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2007年7月29日 (日)

インランド・エンパイア [映画]

In4☆☆☆☆☆☆☆☆☆

http://www.inlandempire.jp/index_yin.html (インランド・エンパイア 公式サイト)



「インランド・エンパイア」

恵比寿・ガーデンシネマにて観てまいりました。




恐るべし、デヴィッド・リンチ…。




何これ…。



やだ、何これ……。




もう、全然意味がわからないんですよ…。


この映画…。




いや、これはもうわからないというより、そもそも意味がないんじゃないかと…。




え、いやでも、待てよ…。


ああ、そうか…あそこはこうだから……

なるほどなるほど…あ……ああ!?




もう、全然意味がわからないんですよ…。




といっても、この映画をご覧になってない方には、

それこそ自分の言っている事の方が意味がわからないと思うんですが…。



…でも、ひょっとしてこれって、自分の思い違いだったのかな……?


…そんな、意味がわからないなんて、そんな事あるはずがないですよね…(笑)



…ちょっと、もう一回観てきますね。




…………



…………



…………




もう、全然意味がわからないんですよ…。




In_1















”主演の2人が撮影中にされたので未完になったという、

いわく付きのポーランド映画『47』のリメイク『暗い明日の空の上で』の製作が決まり、

キングスリー・スチュワート監督は助監督にフレディー・ハワードを雇い、

ニッキー・グレ…って、も、こんなのどうでもいいんですよ!



馬鹿馬鹿しい…。



こんなの説明したって意味が無いんですよ…!



この通りにストーリーが進むのならまだ説明し甲斐もありますが、

こんなあらすじなんて10分もすれば意味をなさなくなってるんですよ…!



だから、意味ないんですよ、こんなの…。



じゃ、一体自分は今回何を書けばいいんですか…。



さっきから意味がわからないとしか書いてないじゃないですか…。



どうすればいいんですか、これ…。





ええ~…、デヴィッド・リンチ作品は今回初めて観ました…。



映画紹介サイトとか見てたらなんか、

”鬼才デヴィッド・リンチ監督の最新作ついに公開!”

みたいに書かれていたんで、ちょっと観てみたくなったんですね…。



それで観に行ったんですけど…。



ちょっと、時間より早く着いてしまったんで、

お昼と時間潰しも兼ねてマクドナルドに入ったんですよ…。




メガマック……メガマックバリューセットで…はい…。



………



コーラで…はい。



………




そして、ふと横に目をやると、前にもこの店には来たんですけど、

この前座ってた席のあるフロアがなんか改装工事中みたいになってたんですよ…。



あれ、座るとこあるかな、と一瞬思ったんですが、奥の席が空いてました…。


凄く込んでいたのでちょっとホッとしましたね…。



でも、どこを改装するんだろ…?



まぁ、こちらとしては、より広く、より食べやすくなってくれれば嬉しいんですけど…。



そういう意味では、凄く感情移入できる改装工事でしたね…。




ってこれ、マクドのレビューじゃないですか…。



マクドをレビューしてどうするんですか…。



しかも、なんで自分がマクドの改装工事に感情移入しないとだめなんですか…。



もう、ほんと、意味がわからない…。




なんかすみませんね、意味もわかってないのにレビューなんか書いちゃって…。




In6_1















いやもう、これは凄いですね。


もう、ほんと意味がわからないとしか書き様がないんですよ…(笑)



↑にあらすじなんかもちょこっと書きましたけど、

そういうものがほとんど意味をなさないほどストーリーに一貫性が無い。



というか、そもそもストーリーと呼べるものがハナから無い。



シーンとシーンの間に繋がりがないばかりか、

台詞一つ一つとっても前後の話となんら関係性が無い。



映画が始まって終わりまでずっとこんな調子なんですよ…。



しかも、これを3時間ですよ、3時間…!(爆)



冗談抜きで発狂寸前でしたね…(爆)




で、もう、ほんと拷問に近いほどきつかったので、もう、いいから劇場を出ようと…。


家に帰ろうと…。


もう、すいません…家に帰らせて下さいと…。


浮付いた気持ちで観に来てすみませんでしたと…。



そう何度も思ったんです。



でも、列のど真ん中の席に座ってしまった為にですね…。


その願いもかなわず…。



いや、これはもう、生半可な気持ちで観に行くと痛い目に遭いますよ…(笑)


いやほんと、痛い目に遭いますよ…(笑)




