、
そこのところの誤解が解けたのはよかったかな、と。
思います。
”突如として世界を襲い、
人類の半数近くを死に追いやった未曾有の大災害“セカンド・インパクト”。
この混乱から世界が平穏を取り戻し始めた頃、
14歳の少年・碇シンジは第3新東京市にいる父、ゲンドウから呼び出される。
そして、3年ぶりの再会となる父が出迎えた場所、
それは特務機関NERVの本部だった。
そこで極秘裏に開発された巨大な人型兵器
“エヴァンゲリヲン”を見せられたシンジは、
国連軍を攻撃する正体不明の巨大生物“使徒”との戦いを命じられる。
果たしてシンジは世界を救うことができるのか…?”
これ、絵は一から書き直してるのかな?
なんか、結構その辺も期待して観てたんですけど、
絵的にはパッと観て12年前のものとたいして変わらないクオリティでしたよねぇ。
まぁ、見比べてみたわけではないので正確にはわかりませんけど…(笑)
でも、もう~ちょっとなぁ、
単純な迫力というか、せっかく10年ぶりにリメイクするんだから、
以前ではできなかった今だからこそ…みたいな、
そんなクオリティの高さが欲しかったかな、と思いましたねぇ。
ま、あんまりCGCGとかするのもなんですけど。
けど、作品の内容的には、最近でも観た「ベクシル~」とかと違って、
これだけ世界観が出来上がってる作品だけにねぇ。
そこがちょっと惜しいかなと思いますよねぇ。
そう、”世界観”という点では、
本当に昨日↑のサイトさんを読んでからなんでけど、結構面白いなと思いました。
”アダム” ”リリス” ”リリン” ”ロンギヌスの槍” ”使徒” ”エヴァ”…
こういうキーワードが出てくるだけでもちょっとワクワクしますし、
なんか謎が解けて辻褄があってくると、単純に(おお、おお!)みたいな…(笑)
そんなパズル的な楽しみ方もできそうな奥の深さはありますよね。
でも、まぁ、その”世界観”の良さは段々とは分かって来たんですが、
でも、そこでちょっと気になるのがですね…。
個人的にどうも、
この作中に好きなキャラクターというのが一人もいない事なんですよ…(;´д⊂)
な~~んかねぇ、感情移入できる人が出てこないんですよね…。
もう、これは前観た時から思ってた事なんですが…なんでだろうなぁ。
なんか、この作品全般のキャラに関して言えることかもしれませんが、
アニメアニメし過ぎてるような気がしないでもないんですよ…。
ポジションと人物設定が適材適所過ぎて、分かりやすすぎるというか…。
ああ、まぁ、アニメだなぁ(´д`)…みたいな感じですねぇ。
で、上記のように話的には結構深い感じだったりするので、
そこのギャップ…というか、違和感みたいものでイマイチはまれないのかなぁ…
なんて思いながら今回も観てたんですけども。
例えばこう…
「人類にとっての母なるリリス。
そのリリスとヒトの遺伝子を融合させてできたのが綾波レイなのです。」
みたいな台詞があったとしますよね。
「な、なんだと…!?リリスとヒトの遺伝子を融合させただって…!?
そ、そんなバカな事が…!?」
「…いや、し、しかし、では、そいつは一体どこにいる…!?
早くわたしにも見せろ!」
「リリスとヒトの遺伝子を融合して生まれた
綾波レイと申します。」
(;´_ゝ`)あ、ああ……(苦笑)
「実は、もう一人、アダムとヒトの遺伝子を組み合わせてできた者もいます。」
「か、かはぁー……!?ま、まさかそんな事が…。
我らにとっては神に等しい存在であるアダムとヒトをだと…!?
ゼーレは一体何を考えているんだ…!」
「…し、しかし、じゃぁ、そいつは一体今どこにいるんだ…!
私にも早く会わせろ…!」
「アダムとヒトの遺伝子を組み合わせてできた
カヲルと申します。」
(;´_ゝ`)(笑)
やっぱ、軽いなぁ~~~~~( >д<)
ええ…!?そうなん……!?っていう…。
ちょっと、そんな感じしませんか、これ…。
こんなもんに世界をどうこうされてしまうのか、わしらは…(´д`)
みたいな。
思ってしまいますよねぇ。
せめて、最低でもこれくらいのインパクトはないと。
で、やっぱり、今回もシンジはウルサイですね…(笑)
もう、わかったから早よ乗れよ…(´д`)
…と、言いたくなります。毎度毎度。
こう、ある意味では、
凄く内面的な部分を前面に押し出してくるキャラなんですけど、
でも、これだけ感情を吐露しているにも関わらず、全く共感できるものがないという。
これもなんでかなぁ、なんて思うんですけど、
やっぱり、そこでもテンプレート的な台詞しか吐かないからだと思うんですよね。
どっかで聞いたぞ、おい…みたいな。
まぁ、それでも共感できる、
シンジのような”純粋な心を持った大人”の人もいるんでしょうけど。
↑の人形に囲まれてるような。
でも、個人的にはそっち系の趣味はないので…う~~ん(´д`)
ま、そんなわけで、先ほどから言ってますけど、
その世界観の深さはお見事ですし、全然好きなんですけど、
ことキャラクターの描き方に関しては…ちょっと浅いかなっていう感覚が、
今回の「序」を観た限りでも拭えませんでしたよね。
とはいえ、すでに「序」を観てしまってから言うのもなんですが、
これからの残りのシリーズ3作についても、凄く期待したいところです、ええ。
できれば、もう”観客の考えにゆだねる”みたいなのはいいので、
ちゃんとハッキリと分かりやすい形で結末を迎えてほしいですけど…(笑)
また、前みたいな、
ワケのわからんゴマカシみたいなオチだった日にゃぁ、あーた…(´д`)
…まぁ、なんにもできないので、ここで愚痴言いますよ、ええ…(´д`)
というわけで、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」。
★7個で!
さて、次回はですね、
昨日、「ブラック・スネーク・モーン」という、
なんとも渋い映画を観てきましたので、そちらの方でお茶を濁してみたいと思います。
そういえば、結局「ラッシュアワー」観てないなぁ…(´д`)
もう、また8日から色々新作が公開になるし…
残念ですが、このままスルーという事になりますかね…(´д`)ジャッキー、フォーエヴァー
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント