天然コケッコー [映画]
★★★★★★★★★★
http://www.tenkoke.com/ (天然コケッコー 公式サイト)
「天然コケッコー」。
渋谷・シネアミューズで観てまいりました。
ハートウォーミングだなぁぁ~~( >д<)
いやぁもう、すっごい、ハートウォーミングでしたねぇ、この映画。
だって、観る前は、
こんなにハートウォーミングだと思ってないじゃないですか、こっちは。
映画館に足を運んで、チケットを買って、
実際に映画を鑑賞して、ハートウォーミングを感じて。
いや、だからもう、評価の方も、
こんなハートウォーミングな評価になってしまいますよね、どうしても。
(っていうか、ハートウォーミングって言いたいだけちゃうんかと)
…あ、ちょっとハートウォーミングが切れたので買いに行ってきますね。(いやいや)
いや、もうね、ほんとね、心温まるね、
とてもハートウォーミングな映画でしたね、これ。
”主人公・右田そよ(夏帆)が通う全校生徒たった6人の分校に、
ある日、東京からかっこいい転校生・大沢広海(岡田将生)がやってくる。
初めての同級生、初めての同年代の異性に緊張するそよ…。
同名人気コミックの映画化。
2人の初恋が生まれるまでの甘酸っぱいドキドキを、
家族、友達、村の人、そして山や海や四季の自然が優しく見守るラブストーリー。”
あのねぇ、最初に言っておきますよ。
大好きです、こういうの。
初恋…甘酸っぱいドキドキ…家族…友達…自然……そして…
村の人…。
あ、強調するとこ間違えた…
そして、ラブストーリー…。
個人的に映画を観る上で大好きなキーワードのたくさん詰まった、
もう、これだけでも観ざるを得ない。
いや、ほんとそんな凄く良い映画ですよね、この映画は。
小学2年生と3年生の女の子が二人、
そよの弟の小学6年生の男の子が一人、
そよの一つ下、中学1年生の女の子が二人、
そして、本作の主人公中学2年生のそよ。
この、全校生徒合わせて6人だけの学校にある日、
東京からイケメンさんの大沢くんがやってくるわけなんですね。
この大沢くんのイケメン振りに関しては、
もう誰が見てもそう思うに違いないほどのイケメンさんなんですが。
となると、もう、そよにしてみたら、
初めての同い年の男の子で、初めてのイケメンさんなわけですから、
そら、仲良くなりたくないわけがないという所ですよね。
しかし、この大沢くんがですね、
これはもう、こういうイケメンキャラの定番とも言える性格で、
結構ズケズケとモノを言うタイプで。
なので、そよにとっては、印象としては最初はあまり良い印象を持てなくて。
でも、この作品で面白いなぁと初めに思ったのがここで、
この大沢くんが意外と学校の小さな子たちとも馴染むのが早くてですね…(笑)
なんか、普通にみんなと一緒に下校したり、普通にみんなと海へ遊びに行ったり。
特に何があってとかいうんでなくて、自然とそんな風に溶け込んでいて、
(ああ、ちょっと斜に構えてるところがあるけど、別に悪い奴じゃないんだな)
…というのが時間と共に自然と観てる側にも伝わってきて。
その辺が凄く良い見せ方というか、
そよ達と同じ目線で、同じように感じながら観れるので話に入り込みやすいですよね。
そして、そうやってみんなと時間を共に過ごしている内に、
お互いがお互いの事を気になりだしてきて…。
まぁ、でも、最初から気になってたのは気になってたのかな…(笑)
で、なんか、凄くベタな感想を言うようで申し訳ないんですが、
田舎っていいなぁ~~…
って思っちゃいますよね、こういうの見ると…(笑)
ほんと、みんなが家族のように接していて、ねぇ。
なんかちょっと羨ましいなぁなんて事も、観ながら思ってましたけども。
…といっても、自分もじゅ~ぶん田舎者なんですけどね(爆)
いや、でもほんとね、ほのぼのとしてて良いんですよ、この子らが(笑)
で、この作中では、そよを始めみんな方言を喋ってるんですが、
地名的なものが全然出てこないので、(これ、どこだろ?)なんて思ってたんですが、
どうも設定的には架空の村でのお話みたいですね。
その名も、S県香取郡木村稲垣…という、
どこかで見たような名前の地名なんですが…(笑)
ちなみに近隣の町には、中居町、草ナギ町、
そして、今や懐かし(?)の森町まであるそうです(笑)
なんとも、原作者の方の好みと時代の伺える設定で。
で、そんな環境の中で純粋にのびのびと育っている、
そよを始めとした全員がなんとも可愛らしくてですね。
単純にラブストーリーというだけじゃない、そういった部分でも思わず見入ってしまう。
そんな、ほんと冗談抜きでハートウォーミングな作品なんですねぇ。
あと、個人的に凄く懐かしかったのが”給食放送”(笑)
あれ、自分もやったなぁ~…って(笑)
給食委員の時…(笑)
その懐かしさと、放送している女の子の可愛らしさとで、