で、余りにも意味が分からなかったのでですね、

家に帰ってから、何かしらの解釈を得たいという、半ばすがるような想いで

公式サイトをはじめとするサイト郡に救いを求めたわけですが…。



そこで自分が見たものはというと、

そう、まさに鬼才デヴィッド・リンチ恐るべし…という…。




全体の脚本を書かないまま、

ロサンゼルスで、ポーランドで、その都度、好きなシーンの脚本を書き、

それを撮っては、撮影中に浮かんだアイディアを次々に撮る──


その繰り返しで、3時間の大作になった”





いや、そんなん公開するのやめてくれよ…。


家で友達と観ててくれよ…。




こういう結論に至りました…。



そんなもん、赤の他人が観たってワケが分かるわけないじゃない…(;´д⊂)



いや、もう、ほんとやりたい放題ですよねぇ…。



でも、まぁ、これが許されるというところに、

このデヴィッド・リンチという人の凄さがあるのかも知れませんが…。



というか、本当に許されてるんでしょうか、これ…(笑)




…しかし、まぁ、これだけ自分が”意味がわからない”と声高に叫んでみても、

これを読んで下さっている方にはイマイチ伝わってないんでしょうね…(;´д⊂)



自分が物語を理解してないだけなんじゃないの?…みたいな…。



そこがちょっと悔しいというか、もどかしいというか…(;´д⊂)


いや、もう、完全に負けですね、今回ばかりは…(;´д⊂)




あ、裕木奈江さん、出てましたね。



なんかの映画に出るっていう情報だけは得ていたんですが、

この映画だとは思ってなかったので、急に出てきた時はちょっと驚いたんですが…(笑)



んん~まぁでも、正直チョイ役だったのは否めませんし、

英語の方も素人目にも上手だとは思えなかったんですが、

それでも10分くらいの出番中、ほとんどアップでの出演でもあったんで、

これが何かに繋がればいいなぁ、なんて思ったんですけどね。



あとで年齢を知って驚いたんですが、36歳!にはとても見えませんでしたし、

これからも、まだまだチャンスはたくさんあると思いますのでね。



同じ日本人として是非頑張ってほしいですし、応援もしていきたいと思いますです_(._.)_





…そんなわけで、今回は自分でも何を書いているのかよくわからない…。


そんなレブーとなってしまいましたが。



でも、そういう映画なんでねぇ、こればっかりは仕方がないですよね…(笑)



ご意見がお有りの方は、是非デヴィッド・リンチさんの方へ直接お願いします(´д`)




というわけで、「インランド・エンパイア」

1個で…!





…次回はですね、これと同じ日に観た、

ドキュメンタリー映画「TOKKO-特攻-」について書きたいなと思う所存であります。


こちらも、ん~、中々興味深い内容でしたねぇ。


でも、早く書かないと内容を忘れてしまいそうなので、急がねば…(汗)



それでは、またその時まで(´・ω・`)ノ


アテブレーデ、オブリガード(´・ω・`)ノシ




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2007年7月28日 (土)

レミーのおいしいレストラン [映画]

Remi

★★★★★☆☆☆☆☆

http://www.disney.co.jp/movies/remy/ (レミーのおいしいレストラン 公式サイト)



「レミーのおいしいレストラン」

先行上映のレイトショーにて観てまいりました。



ええ~、前回言っていた2作品もちゃんと観て来たんですが、

とりあえず、こちらのレブーから先に書いてしまいたいと思います。



まぁ、こういうのはナマモノですので、お早めにということで。


”レストラン”だけにですね。(そんなに上手くもないですね)




で、実を言うと、眠くて眠くてですね(爆)


平日のレイトショーって。




いやぁ、これは、まいったまいった…(;´д⊂)


もう、体グネングネン動かしつつ観賞してました…(;´д⊂)



でもですね、なんとか睡魔とのバトルをしつつ最後まで見届けたんですが、

その感想はと言うと、「んー、どうでしょうー。(by Mr.長嶋)」…っていう。


こんな感じだったんですね。



しかし、これが単純にこの作品を評価しての真っ当な感想なのか、

それとも、眠気によって集中力が20%以下まで低下したが故の感想なのか。



その辺が凄く…正直、自信がないわけであります(爆)



面白かったと言われればそうかなとも思いますし、

そうでもなかったと言われればウンウンと頷けますし。



なので、今回はその辺が凄くアンニュイな感想になってしまいますよね。


どうしても。




Remi3













でも、もう「面白かったー!」って言っちゃってもいいかなとも思うんですけどね。



なんといってもディズニー(ピクサーとディズニーって別?)のアニメーションなんだから、

そんなワケの分からんものを出してくるはずもなく。



映像的な事とかクオリティ的なものは、もう只々感服するばかりでしたし。

(どうやって造ってんだ、これ)…っていう。



CGだとわかってるんだけど、実写と見間違うほどの造りこみの細かさ。

ね。


そこはもう、あれこれ言える余地はないですよね。




でもでも。



気にするべきところではないとは知りつつも、

どうしても細かい部分で気になるところが出てきてしまう。


そういうもんなんですね、これが(´・ω・`)



