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2007年9月29日 (土)

クローズド・ノート [映画]

Cn

★★★★★★★★★

http://closed-note.com/index.html (クローズド・ノート 公式サイト)



「クローズド・ノート」

観てまいりました。




アカン、ごめんなさい、

これ、メチャメチャいいわ……。



ちょっと、メチャメチャいいじゃないですか、これ…。



何これ…。


やだ、何これ……。




監督 行定 勲



も、うそ~~ん……(´д`)


ちゃんとできるやん、うそ~~~ん……(´д`)




監督 行定 勲



なんという、ふり幅の広い監督なんでしょうか…。


同監督の前作「遠くの空に消えた」のようなモノも作っておきながら、

今作のような感動作も作ってしまう…。



ある意味、この監督の掌の上で弄ばれているかのような…。



http://playground-blog.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_0006.html

(mololog 「遠くの空に消えた」 レブー)



以前にここまでこき下ろしてしまった自分はどう取り繕えばいいのでしょうか…。


そう意味でも、凄いレビュアー泣かせですよね…。



いや、感動しました。


いや、本当にオミソレしやした、今回は…_(._.)_



…まぁ、できれば毎回このレベルで撮っていただければ

自分もこんな事で謝らずに済むんですけども…(笑)




Cn2













”女子大生の香恵(沢尻エリカ)は引っ越しの際、

前の住人が忘れていった1冊のノートを見つける。


ある日、香恵はそのノートを開くが、

挟まれていた写真にノートの持ち主の伊吹(竹内結子)がいた。”




バッチーん来ましたね。


配役が。



沢尻エリカさん、竹内結子さん、伊勢谷友介さん、永作博美さん…etc



まさに、配役の勝利、

これは、もうベストに近い配役と言ってもいいんじゃないでしょうか。



え、サエコさん?……う、うん、そうですね、良かったですよ、ええ…(;´д`)



その中でも、竹内結子さん!

光ってたなぁ~~(  >д<)



もう、綺麗だし、良い先生だしでねぇ~。



正直、今までそんなに好きな女優さんでもなかったんですけど、

今回の作品では、もう竹内さんありきですよねぇ。


そのくらい良かった。



もちろん、沢尻エリカさんもその存在感、演技共に、

もう、女優としての貫禄すら感じられるほどに安心して観てられますよね。




─引っ越した先の隠れた戸棚の中に前の住人の日記を見つけ、

悪いと思いつつも好奇心で読んでしまった香恵。


しかも、その日記を書いた持ち主が自分も将来なりたいと願う教師。



親近感からか、日記を書いた伊吹という女性への単純な興味からか、

暇を見つけてはその日記を読みふけり空想する日々。



そんなある日、バイト先の万年筆屋で奇妙な男石飛(伊勢谷友介)出会う



万年筆を真剣に選ぶ石飛とのその店でのやりとりや、

画家を目指し、香恵をモデルにした絵を書こうとする石飛の姿に

次第に惹かれて行く香恵。



そして、そんな想いを抱く自分と伊吹の書いた日記とをだぶらせ、

時にはそこに書かれた言葉に励まされながら、香恵は石飛に近づいていく……




…おおっと、ノンノンノン(´д`)チッチッチ


ここまでここまで(´д`)



この先は是非、劇場でご自分の目で観てきてくださいましね(´д`)チッチッチ




Cn3 Cn4

Cn5_2













あれは一体なんだったんでしょうか?


「遠くの空に消えた」は



実は、あんな映画は実際には存在してなかったんじゃないのか。


今となってはそんな風にすら思ってしまいます。



そのくらい良かったし、好きですねぇ、この映画。


うん、今年観た邦画の中でもベスト3に入るくらいに好きですね。





Cn6















なんかこう、

ピチュンピチュン、ハートを矢で射抜かれる?みたいな。



そんな、ハートスナイパーな言葉の数々もあり。



いや、ホント良かったなぁ~~。(しみじみ)



もちろんそれは、

原作からして良い作品なんだろうなっていうのは分かるんですけど、

やっぱりそれだけじゃ良い映画にはなりませんからねぇ。



キャスト、スタッフ、そして監督さんの腕による所は”大”なはずですから。



そう考えると元々は腕のある、

”やればできる子”だったんでしょうねぇ、この監督も。(しまいに怒られるぞ)



あと、音楽も良かったですしね。うん。


いや、ほんと今回は褒めるところしかないかなぁ。



映画の時間的には2時間30分くらいあったんでしょうか。



でも、この作品に関してはこれくらいの時間は必要だと思うし、

逆にこれを2時間にまとめよう…なんて考えるとダメになってしまう気がします。



沢尻さんパートと竹内さんパートのバランスも凄く良かったですし。


どちらの物語にも興味を惹かれるし、続きが気になる。



だから、それをそう思わせるのには、この時間が必要なんですよね。



特に竹内さんの先生っぷりには…もうね(;´д⊂)


を禁じえませんよね…。



いや、ほんと良い先生だったなぁ~。(しみじみ)




そんなわけで、

凄く感動できましたし、面白かったです、この「クローズド・ノート」



「遠くの~」で騙された方もですね、

もう、それこそ騙されたと思って一度観に行かれてはいかがでしょうか…(笑)




「何かを信じられなくなった時、信じ続けるパワーをくれる映画を撮りたかった。」



この言葉は、この作品でこそ聞きたかったな…(´д`)





というわけで、「クローズド・ノート」。

9個で!!





さて、次回は…

もう、「エディット・ピアフ」ですね。


実は、今回この「クローズド・ノート」を観るか、これを観るか、

チケットを買う直前まで悩んだんですけども。



まぁ、結果的にはこっちも良かったのでなによりですが、

やっぱり、あの「愛の賛歌(っていう曲名でしたっけ)が流れるたびにねぇ。


心惹かれるんですよねぇ。



というわけで、次回は「エディット・ピアフ」を観てきます(´д`)




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2007年9月23日 (日)

めがね [映画]

Megane

★★★★★★★☆☆☆

http://www.megane-movie.com/ (めがね 公式サイト)



「めがね」。

観てまいりました。




確かに!