個人的に凄く好きなシーンでした、はい。
”仲良しご飯”がまた良い(笑)
そして、肝心の二人の恋の行方なんですが、
ま、とりあえず、ここではあまり詳しくは書きませんけども。
ラブストーリーと呼ぶには余りにもお粗末で色気のない、
そんな中学2年生二人の”初恋”を爽やかに、時に面白く、
そして、観てる方が恥ずかしくなる程”甘酸っぱく”描けていたんじゃないかと。
思いました。
この二人、一見こう、全くの正反対の性格の二人に見えますが、
実は意外と似てる部分というのも多いんじゃないかなって思うんですね。
普段は嫌味のある憎まれ口を叩いてぶっきらぼうだけど、
別に本人には悪気はなく、実は思いやりのある大沢くんと…
普段は思いやりもあって面倒見もいいんだけど、
たまに悪気はないのに人にとっては嫌味にとれる事を口ばしってしまう、そよ。
でも、そんな二人の恋模様だからこそ、
見てて応援したくもなるし、そして嬉しくもなれるんではないでしょうか。
ね。
しかし、まぁ、あれですよね。
この作品のほんとの良さって日本人にしか分からないんだろうし、
この作品を海外に持っていったところでどういう評価になるのか分かりませんけど、
でも、賞なんかとれなくても、この映画の良さが分かる日本人で良かったなぁと。
素直にそう思いますよね。
いや、ほんとにね、凄く良い映画だと思いました、ハイ。
ハートウォーミn……(もういい?)
というわけでございました、「天然コケッコー」!。
★10個で!!
さて、本日は、前にも言ってましたが、
「ベクシル」か「遠くの空に消えた」を観に行けたら行こうかなと思います。
…それにしても、毎回こういう面白い日本映画を観ると思うんですけど、
なんでこういうのを、もっと大大的に上映しないのかなって、ねぇ。
いわゆるシネコンでやってるような日本映画って、
ほとんど面白いものなんかないのに、こういう良い映画は単館でしかやらないという。
まぁ、色々な事情があっての事だと思うんですが、
ほんともったいないなぁって思いますよねぇ。
最近観た中でも、「キサラギ」とか「アヒルと鴨~」とかこれとか。
この辺を普通に全国で誰でも観れるようにしてれば、
邦画のイメージもずいぶん変わると思うんですけど。
それに、こういうのってレンタルで出ても知らない人は意外と、
(地味な映画だろうな)なんて思って観なかったりするじゃないですか…(笑)
以前の、映画にたいして興味のなかった頃の自分がそうでしたから(´д`)
いやぁ、ほんとねぇ、もったいないなぁって。
なんとかならんのかなぁ。
「西○記」とかやる金あったら、こっちに回そうぜっていう。
ねぇ。
そんな愚痴をこぼしつつ、それではまた…(´・ω・`)ノシ
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コメント
こんにちは♪
TBありがとうございました!
ハートウォーミングな作品でしたよね(笑)
こちらの記事を読んでかなり笑わせてもらいましたw
僕もこの作品大好きでした。
いいですよね~、こういう邦画。
ほんと西○記なんかよりこういうのをガンガン公開して欲しいです。
「アヒル」や「キサラギ」も良かったのに上映館少なすぎですよね。
ってなわけでいくつかTBさせてもらいます。
また遊びにきますね☆
投稿: こーいち | 2007年8月18日 (土) 22時19分
こーいちさん、初めまして!
こちらこそ、コメント&TBありがとうございます~_(._.)_
ほんと、ハートウォーミングでしたよねぇ。
ウォーミングハートとも言いましょうか。(どっちでも良いし)
あそこまで田舎の出身ではないんですが、
でも、あの山と田んぼと教室…っていう風景を見ると、
自分の子供の頃を思い出さずにはいられないですよねぇ…(笑)
ほんと、この映画ばかりはもっと多くの人に見てもらってもいい
映画じゃないかなと思ってしまいます(´・ω・`)
是非是非またお越しくださいね!
こちらからも、またお邪魔させていただきます!_(._.)_
投稿: Sur | 2007年8月19日 (日) 07時41分
Every one remembers that humen's life seems to be not very cheap, but different people require cash for different issues and not every person gets big sums cash. So to receive good personal loans or just small business loan should be a proper way out.
投稿: Britney29Mayo | 2011年8月31日 (水) 08時48分