そこは何処かと言うと、ストーリー…というか、どちらかというと設定面でですね。


何箇所かありました。



で、そのストーリー面でも、

予告編などを観て想像していたよりかは、感動できなかったですし。



なので、良いところが大半なのはもうその通りですので、

むしろ、その気になった部分について、敢えてちょっと触れてみたいんですが。




Remi4













やっぱり、ネズミじゃないですか。


基本的に。



なので、どうしてもそこで衛生的にはどうなのって思ってしまうんですよね…(爆)



この↑、シェフになりたいネズミのレミーと、

今は亡き天才シェフ・グストーのレストランで働く雑用係・リングイニ(↑の赤毛の青年)


この二人の出会いの場面




以前の棲家を一族(?)ごと追われたレミーは命からがら逃げ延びてきたんですが、

その場所がなんと憧れの土地パリだった。



そして、逃げてくる際に棲家にしていた家から持ち出した、

天才シェフ・グストーの著書「誰でも名シェフ」


これを開くと、なんとその中のグストーの挿絵が話しかけてくるではありませんか。



レミーは驚きつつも、そのグストーの幻影に導かれるままグストーの店へと向います。



そして、そこで見たのがグストーが生前交際していた女性の息子リングイニ


雑用係として雇われた彼ですが、料理どころか何をやらせてもダメ。



挙句の果てには、掃除している際にスープの入った鍋を落としてしまい、

中に入っているスープをこぼしてしまいます。



そのこぼしてしまった分のスープをごまかす為、

近くにある材料を手当たり次第に鍋の中に放り込むリングイニ。



当然、鍋の中は凄いことになります。



その様子を屋根裏から見ていたレミーは見るに見かねて、

リングイニが目を離した隙に鍋の中のスープを修正してしまいます。



が、その姿をリングイニに見られてしまったレミーは捕まってしまい、

さらには、そのスープも何も知らない他の店員によってに出されてしまいます。



でも、なんとそのスープがお客さんには大好評



シェフ、他のスタッフたちは、リングイニがそのスープを作ったものだと思い込み、

もう一度同じものを作ってみろとリングイニに迫ります。



困ったリングイニは、レミーに一緒に組まないかと頼み込み、

レミーもそれに応じて、この二人のシェフによる活躍が始まる。



…と、いった具合なんですが。




Remi5_1













ちょっと前置きが長くなってしまいましたが。



その気になった部分というのがまさにここで、

レミーが逃げ延びてくる時に下水道みたいなところを通ってくるんですが、

そのでグストーのレストランへ行き、そこで材料を鷲づかみにしてスープを作る。



そして、それをお客さんにそのまま出して「美味しいわ、これ」みたいな事になる。



…まぁ、細かい事と言えば細かい事なんですけど、ちょっと、

「んーー、どうでしょうー(by Mr.長嶋)」って思っちゃったんですよね…(´・ω・`)



やっぱり、題材が題材だけに、その辺がどうしても無視できないというか…。



まぁでも、レミーが直接料理するのはその部分だけだったと思うので、

そこを気にしなければ大した問題でもないのかな、という気もするんですがね(´・ω・`)




そうそう、あと話しはちょっとさかのぼりますが、

レミーが以前に棲家にしていた家から追い出される際のエピソード。



その家には老婆が住んでいるんですが、この老婆がですね、

家にネズミ(レミーたち)を見つけたとなるやいなや、銃を乱射し始めるんですよ。



これもなんか、さも当たり前のように、面白い事のように描いてましたが、

実際凄い事ですよ、”ネズミを見つけただけで銃を乱射する老婆”て…(爆)



で、さらに、家から追い出しただけでは飽き足らず、

レミー一族が川に逃げ込んでも尚、撃ち殺そうとしてくるんですよ、この老婆が…。



もう、ここはちょっと個人的には単純にヒキましたよね…(;´д`)


もう怖い…銃社会アメリカ……怖いね…(;´д`)




あとはですね~。


基本的にレミーとリングイニって会話はできないんですね。



劇中には会話という言葉は出てきますが、

でも、実際にはリングイニが一歩的に話しかけるだけという。


何故かここだけは妙なリアルさを演出していたんですが。



でも、やっぱりそこでですね、

この二人の会話のやり取りでの面白さっていう部分が失われてしまいますので、

そこがちょっと残念だったかなぁと思ったんですね。



まぁもう、リアル云々を言い出すと、それこそありえない事だらけなので…(笑)