”たそがれ”たいです、最近…(´д`)



どうもちょっとここのところ、

ハートブロークン気味の当ブログのマネジャー、

Surでございます、どうもこんばんは_(._.)_



やっぱねぇ、色々疲れますよね、この世の中…。



そんな現代社会に生きるハートブロークン気味の自分も含めた皆様にとっても、

この映画のヌルさ加減は心地よいモノなんじゃないかと思われます。



はぁ…、

ほんと一週間くらいこんなところで”たそがれ”たいですねぇ…(´д`)




Megane2














旅人・タエコ(小林聡美)がたどり着いたのは、

透明感あふれる日差しと爽やかな風が心地よい海辺の町。


渚をゆっくり、ゆっくり歩いた先には、奇妙な懐かしさをたたえた小さな宿が。


彼女がそこで出会う人々はみんなどこか風変わりだったり、

どこにでもいそうだったり。


ゆるやかな時間を思い思いに過ごす彼らは、なぜか全員、めがねをかけている―。”




ヌル~~いんですね、この映画。


とにかく。



これといったストーリーがあるわけでもなく、

これといった面白みがあるわけでもなく、

これといった感動作であるわけでもなく。



ただただ、ヌル~~い展開と時間が流れて行く映画で。



地名もわからず、目的もわからず…もひとつオマケに、

登場人物の詳細なんかも明らかにはされません。


この人はどこで何をしていて、どんな過去があるのか、とか。



だから、最初にも言いましたけど、

最近少々お疲れ気味の自分にとっては、逆にちょっとシンドイ内容かな、と。


初めは思ったんですよね。



こう、観る側が(ああ、こういう映画ね…)って妥協しないといけないというか。


やたらと間が長いし、台詞が多いわけでもないし、展開もさほどないしっていう。



それでも、まぁ、ダラーッっと観てたらですね。



…いや、でもダラーッっとした映画なんですよね(爆)


にも関わらず、さらにダラーッっと観てたんですよ。



じゃ、まぁ、(あ、なんかいいな…)って思いましたよ。


そこからですかね。



この映画のヌルさ加減も、そんなに悪くないかなって思いだしたのは。




Megane3













あと、飯が旨そう~~~。


観たのが昼前だったので、腹がグーグー鳴ってました…(´д`)



こういうところで出てくるご飯というのは妙に旨そうに見えますね…(笑)



だから、もう、とりあえず、そういう海、飯、景色…みたいな、

そんなアバウトな部分の印象しか残らないような映画なんですが、

でも、そこが逆にこの監督さんの見せたい所なのかな、とも思いました。



もう、何がしたいのよ、この監督…っていう映画も多いだけに、

そこのやりたい事がハッキリしてる分だけまだ良いかなぁと思うんですけど。




小林聡美さん、もたいまさこさんを始めとした、

味のある出演者の方も良かったんですが、

でも、映画としてこの作品を面白くないと感じる人も、もちろんたくさんいるでしょう。



しかし、それと同じくらいにこの映画のヌルさがなんとなく良いと思える、

そんな人もまたたくさんいるんではないかと。


思います。



もちろん、自分もそんな中の一人だと思いますけどね。



いやぁ、ほんと最近、シンドイわ、なんか……(´д`)


が見たい、が…(´д`)




というわけで、「めがね」。

7個で!





次回は!


…と言っても、まだ何観るか決めてないんですよねぇ。


ちょっち、なにげに忙しい感じなんで更新も延び延びになってますが…(汗)


でも、何か観て来たら、また何か書きます!(適当)



それでは、またの機会に(´・ω・`)ノシ




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2007年9月15日 (土)

スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ [映画]

Sw

★★★★★★☆☆☆☆

http://www.sonypictures.jp/movies/sukiyakiwesterndjango/

(スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ 公式サイト)



「スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ」

観てまいりました。




んー、ちょっとぉ、これは…

期待はずれ…というほど期待もしてなかったですが…、

でも、ちょっとなぁ…やっぱり、期待はずれという事になりますかねぇ。



アイデアはねぇ、凄く面白いなぁとは思うんですけど…、

ん~、企画倒れではないんですけど、そのアイデア止まりと言いますか…(笑)



2時間、持て余しちゃったかな…という感じがしましたねぇ。




Sw2













”砂塵が舞う山奥の寂れた寒村。


そこでは平清盛(佐藤浩市)率いる赤いいでたちの平家ギャングと、

源義経(伊勢谷友介)が指揮する白いいでたちの源氏ギャングが、

村に眠ると言い伝えられるお宝を巡って激しく対立していた。


そこに1人現れたのは、

テンガロンハットで葉巻をふかす流れ者の凄腕・ガンマン(伊藤英明)


果たしてお宝を巡る源平血みどろの闘いに決着は付くのだろうか?”




「スキヤキ・ウェスタン in グラインドハウス」



この映画、あのシリーズでこんな名前で公開しちゃっても良かったんじゃないかと、

もう、映画が始まった当初から思いました…(笑)



ちょうど、タランティーノも出演してることですしねぇ。


っていうくらい、映像的にも演出的にも良い意味でのB級感が漂ってました。



ま、もちろんそこは、それを狙っての事でしょうけどもね。



で、その冒頭から結構意外な人が出てきます。


ということもあってか、その後の展開にも否が応にも期待してしまうわけです。



が、んーー



なんかねぇ、ちょっとストーリーの展開のテンポが遅く感じたんですよ。



こう、状況説明の時間がかなり長くて、なかなか源氏と平家の戦いに発展しない。


で、ようやくその時間が過ぎたかなっと思ったら、それでも源氏と平家は戦わない…(汗)



…で、もうぶっちゃけて言うと、

この映画では源氏と平家は直接的には戦いません(爆)



ここがまたまた、ある意味で意外でしたよね…(笑)



