TOKKO -特攻- [映画]
★★★★★★★☆☆☆
http://www.cqn.co.jp/tokko/ (TOKKO-特攻- 公式サイト)
「TOKKO-特攻-」。
渋谷シネ・ラ・セットで観てまいりました。
この映画、
面白い、面白くないで言うと、面白かったです。
元特攻隊員で生き残った人たち御本人のインタビューや、
当時の記録映像、”特攻された側”のアメリカ兵の心情、
そして、実際にこの作戦で命を失くした方々の遺族の証言なんかも交え、
敗戦間近の日本の情勢や元特攻隊員の方の率直な気持ちなどを、
とてもリアルに捉えている、そんな作品でございました。
前に、同じくドキュメンタリー映画「ブリッジ」の記事の中で書いたと思うんですが、
至極当たり前の事なんですけど、やっぱり当事者…
元特攻隊員で実際に出撃された方御本人の言葉というのは、
凄く伝わってくる物が多いんですよね。
その語られている内容というのも、
とても素直に、当時の自分たちの想いというものを語られているので、
別にカッコよくもないし、別に美談でもないし、別に感動的でもない。
”生きたかったよ 死にたくはなかったよ”
こう、笑顔で、
そして、目には涙を浮かべながら話をされている元隊員の方の姿が
非常に強く印象に残りました。
そいて、当時の日本、昭和天皇への正直な気持ちも述べられていました。
この映画を撮った監督、アメリカで生まれ育った日系二世のリサ・モリモトさん。
この方には、実際に特攻隊員だった叔父さんがいて、
その事を知った監督がこの映画を撮ることを決意し、実際にインタビューもしています。
う~ん。そうですねぇ。
この映画を観た自分の率直な感想としては、
別に、このドキュメンタリーを観たからと言って実際に戦争当時に生きていた人や、
この「神風特攻隊」によって命を失くした方、生き残った方の気持ちが分かったとか、
分かったような気がしたとは思いませんし、思いたくもないんですが。
でも、この作戦を実際に行い、その命を失くした4000人の方の中に、
どれだけ御国の為、天皇陛下の為と、本気で思い込んで突撃していった人がいたか。
0だと思うんですね。
みんな、家族、友人、恋人、妻、子供…
その自分の大切な人たちの為に…という想いがあればこそ出撃したんだろうし。
でも、それにしたって、そう思わざるを得ない。
そう思いでもしないと、自分の命、自分の人生がただの無駄に終わってしまう。
そんな恐怖とやりきれなさの中で、実際に戦艦に突撃していった人たちの事を想うと、
本当にいたたまれない気持ちになりますよね。
また、それだけ無謀な作戦だったんだという事実も改めて認識させられました。
これも当たり前の事になりますが、
こんな作戦にもならない作戦やるなよ、と。
ほんと、言いたくなりますよね。
この渋谷シネ・ラ・セットという劇場。
もともと座席の数が50あるかないか?っていうくらいのところなんですが、
それでも、自分が観にいった時には満員で立ち見したんですね。
後ろで。
で、その満員の客席の8割が
60代以上と思えるお年寄りの方たちだったんです。
で、その方たちの、この映画を食い入るように観る姿を後ろから眺めていて、
この方たちが観るのと自分なんかがこの映画を観るのとでは、
また違った観方になるんだろうな、なんてことを考えてました。
実際に戦争を体験した人ももちろんいただろうし、
もしかしたら、”特攻隊員”だった人を身近に持つ方もいたのかもしれませんし、
あるいは、自らが”特攻隊員”だった方も……それはないかな?
まぁ、でもその光景も、映画と共にちょっと印象に残りましたね。
まぁ、足も痛かったですけど…(爆)
そんなわけで、ドキュメンタリー映画「TOKKO-特攻-」。
★7個という事にさせていただきます。
本日8/4は、いよいよ「トランスフォーマー」の公開日ですねぇ。
これはもう、予告編を観た段階で凄く観たかった作品ですので、
レイトショーででも観にいこうかなと思うとるんですが_(._.)_
でも、今日スンゴイ暑いんですよねぇ。
東京都練馬地方。
で、そのスンゴイ暑いにもかかわらず、
最近ちょっとビールがぶ飲みしてたせいでお腹がポッコリンしてきてたので、
部屋でクーラーも何もせず、”天然のサウナ”と称して汗だくでこれを書いている。
そんな、熱血ブロガー野郎Surでございます、どうもこんにちは_(._.)_
だからねぇ…、夜まで体力が残ってるかどうか心配なんだよねぇ…。
まぁしかし、どうでもいいけど、これ…
あち~~~~~~ヽ(;´Д`)ノ
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