別に、そこだけ変に拘らなくてももよかったんじゃないかなと、思ったんですけどね。




あと最後に、想像していたものとはちょっと違ったと書きましたが、

大体の内容は想像していた通りだったんですよ。


王道の、とでも言いますか。



でも、レミーの料理をしたい動機というのが、

想像の段階ではもっと純粋なものかと思ってたんですね。


それこそ、「オラ、人間になりてぇだ…」…くらいの感じの。



しかし、実際には「ネズミにだって違う生き方ができるんだ!」っていう、

そんな風な動機の一環で料理をしている、という感じにも見えましたし、

それを証明するためにリングイニの手助けをしている、みたいな。



その辺の微妙なニュアンスの違いが自分の中であったので、

もう一つこう、”感動”という所にまでは至らなかったんですね。



で、リングイニに関してもそれは言えることで、

それこそ料理が好きでこのレストランにいるんじゃなくて、

ただ”仕事を失いたくない”からやる、レミーの助けを借りる。



まぁ、ちょっとオーバーな言い方かもしれませんが、

自分にはそういう感じに受け取れてしまいました。



なので、もうちょっとこう、この二人の料理をする動機という部分では、

もっと純粋なものであった方が良かったといか、観やすかったんではないかな、と。



そうすれば、より”感動”に近づけたんじゃないかな、と。


思ってしまったんですね。




…とはいっても、これはあくまで”個人的な想像”の範囲ですし、

前述の気になる部分というのも、ぶっちゃけどうでもいい事かもしれませんので、

それをもって、別にこの作品を”面白くない”だとか”駄作”だとか言うつもりは

サラサラありませんのでね、ハイ(´・ω・`)




ディズニーアニメが好きな方ならそれこそ、もう存分に楽しめる内容でしょうし、

時期的にもお子様連れ等で観に行くには持って来いの映画ではないかと。


思いましたです、ハイ(´・ω・`)。



もちろん、観にいくなら昼間をおススメしますね、ハイ(´・ω・`)



で、観終わった後に、どこか小粋なレストランでお食事を、みたいな。



そんな感じでいいんじゃないでしょうかね、ハイ(´・ω・`)




というわけでございまして、「レミーのおいしいレストラン」

5個で!





ええ~、次回こそは、

前回観にいきました「インランド・エンパイア」について書きたいなと思います。


でも、これがねぇ…。


また、凄く書くのが憂鬱な内容だったんですよねぇ…。



恐るべし、デヴィッド・リンチとでも言いますか…(´д`)




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2007年7月25日 (水)

赤い文化住宅の初子 [映画]

Akai_1

★★★★★★★☆☆☆

http://www.hatsuko-movie.com/ (赤い文化住宅の初子 公式サイト)



「赤い文化住宅の初子」

実際観たのは先週の事になりますが、渋谷シネ・ラ・セットで観てまいりました。




ちょっともう~…やめてよ…(;´д⊂)


セコイわ…こんなん…(;´д⊂)



どうやって、これを観て感動せずにいられるんですか…(;´д⊂)



…っていう感じの。



これはもう、そんな、これでもかってくらいにベタベタ

”貧乏少女物語”です。



これをやっとけば可愛そうに見えるだろうと言う事は全部やってきますよね。


そういう意味では凄く、イヤラシイ作品、とも言えるかもしれません…(笑)




        ※ネタばれしてます!ご注意ください!_(._.)_※




Akai2_1












”母に先立たれ、その後父も蒸発してしまった15歳の初子(東亜優)は、

高校を中退した兄(塩谷瞬)と二人で暮らしていた。


彼女は同級生の三島君(佐野和真)と一緒に東高を受験する約束をし、

勉強まで教えてもらうのだが、彼女の家には高校に進学するお金はない。


アルバイトの帰り道でも彼女は日々、そのことが気にかかり……。”



そんな、初子ちゃんなんですけども。



ほんと、これが先程も言いましたけど、

もう”時代錯誤”と言ってもいいくらいの貧乏さ加減なんですね…(爆)



家に電話は無いし、


テレビも無い、


パソコンなんてとんでもない。



さらには、携帯もないし、



お金も無い!(昔こんなドラマありましたね)