てっきり、源氏と平家の全面戦争中…みたいな所に、

伊藤英明さん演じるガンマンが流れ着いて…みたいな内容かと思ってたんですが、

…まぁ、おおすじではそれで間違ってないんですけど、

でも、その全面戦争がなくてですね、ようは最初から勝敗は決まってしまってると。



で、その源氏と平家のせいで荒廃してしまった村と人々を救うために、

伊藤ガンマンが戦う…という感じで。




Sw3 Sw6

Sw5_2













だから、お三人ほど帰っちゃいましたよねぇ…(爆)


途中で…(爆)



うん、別にだからどうだってわけでもないんですけど、

ちょうど、自分も上記の様に思い始めたその時だったんで、

(ああ、やっぱねぇ…(´д`))っていうですね。



ただ、観客自体もあまりいなくて凄く目立ってたもんで、その光景が…(笑)




いや、もっと、ストレートに源氏VS平家でも良かったのになぁ。


う~ん。



全編英語での台詞と映像的にも凝っていてパッと見は面白いんですけど、

でもストーリー的には正直言うと結構退屈でしたよねぇ。


ちょっと、キャラの設定とかが分かりづらい部分もあったように思いましたし。



あと、これ、キャスティングも凄く豪華じゃないですか。



たぶん、そこもこの映画の売りの一つで、

(ああ、なんかこれだけの人が出てるなら観てみようかな)

…なんて人も中にはいると思うんですよ。


普段、映画をそんなに頻繁に観る人じゃなくても。



でもね、恐らくそういう人もターゲットにしてるにしては、

ちょ~~っとグロテスクな場面が多過ぎる様な気がしないでもないんですね…(笑)



グロテスク~…というより、これ、やりすぎじゃない?みたいな。


ま、タランティーノが出てる時点でその意図は分かりますけども。



でも、単純な娯楽作品というか、

笑えるアクション映画みたいなのを期待して観に来た人にとっても、

ちょっとキツイものがあったのかもしれませんねぇ。



ん~だから、そうですね。



出演陣も豪華でアイデアも面白くて視覚的にも楽しめるんですけど、

でも、それに内容が伴ってなかったかな、という。


そんな感想でしたね、はい。



でも、面白い人には面白いのかもなぁ?(´・ω・`)



どうなんだろうなぁ、

三池監督も好きで、あのタランティーノテイストも好きだー!!…っていう、



ビイケカンドクト、タダンテーノガスギダカダーー!!!



…こんな方にはおススメできるかもしれません…(笑)





というわけでございました、「スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ」

6個で!





次回!


次回は「ミス・ポター」ですかね。



しかし、前にもちょこっと言いましたけど、

なんかこう、心震わされるようなタイトルがないなぁ、というねぇ(´д`)


まぁ、こういう時期も耐えてこその映画道なのかな、とも思いますけども(´д`)



んま、そんな愚痴もごぼしつつ…、

また次回お会いしましょ(´д`)ノシ




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2007年9月12日 (水)

ワルボロ [映画]

Waru

★★★☆☆☆☆☆☆☆

http://www.waruboro.jp/ (ワルボロ 公式サイト)



「ワルボロ」

観てまいりました。




「城東のボンタン狩りだーーー!!」


「うわぁぁ、ごめんなさ~~い!」



往年の不良学生映画の名作、

「ビーバップハイスクール 高校与太郎○○」シリーズを彷彿とさせる。


この「ワルボロ」ですけども。



しかし、平日のレイトショーという事もあったのかもしれませんが、

観客わずか4人



まさにそんな映画でしたね。



まぁ、とはいえ、「ビーパップ~」に関しては、

あれはあの当時の言わばリアルタイムのお話ですから、

それとこれとを比べてどうこう言うのもちょっと酷かな、という気もするんですが。



でも、それでも比べてしまうのが人情というもので、

やっぱり、そこは物足りなさ感がしてしまいましたよねぇ。




Waru2













”1980年代の立川


これまで勉強一筋だった中学3年のコーちゃん(松田翔太)は、

幼なじみで不良のヤッコ(福士誠士)が授業中に絡んできたことにブチぎれて大暴れ。


その日を境に不良に転向、他校の生徒との喧嘩の日々に明け暮れる。


だが、そんなコーちゃんの変化に、

隣の席の憧れの山田(新垣結衣)は完全無視、母は怒りまくり。


それでもコーちゃんはオールバックに短ランボンタン、

鉄板入りの鞄を携えてヤッコら仲間とともに不良街道をまっしぐらなのだった。”




…なんともこう、取り留めもなく、メリハリのない内容でした。



松田翔太さん演じる優等生コーちゃんが、

ある日突然不良に目覚め、他の5人の仲間と共に錦組を結成(元からあった?)



近隣の中学と次々に揉め事を起こし次第に不良らしさを身につけると同時に、

その変化によって”失う物”と自分にとっての”大切な物”とは何かに気づく。


…というような内容の物語なんですが。



うーん、まず、出てくる中学が多過ぎる…(笑)



十中朝鮮中二中六中、あと錦組のいる三中ですね。


2時間の間に、これだけの中学が次々と出てきます。



これはたぶん、この時代の混沌とした感じを再現したかったんでしょうけど、

でも、やっぱりこれだけ出てくる学校の数が多いと、

それだけ、どの中学とのエピソードも中途半端で雑な印象ですよね。



十中、朝鮮中、二中…という順で抗争を繰り広げるわけですが、

どれも不完全燃焼で単純な抗争物としての盛り上がりにも欠けていて、

それこそ「ビーバップ~」のそれと比べてしまうとどうしてもねぇ。



燃えるものがなかったですよねぇ。


なんか、ダイジェストを観てるような感覚で。



もっと言ってしまえば、

近日公開予定の「クローズ」の予告編の方が良かったくらいの…(爆)



あと、音楽のチョイスもなんか妙に変で、

この場面でこの音楽はないだろう、みたいな…そんな感じもありました(爆)




