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2007年8月29日 (水)

ブラッド・ダイヤモンド [映画]

Bd

★★★★★★★★★

http://wwws.warnerbros.co.jp/blooddiamond/ 

(ブラッド・ダイヤモンド 公式サイト)



「ブラッド・ダイヤモンド」

池袋・新文芸坐にて観てまいりました。




これはもう、レンタルで出てるんですかね?


帰りにレンタルビデオ店の店頭でポスターなんかも見かけたんですけど。



う~ん、いやでも、これはわざわざ劇場まで足を運んだ甲斐はあったかなっていう。



面白いですねぇ~




こう見えて(ってどう見えてるのか分かりませんけども)実は私、

「タイタニック」は大好き人間なんですよ。



当然、その当時はディカプリオも大好きな俳優さんになってたんですが、

しかし、それ以後の彼の作品がどうもイマイチピンと来なかったせいか、

今現在では、正直もうそれほど気にはしてなかったんですけども…。



いや、でも、これは中々どうして、

再びディカプリオの魅力を再確認する機会を与えてくれた。


そんな映画になりましたねぇ。




Bd2













”1990年代、内戦渦中のアフリカ、シエラレオネ


メンデ族のソロモン・バンディー(↑右)は、

愛する家族とともにつつましいながらも満ち足りた生活を送っていた。


しかし突然、反政府軍・RUFの襲撃を受け、ソロモンは家族と引き離される。


RUFの資金源となっているダイヤモンドの採掘場で労働を強いられるソロモンだが、

ある日驚くほど大粒のピンク・ダイヤを発見。


このダイヤがあれば、家族を救い出すことができる――。



一方で、そのダイヤの密輸を生業にしている男、ダニー・アーチャー(ディカプリオ)


ある時密輸に失敗したダニーは、投獄された刑務所で思わぬ話を耳にする。


とてつもない価値を持つピンク・ダイヤがどこかに隠されているらしい。


そして、その場所を知っているのは、ソロモン・バンディーという男──。”




これ、「ラスト・サムライ」の監督さんだったんですね。


ま、「ラスト~」に関してはさほど思い入れはないんですけども、

でも、今回の作品に関しては中々”良い仕事”をしてたんじゃないでしょうか。



とりあえず、ストーリーに関しては上記のように

”ピンクのダイヤモンド”を巡ってアーチャーソロモンRUF、そして、



Bd3










ジャーナリストのマディー(ジェニファー・コネリー)


彼女も自分の書く記事の為に、

アーチャーから情報を得ようと彼らと関わりを持つことになります。



で、このメインの3人のキャラクターがですね、

…ま、アーチャーに関しては多少複雑な生い立ちと現状の設定とかありましたが、

でも、それぞれ凄くシンプルかつキャラが立っていて観やすかったなぁ、と。


思いましたねぇ。



どのキャラクターにも感情移入しやすいと言いますか。


ストーリーに凄く入り込みやすかったですね。



そして、最初にも言いましたが、ディカプリオがやっぱり良かったんですよね。



悪事で身を立ててはいるんだけども、

決して根っからの悪人ではなくて、自分の置かれてきた環境のせいでそうなって…

悪人でも善人でもない”ギリギリのラインの人間”…っていう。


まぁ、非常に分かりづらい説明ではありますが…(笑)



うん、でもその微妙な役どころのダニーアーチャーという男を、

良く演じ分けられていたのではないかと思います。



そして、この↑のジャイモン・フンスーさんですか。


彼もですね、最後まで諦めずに家族の事だけを想い、

命がけで守りぬこうという、実直で誠実な男”ソロモン”を好演されてました。



もちろん、ジェニファー・コネリーさんも例にもれず。


真面目で正義感が強すぎて融通の利かないジャーナリストなんだけども、

それが嫌味にはならず、そして、女性としての優しさも持ち合わせたマディー。


そんなマディーを力強い非常に魅力的な女性として演じられていました。



うん、良かったですね。


この3人はホントに。




Bd4 Bd5

Bd6













やっぱり、このリアルな怖さっていうのがね。


ありますよね、最近のアフリカを舞台にした映画には。



この映画に関しては、反政府組織RUFがその”怖さ”にあたるんですけど。



で、これはもう、凄い偏見になるのかもしれませんが、

このアフリカ人が大勢で銃を持って、何かしら叫びながら現れるとねぇ…、

ほんっと怖いんですよね…(笑)



「こいつら、絶対話し通じねぇな…」的な…。



やっぱり、この”リアルな怖さ”っていうのは、

仮に、この映画がアメリカやヨーロッパを舞台にしたもので、

白人のギャング達が”当たらない弾”を連射しても出ない迫力でしょうし。



まぁ、でも、実際にこういった

”人民の為”を謳った組織に人民が虐殺されるという事例はあるでしょうから、

あまりムヤミヤタラに映画のネタとして使うのもどうかと思うんですが、ね。



しかし、その逆に、この”リアルな怖さ”が良く出ていたからこそ感じた事なんですが、

やっぱり、そこで「ルパン三世」よろしく、

弾が見事に全部ディカプリオ達を避けてくれるっていう…(笑)


そこの違和感はどうしても感じてしまいましたよね。


”主人公補正”とでも呼ぶべき、あれですよね。



まぁ…、主人公やからいいけどぉ…ぅん…(´д`)


…って無理やり納得しながら観てはいましたけども。




とはいえ、その部分を考慮したとしても、

その銃撃戦の迫力、アフリカの内戦を舞台とした混沌とした雰囲気、

シンプルながらも引き込まれるストーリー、そして…


ソロモンの見せる家族愛と、ディカプリオ…アーチャーの生き様



そんな、見所となる部分はたくさん詰まった映画ではないかと思います。


もちろん、それはDVDで観ても十分楽しめることでしょう。



…あと、個人的にはもうタバコはやめてしまったんですが、

でも、この映画のディカプリオを観てちょっと真似したくなってしまいましたよね(´д`)


そういう意味では、青少年にはちょっと悪影響もあるのかもしれませんが…(笑)



うん、いやでも、ほんとに面白い映画でした。


新文芸坐よ、ありがとう(´д`)





…というところで、「ブラッド・ダイヤモンド」

9個で!!





う~ん、今週はなんだろ…。

「ラッシュアワー3」でも観ようかどうしようかって感じなんですけど。


でも、ともに観てないしなぁ…(´д`)


「TAXI4」なんて、観てないしなぁ…(´д`)



ま、気が向いたら観に行ってきますね…(´д`)




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