で、それに加えて錦組のメンツに魅力がない…。



主人公コーちゃんを含め6人いるんですが、

基本的に本当の不良と呼べるのはリーダーのヤッコ一人で、

…まぁ、コーちゃんに関しては主人公補正がかかってるので別としても、

あとの4人に関してはそのキャラすら立ってないという感じで。



それに、他校との争いにもこの6人だけで立ち向かうわけですが、

そんなもん、相手は何十何百という人数がいるので、

はなから勝ち目がないのはわかりきってますし、緊張感もない、と。



それこそですよ、

こちらも不良少年漫画のバイブル「湘南爆走族」よろしく、

一騎当千の6人が100人以上の敵を相手に…みたいなものならまだしもですね。



で、それなのにも関わらず…もう、ぶっちゃけちゃいますけど、

ラストバトルはなんじゃそれっていうくらいにあっさり勝っちゃいます…(´д`)



あの二中との圧倒的な数の差はどこいってんみたいな…(笑)


ま、どっちらけですよねぇ。




あと、そうそう、敵との抗争中に突然入る、

なんか仲間の一人のお父さん(温水さん)が家を出て行く云々のクダリも、

なんかようわからん…ホントにこの物語に必要だったの?っていう…(爆)



だから、そういう意味でも、ほんとストーリーにメリハリがないなぁというのが、

この映画を観ていて感じた全体的な印象でした。




Waru3 Waru4

Waru5













新垣結衣さんは今回結構可愛かったですねぇ。


年齢が近い(?)だけに中学生役も違和感なく。



あとは、なんといっても仲村トオルさん!



もう、まさに言わずと知れた「ビーバップ~」の主人公の一人、

仲間トオル役を演じていたその人なんですが。



でも、やっぱりこれってそれにちなんだ出演なんですかねぇ。


言ってしまえば、こんなチョイ役で仲村さんが出てるのって

それ以外では考えられないような気もするんですが。



しかし、久しぶりに観た仲村さんの不良(ヤクザ)演技、良かったです(笑)


最近ではシリアスで大人な役ばかり観てましたが、

元々はこういう役から入った人ですもんねぇ。



もう、なんならこの映画で一番印象に残ってます…(笑)





ええ~、元々のこの映画を観るキッカケになった理由というのは、

ある時、本屋で映画雑誌みたいなのを立ち読みしていてですね。



で、その中に、この映画、このコーちゃんという役について語る、

松田翔太さんのインタビューが掲載されていて、で、それを読んで、

(ほう、じゃ、とりあえず観てみるか)…という事で実際観に行ったわけなんですが。



その中で松田さんが、自分的にはこの映画はターニングポイント的な、

錦組の役者さんたちとも熱く語り合って、非常に良い現場だったと。


そんな感じの事を話していたんですね。



でも、その現場の雰囲気の良さと、

映画の出来の良さ…っていうのは必ずしも一致しないもんなんだな、と…(´д`)


そう感じてしまった秋の夜長です…(´д`)



ああ、でも松田さん自身の演技は悪くなかったと思いますよ、ええ。(フォロー)



ま、不良映画が久しぶりに観たいなって方はですね、

この秋公開の「クローズ」まで待つのが賢明かと思われます、ハイ。




というわけで、「ワルボロ」

3つで…!





次回はですね~、

今日、ほんとは「サッド・ヴァケイション」を観に行こうかと思ったんですが、

朝からの大雨で行く気をすっかり失くしてしまい観に行けませんでした…(´・ω・`)



ん~、だからもう、

次回は15日公開分の中から何か観てこようかなぁ、なんて思ってますが。


「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」あたりですかね。


「包帯クラブ」はまたこれ、なんか凄く地雷臭がしてしまいますよね…(´д`)



ま、とりあえず、そんな感じで。


では、また(´・ω・`)ノシ シーユー




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2007年9月 9日 (日)

HERO [映画]

Hero

★★★★★★★★☆☆

http://www.hero-movie.net/index.html (HERO 公式サイト)



「HERO」

観てまいりました。




おおっと



これは意外や意外…というほど意外でもないですけど(爆)


いや、結構面白かったんじゃないですか、これ。



そうですね、ちょっと「西遊記」と同じレベルで語るのは申し訳ないな…

というくらいの面白さはありましたよね…(笑)



とはいえ、↑の採点的には少し過大評価かなとも思いますが、

期待してなかった分、余計に楽しませてもらったという事で、

こんな感じにしてみましたけども。



うんうん、ほんと全然、

普通に2時間退屈せずに観られましたねぇ、この「HERO」




Hero2













”沖縄、北海道、山口を経て、

東京地検城西支部に再び戻ることになった久利生公平(木村拓哉)


相変わらずの城西支部の面々とともに、窃盗・傷害などの刑事事件を担当する。


そんな中、久利生は、

同僚の芝山検事(阿部 寛)が起訴したある傷害致死事件の裁判を任された。


容疑者が既に犯行を認めていたため、

裁判は簡単に結審すると誰もが思っていた矢先、事件は思わぬ方向へ…。”




…という事ですが。



テレビドラマの方は、

実家に住んでいる時にオカンが好きで良く観てたのを端からチラッと覗いた程度で、

まぁ、誰がどんなキャラかっていうくらいは分かるっていう感じですねぇ。



で、当然と言えば当然ですが、

この連続ドラマ時代と、あと去年になるんですか、

2時間SP版のストーリーとも結構絡んできてますので、

そちらを観てないと、ちょっと ?? という場面がいくつかありました。



…かく言う自分がその当事者にあたる訳ですが(´д`)



とはいえ、SP版を観てなくても全くついていけないというわけでもありませんので、

その辺は特に気にしなくてもいいんではないかと思われます。



で、冒頭から定番の通販ネタが来て、

で、城西支部での取り調べシーンも来て…

みたいな、大体はドラマの時と同じような展開だったのかと思いますが。



しかし、6年ぶりの共演という事ですけど、

テンポも良くて、ブランクを感じさせないノリの良さと面白さでしたよね。




大物政治家の収賄事件と絡んだ殺人事件の裁判を任された久利生ですが、

その被告人の弁護を担当したのが、敏腕弁護士の蒲生(松本幸四郎)。



巧みな弁護で久利生達検察側を苦しめます。



しかし、久利s……ってクリュウで変換されないのでメンドイ!U>ω<)ノ


もう、キムタクでいいですね。ね。



しかし、そんなキムタクは諦めず、重要な証拠を追って韓国へ。



はい、出てきましたねぇ、イ・ビョンホン



まぁ、出演時間こそ多くないけれども、

そこはやっぱキメて、カッコイイ登場の仕方して来ますよね…(笑)



そのビョンホンさん、後にキムタク&松さん、

この二人の関係の行く末にとって、重要なアドバイスを言い残し去っていきます。



あ、そうそう、日本語を流暢に話す俳優さんも面白かったですね(笑)




ここでの韓国パートでもそうなんですけど、

終始、コメディ的な要素とサスペンス的な要素が良いバランスで構成されてますので、

全体的に観ていて飽きず、そしてダレルことなく観れたかなという印象があります。




♪テテッ、テッテッテッ、テーン


♪ハゥ、ドゥー、ユー、フィー、ゴッキッゲンッ、イ、カ~ァガ…



来ました、タモさ~ん!(´д`)キャー



いやぁ、タモリさん、良かったんじゃないですか!?


やっぱり、こう登場してくる時のオーラがちょっと違いますよね~。



今回の事件の黒幕、花岡練三郎役の演技もさすがで、

キムタク演じる久利生検事との法廷バトルは中々見応えがありましたよ!




いや、ほんとねぇ、面白かったですよ、これ。



やっぱり、前評判的には今更感があるのかもしれませんけども、

でも、意外と口コミと、元々の知名度のお陰で結構ヒットしそうな気がしますねぇ。



あと、誰かを誘って観に行くのにもおススメできる作品だと思います!



そして、あのラストも……ね(´д`)ウフフ




というわけで、「HERO」

8個で!





次回は~……、

ちょ~っとまだ何を観るかは今のところ未定なんですが…。


まま、何かしら観てきたら書きたいなと思います(´・ω・`)



それでは、また(´・ω・`)ノシ




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2007年9月 8日 (土)

ブラック・スネーク・モーン [映画]

Bsm

★★★★★★☆☆☆☆

http://www.blacksnake.jp/ (ブラック・スネーク・モーン 公式サイト)



「ブラック・スネーク・モーン」

渋谷シネ・アミューズで観てまいりました。




「はじめのうちは登場人物に共感できないかもしれません。

しかし映画が終わる頃には、彼らを大好きになっていることでしょう。

ただ好きになるだけでなく、彼らが自分自身と同じだったことに気づくと思います。

人は誰でも何らかの形で傷ついているものですし、弱点も持っています。

この作品は、そんな他人と気持ちを通じ合える力を描いているのです。」


(ブラック・スネーク・モーン公式サイトより抜粋)




この、プロデューサーであるステファニーさんの言葉が、

この映画を語った物として、かなり的を得ているんじゃないかと思います。


ま、プロデューサーなんだから当たり前だという事は置いておいてですね。



うーん、そうですねぇ、ほんとこんな印象でしたねぇ。



正直、そんなに観ていて「面白い!」ってほどでもないし、

別に感動できたわでもないし、まして泣けるものでもないんですけど、

映画を観終わる頃には上記のプロデューサーの言葉通り、

ちょっと、この映画の事が、この登場人物たちの事が良いなって思えてました。



でも、”大好き”とまでは…いきませんでしたけどね…(笑)




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Bsm5













”アメリカ南部の田舎町。


かつてはブルースを愛し愛されたが、妻に捨てられ、

ブルースへの情熱をすっかり失ってしまった初老のラザラス(サミュエル・L・ジャクソン)


幼少期に受けた性的虐待のせいで心に闇を抱える、

セックス依存症の女・レイ(クリスティナ・リッチ)


ラザラスは道端に倒れていたレイを介抱し、

彼女の心の闇が消え去るまで、鎖で“カラダ”を、

音楽で“ココロ”を繋ぎ止めることを決意する。


その出会いはラザラスの中に眠っていたブルースへの情熱を呼び覚ます…。”




こんな”セックス依存症”なんて病気ほんとにあるのかなぁ、

なんて思って今検索してみたら、ほんとにあるんですねぇ。


お酒やたばこなんかもそうですが、

そういった中毒症状のあるものと同じように、やめられず、我慢できない。



そんな症状に悩まされるという風な病気だそうですが。



で、そのレイにはれっきとした彼氏がいるんですけども、

軍隊に入隊して彼氏はレイの元を離れる事になってしまう。


しかし、彼氏が旅立ったその日から別の男のところへと行ってしまうレイ。



だから、周りの人間にしてみれば誰とでも寝るただの男好き、

”アバズレ”みたいな印象しかないわけですね。



そして、一方のラザラスにしても、

実の弟に妻を寝取られ、よりを戻そうとするも拒絶されて、

半ば自暴自棄になりかけている。



そんな時に、男に暴行され道端に捨てられたレイと出会う



街でレイの噂を聞いたラザラスは、

この娘は神が仕わせた子だとして、レイをで繋ぎ更生させる事を決意する。


…といった内容でございます。




んー。


んー。


そうですねぇ。


とりあえず、そんな感じなんですよ…(笑)



で、こっから何か取り立てて面白い事があったかと言われると、

なんかそんな記憶もイマイチないんですね…(´・ω・`)



まぁまぁ、もちろん細かいエピソードなんかはちらほらありましたけども。



ん~、だから、内容が内容だけに、もう、

共感するとかは無理なので、只々観るだけしかないのはそうだと思うんですけど、

そこでそんなに派手な演出とかがある映画でもないのでねぇ。



その雰囲気?を楽しめるかどうかみたいなところだと思うんですけど。



このアメリカの田舎町の独特な感じは嫌いじゃないですし、

主演のサミュエル・L・ジャクソンですか。


この人も、言うまでもない渋さがにじみ出てるカッコイイオヤジでしたよね。



で、観てる間この人どこかで見たなぁと思ってたら、

「スターウォーズ」の…ちょっと名前忘れましたけど、

ヨーダとかと一緒にいる偉い目の黒人マスターでしたね…(笑)



一方の、このセクスィーなおねえちゃんレイも、



Bsm6_2















さっき知ったんですけど、

「アダムス・ファミリー」に出てた、あの白い顔した女の子だったんですねぇ。



そういわれると、どことなく面影がありますか。


いやはや、立派に大きく、そしてセクスィーになられて。(うんうん…)



まぁ、しかし、実際「アダムス~」を観た事がないので、

たいした思い入れがないのがなんともあれなんですけど…(´д`)



…とまぁ、そんな感じでですね。



レイとラザラスの心の交流と、ラザラスが奏でるブルース

そして、レイとその彼氏のロニーのそれぞれ抱える問題と、

その辺を絡めたストーリーが見所になってくるのかなと思いますが。



でも、これも正直ラスト付近まではあまり何も感じず観てたんですけど、

そのラストになって見られるレイとラザラスの”愛”ですね。


これは男女の愛というのではなくて、どちらかというと親子愛に近いというか。



そういった部分が垣間見られた時に最初に言った、

”この映画の事がちょっと好きになる”という、そんな感じでございました。




いや、まぁ…でも…、

もし、自分の彼女がこんな病気だったら…って思うと…


ちょっと自分には一緒にいられる自信はないかな…(;´・ω・`)


病気だとはわかっていても…っていう、ねぇ…(;´・ω・`)





というわけで、「ブラック・スネーク・モーン」

6個で!





はい、次回はですね、

もう、「HERO」を。


観て来ます。



そら、あんっなけ宣伝されたらとりあえずは観に行きますけど…

でも、これでもし、しょーもなかった日にゃぁ、あーた…(´д`)



…まぁ、なんにもできないので、ここ愚痴言いますよ、ええ…(´д`)



…というか、「西遊記」よりは面白いんやろうな、え?(´д`)




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2007年9月 6日 (木)

ヱヴェンゲリヲン新劇場版:序 [映画]

Eva

★★★★★★★☆☆☆

http://www.evangelion.co.jp/ (ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 公式サイト)



「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」

観てまいりました。




実はこの記事、昨日書こうとしたんですが、

そこで公式サイトとかを探す為に”エヴァ~”で検索してみたところ、

こちらのサイトさんがちょっと目に留まりまして。



http://homepage3.nifty.com/mana/eva.htm (新世紀エヴァンゲリオン)



こう、作中の色々な謎や疑問の解説なんかをしてらっしゃるサイトさんなんですが、

正直、この作品を前に観たのはもう12年前…になるんですか、

その当時のテレビ版だけだったので、細かいところはもう忘れてしまっていて…(汗)



だから、丁度いいやと思って復讐がてら読んでいたら思わず読みふけってしまって、

肝心のこちらを書く時間がなくなってしまった…という訳なんですが(爆)



いや、でも、なるほどなるほど



おかげ様で、

以前、テレビ版を観た時に感じた疑問点などは大体解消しましたねぇ。



ぶっちゃけ、テレビ版を観終わった後の感想としては、

あの”謎丸投げエンディング”のおかげで、

(なんじゃこの、底の浅さは…(´д`))…っていう感じだったんですけど。



今回↑のサイトさんを拝見して、いやいや中々どうしてこれ。


旧約聖書になぞらえたストーリーで、結構深みのあるお話じゃないですか。



こういう系統のお話は全然嫌いじゃないです、私、ええ(´д`)



とりあえず、この記事を書く前に、

そこのところの誤解が解けたのはよかったかな、と。


思います。




Eva2_2 Eva3

Eva4_2













”突如として世界を襲い、

人類の半数近くを死に追いやった未曾有の大災害“セカンド・インパクト”


この混乱から世界が平穏を取り戻し始めた頃、

14歳の少年・碇シンジは第3新東京市にいる父、ゲンドウから呼び出される。


そして、3年ぶりの再会となる父が出迎えた場所、

それは特務機関NERVの本部だった。


そこで極秘裏に開発された巨大な人型兵器

“エヴァンゲリヲン”を見せられたシンジは、

国連軍を攻撃する正体不明の巨大生物“使徒”との戦いを命じられる。


果たしてシンジは世界を救うことができるのか…?”




これ、は一から書き直してるのかな?


なんか、結構その辺も期待して観てたんですけど、

絵的にはパッと観て12年前のものとたいして変わらないクオリティでしたよねぇ。



まぁ、見比べてみたわけではないので正確にはわかりませんけど…(笑)



でも、もう~ちょっとなぁ、

単純な迫力というか、せっかく10年ぶりにリメイクするんだから、

以前ではできなかっただからこそ…みたいな、

そんなクオリティの高さが欲しかったかな、と思いましたねぇ。



ま、あんまりCGCGとかするのもなんですけど。



けど、作品の内容的には、最近でも観た「ベクシル~」とかと違って、

これだけ世界観が出来上がってる作品だけにねぇ。


そこがちょっと惜しいかなと思いますよねぇ。



そう、”世界観”という点では、

本当に昨日↑のサイトさんを読んでからなんでけど、結構面白いなと思いました。



”アダム” ”リリス” ”リリン” ”ロンギヌスの槍” ”使徒” ”エヴァ”



こういうキーワードが出てくるだけでもちょっとワクワクしますし、

なんか謎が解けて辻褄があってくると、単純に(おお、おお!)みたいな…(笑)



そんなパズル的な楽しみ方もできそうな奥の深さはありますよね。



でも、まぁ、その”世界観”の良さは段々とは分かって来たんですが、

でも、そこでちょっと気になるのがですね…。



個人的にどうも、

この作中に好きなキャラクターというのが一人もいない事なんですよ…(;´д⊂)



な~~んかねぇ、感情移入できる人が出てこないんですよね…。


もう、これは前観た時から思ってた事なんですが…なんでだろうなぁ。



なんか、この作品全般のキャラに関して言えることかもしれませんが、

アニメアニメし過ぎてるような気がしないでもないんですよ…。



ポジションと人物設定が適材適所過ぎて、分かりやすすぎるというか…。


ああ、まぁ、アニメだなぁ(´д`)…みたいな感じですねぇ。



で、上記のように話的には結構深い感じだったりするので、

そこのギャップ…というか、違和感みたいものでイマイチはまれないのかなぁ…

なんて思いながら今回も観てたんですけども。



例えばこう…



「人類にとっての母なるリリス。

そのリリスとヒトの遺伝子を融合させてできたのが綾波レイなのです。」



みたいな台詞があったとしますよね。



「な、なんだと…!?リリスとヒトの遺伝子を融合させただって…!?

そ、そんなバカな事が…!?」



「…いや、し、しかし、では、そいつは一体どこにいる…!?

早くわたしにも見せろ!」







Eva5_4



「リリスとヒトの遺伝子を融合して生まれた

綾波レイと申します。」








(;´_ゝ`)あ、ああ……(苦笑)




「実は、もう一人、アダムとヒトの遺伝子を組み合わせてできた者もいます。」



「か、かはぁー……!?ま、まさかそんな事が…。

我らにとっては神に等しい存在であるアダムとヒトをだと…!?

ゼーレは一体何を考えているんだ…!」



「…し、しかし、じゃぁ、そいつは一体今どこにいるんだ…!

私にも早く会わせろ…!」






Eva6_3





    「アダムとヒトの遺伝子を組み合わせてできた

    カヲルと申します。」







(;´_ゝ`)(笑)




やっぱ、軽いなぁ~~~~~( >д<)



ええ…!?そうなん……!?っていう…。


ちょっと、そんな感じしませんか、これ…。



こんなもんに世界をどうこうされてしまうのか、わしらは…(´д`)


みたいな。



思ってしまいますよねぇ。








Eva7_3






























せめて、最低でもこれくらいのインパクトはないと。




Eva8 Eva10_2

Eva11_2













で、やっぱり、今回もシンジはウルサイですね…(笑)



もう、わかったから早よ乗れよ…(´д`)

…と、言いたくなります。毎度毎度。



こう、ある意味では、

凄く内面的な部分を前面に押し出してくるキャラなんですけど、

でも、これだけ感情を吐露しているにも関わらず、全く共感できるものがないという。



これもなんでかなぁ、なんて思うんですけど、

やっぱり、そこでもテンプレート的な台詞しか吐かないからだと思うんですよね。


どっかで聞いたぞ、おい…みたいな。



まぁ、それでも共感できる、

シンジのような”純粋な心を持った大人”の人もいるんでしょうけど。


↑の人形に囲まれてるような。



でも、個人的にはそっち系の趣味はないので…う~~ん(´д`)



ま、そんなわけで、先ほどから言ってますけど、

その世界観の深さはお見事ですし、全然好きなんですけど、

ことキャラクターの描き方に関しては…ちょっと浅いかなっていう感覚が、

今回の「序」を観た限りでも拭えませんでしたよね。




とはいえ、すでに「序」を観てしまってから言うのもなんですが、

これからの残りのシリーズ3作についても、凄く期待したいところです、ええ。



できれば、もう”観客の考えにゆだねる”みたいなのはいいので、

ちゃんとハッキリと分かりやすい形で結末を迎えてほしいですけど…(笑)



また、前みたいな、

ワケのわからんゴマカシみたいなオチだった日にゃぁ、あーた…(´д`)



…まぁ、なんにもできないので、ここ愚痴言いますよ、ええ…(´д`)





というわけで、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」

7個で!





さて、次回はですね、

昨日、「ブラック・スネーク・モーン」という、

なんとも渋い映画を観てきましたので、そちらの方でお茶を濁してみたいと思います。



そういえば、結局「ラッシュアワー」観てないなぁ…(´д`)


もう、また8日から色々新作が公開になるし…



残念ですが、このままスルーという事になりますかね…(´д`)ジャッキー、フォーエヴァー




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2007年9月 2日 (日)

デス・プルーフ in グラインドハウス [映画]

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★★★★★★★★☆☆

http://www.grindhousemovie.jp/ (デス・プルーフ in グラインドハウス 公式サイト)



「デス・プルーフ in グラインドハウス」

六本木ヒルズ・TOHOシネマズにて観てまいりました。




ちょっと銀座にまで行く用事があってですね、

で、そこまで行くなら時間も有るし、何か映画を観て行こうと思って調べたところ、

この映画を発見いたしまして。



前から名前くらいは見てたんですが、どういう映画かは全く知らず、

なので、その時初めてタランティーノ監督作品というのを知って。



となると、おお、これは観たい観たいという事になって急遽観に行ったんですが、

つまり、そういうワケなので内容は全く知らないままの観賞でした。



しかし、今回は逆にそれが良い方向に働いたかなというですね。


そんな風に思えてしまう映画でしたね。



うむ、面白い!




   ※少々ネタばれ気味になっておりますのでご注意下さい_(._.)_※




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”戦慄のカー・チェイスと、

エロかわいいガールズ・トークが炸裂する究極のスラッシャー映画。



『キル・ビル』のクエンティン・タランティーノ監督と、

『シン・シティ』のロバート・ロドリゲス監督がそれぞれ1編ずつ製作したホラーを、

間にフェイクの予告編などを挟みながら繋げて、

1本の映画にするというプロジェクト『グラインドハウス』の一編。”




”グラインドハウス”というのは、B級映画ばかりを上映する映画館の事だそうで、

その名の通りこの作品の全般…と言ってもいいんですかね、

そのB級感が、フィルムの傷ついた感じやノイズ、ブレ、つなぎ目のブツギリ感…

…といった風な手法で、意図的に、ふんだんに表現されております。



まず、この単純な画的な部分でも面白いんですよね。


分かりやすくて…(笑)



そして、ストーリーの方はというとですね。


まず、この映画には8人の女性が出てくるんですが、

冒頭ではこの↓左半分の4人


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この人たちが出てきて、そうですね、なんだろ、

ストーリー…というより、なんか取り留めのない会話を延々としてるんですね…(笑)


男がどうした、仕事がどうした、ドラッグがどうした、あたしがどうしたこうした…

…みたいな。



で、先ほども言いましたが、

自分的には内容を知らないので(ああ、こういう映画なのかなぁ~)とか思いながら。


…ま、正直その部分では余り面白いとも思えなかったんですけども、

でも、とりあえず観ないことにはいきませんから。


とにかく観てました。



で、しばらくすると、出てきましたよね、カート・ラッセル



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バーで一人お酒を楽しむパム(↑の女性)

そして、冒頭から出ているその他の3人の女性(ジャングル・ジュリア、シャナ、アーリーン)



その中で、パムは男にすっぽかされ(?)挙句に外は大雨。



「マスター、誰か家まで送ってくれる人いないかしら?」


と、そこへ、横で食事を取っていたラッセルが、


「オレが送ってってやるよ」



その名もスタントマン・マイク


かつて様々な映画でスタントをこなしたという彼。



そして、そのスタントマン・マイクの乗る車がなんと…、



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ブォォォォン!!



デス・プルーフ(耐死仕様)と呼ばれるカー・スタント用の車!


時速200kmで壁に激突しても大丈夫というなんとも恐ろしいマシン…!



そんな怪しげな車に乗るスタントマン・マイクと、

ジュリアたち、パムとがひとしきり会話をした後、ジュリア達はシャナの父親の別荘へ。


そして、パムとマイクは彼の車でパムの家へと向う…


と、思いきや…!!!



ここで急にスタントマン・マイクが豹変…!



撮影カメラ用に施された、

全面強化ガラス(?)で覆われた助手席にパムを乗せたスタントマン・マイクは、

突然猛スピードで車を走らせ、恐怖に慄くパムに対し戦慄のこの一言…!!



「さっき、この車は耐死仕様だと言ったが…、

その効果があるのは運転席に乗っている時だけだぜ…(ニヤリ)」



と、言うや否やそのまま急ブレーキ…!!!



キキーーーッ……!!


ガーーーーンッ……!!




(;  ゜皿゜)……………!!



(;; ゜皿゜)顔が…パ…パムの顔が……!!ヒィィィィィ……!!




そして、その反す刀ジュリアたちの車を追いかけるマイク…!!



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ブォォォォォォォォォン!!



そんな事が起こっているとはツユ知らず…!!


ジュリア達はご機嫌な曲を大音量でかけ、

さながらパーティー気分でドライビング…!!




Dp2_2










ドンッドンッドンッドンッ!!




迫るマイク…!!



Dp4_3













ブォォォォォォォォォォン!!ブォブォォォォォォン!!




Dp2_3













ドンッドンッドンッ、ドドッ、ドンッドンッドンッドンッ!!




Dp4_4














ブォォォォォォォォォォン!!フボォブォォォォォォン!!

ボボブォォォォォォォォォッォォォォォン!!!!!





(;;; ゜皿゜)アアァァァアァァァアァァアアーーー…!!!!



………………



………………



………………




Dp7 Dp6

Dp5_2













なるほどねぇ。(冷静)


ようは全部前フリだったんですねぇ。



敢えて始めから細かなキャラ設定やらなんやらをつけておいて、

それを一気に監督自らの手で葬り去ってしまうという。



関係あるか~~~~~~い!(ノ ゜Д゜)ノ ==== ┻━━┻


みたいな…(笑)



いや、でもそこが面白いですねぇ~。



実は、今までタランティーノ監督の作品というのは、

「キルビル」しか観たことがなかったんですが、今回の作品を観て、

(ああ、なるほど、こういう事か)

…というのが、ちょっと分かったような気がしますね。



その支持されてる理由とでも言いますか。



いや、ほんと独自の世界観というか表現方法というか、

細かい所に凄くこだわっていて面白いですよね~。




で、その物語の続きはというと、

それからまた↑の4人の女性が出てきて…という展開になるんですが、

この後半もねぇ、前半の面白さとはまた違った面白さがあって、凄く楽しめましたねぇ。



タランティーノ監督のインタビューで、

「残虐なシーンを喜ぶなんて自己嫌悪に陥るかもしれないけど、

期待を煽られてその瞬間を心待ちにするはずだよ!」

…という言葉があったんですが、まさにその通りで…(笑)



ほんっと、凄まじく残酷で恐ろしい描写なんですけど、

(いつかな…いつかな…(;´д`))みたいにねぇ…期待してしまって…。


まんまと監督の術中にハマらされてる訳ですね(笑)




うん、これはやっぱりあれかな、映画の肝となる音楽

そして、車の排気音大音量と画的な迫力も結構重要になってますので、

できれば劇場で観た方がいいかなっていう風に思いました。




で、↑にも書いてますけど、9/22には「シン・シティ」の監督さんによる、

「プラネット・テラー in グラインドハウス」という続編?か何か分かりませんけど、

とにかく、そちらも公開されるそうで。



まぁ、監督が違えば映画の出来もどうなるかは分かりませんが、

でも、今のところはそちらも期待して楽しみにしたいところです!





というわけで、「デス・プルーフ in グラインドハウス」

8個で!!





さて、次回は~……、

「エヴェンゲリオン」でも観ようかなって感じですけど、も…。


でも、なんかこれももう、

前観た段階でお腹いっぱい感も否めないんですよねぇ…(´・ω・`)



まぁ、でもとりあえず…観てくるかな…(´・ω・`)




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