今時、こんな事あるのかな…と思わずにはいられない。

そんな境遇の初子ちゃんなんですけども。



でも、密かに想いを寄せる三島君とは一緒に東高に行きたい。



けど、お兄ちゃんの稼ぎと、

自分のアルバイト代だけでは日々の”生活費”だけで精一杯。



しかも、天性のトロくささのお陰でバイト先のラーメン屋もクビになり、

高校進学なんて夢のまた夢



さらには、頼みの綱のお兄ちゃんも、

勤め先の工場で揉め事を起こしクビになる始末…。



まさにどん底の状態。




「私、高校進学を辞めて就職します。」




そんな、初子ちゃんなんですけども。




いやぁ~、もうねぇ、

やりすぎですよ…(笑)



いくら原作はマンガとはいえ、これねぇ…(;´д⊂)


もう、どこまで初子ちゃんをいじめたら気が済むのかと。



で、またこれもベタと言えばベタなんですけど、

こんな境遇でもメゲずにケナげで、尚且つお兄ちゃん想いのいい子なんですよねぇ。


この初子ちゃん。



夕食の1個しかないコロッケをお兄ちゃんにあげたり、

お兄ちゃんが風俗嬢を家に連れ込んでいる所を見れば、

郵便受けに入ったそっち関連のチラシもちゃんと取っておいたり。



ほんと、いい子なんですねぇ。(うーん)



でも、そんなどん底の環境にいる娘の物語なんですけど、

それほど悲壮感だけが漂っているわけでもなく。



それは何故かと言うともう、この初子の持つキャラクターのお陰でしょうね。



天然で、ドンくさくて、どこかノホホンとした。(演じてる子の素?)



ある意味これは、そんな初子ちゃんを見守る映画とでも言いましょうか。



で、実際にそんな初子を見守っているのが、

ちょっとヤサグレ気味のお兄ちゃんでもあり、同級生の三島君でもあるんですね。




Akai3_3

















この三島君がまた、中々の好少年で、

なにかと初子の事を気にかけてあげるんですね。


というかもう、初子の事が好きで好きで堪らないという…(笑)



で、初子もそんな三島君の想いに応えたいんだけども、

自分の置かれた境遇がそれを許してくれない。



そんなもどかしさの中、亡くなった母親が好きだった本、

「赤毛のアン」だけが初子の心の支えになっている。



しかし、そんな「赤毛のアン」を初子は嫌いだとも言います。



「最初は不幸でも、あとはなんでもドンドン上手くいくから。」


自分の上手くいかない生活とのギャップでそう感じてしまう。



でも、本当はそんな「赤毛のアン」の事が羨ましいんですね。




そしてある日、

そんな初子をさらにどん底へと突き落とすある人物が現れます。




Akai4










近所をうろついていたホームレス


このホームレスが実は、

初子と兄、そして母親を捨て蒸発した、初子の実の父親(大杉漣)だったのです。



家にまでおしかけ、兄と初子をなじる父親。



一度は追い返したものの、初子たちが留守の間に勝手に上がりこみ、

なんと、部屋にを放って自身もろともにしてしまいます。




なにをしてくれてんねん、大杉漣、と(役名わからず)



こう思ってしまいますよね。




せっかく、生活の為に高校進学を諦めて、ビスケット工場に就職もして、

やっと、三島君ともイイ感じになりつつあって、生活も安定してきてたのに。




ほんま、なにしてくれんねん、大杉漣、と。(役名わからず)




本当に、この父親だけは同情の余地のない…、

ほんっと最低の父親でしたね…。



ちなみに大杉漣さんには何の罪もございませんので。あしからず。




家を焼かれ、唯一の居場所を失い、

兄の友人を頼って広島から大阪へと引っ越す事になってしまった初子。



当然、三島君とも離れ離れになってしまいます。



出発の日、駅まで見送りに来た三島君と、

工場から餞別としてもらったビスケットを無言で食べ続ける二人。



いいシーンですねぇ。



そして、初子は言います。




「…こんなん、ドラマの最終回みたいでイヤや。」(広島弁ってこんなんでしたっけ?)



すると三島君は怒ります。




「アホか、こんなところで終わらせてたまるか!

将来、初子と結婚してホームドラマにするんや!」

(これは完全に関西弁かもしれません)




そして、小指と小指でしっかりと手を繋ぎ感動のキスシーン

…というところで、この物語は終わります。





いやぁ、これは中々面白かったですねぇ、はい。



もう、それこそ今時アリエナイ位のベタベタ展開でしたけど、

でも、それを変に大袈裟にせず淡々と日常として描いているところで、

こちらもそこで引かずに最後まで観れたかなぁという気が致しました。



また、これをねぇ、くら~~くおも~~~くやってしまうと、

さすがに引いてしまいますからね。



初子の淡い初恋なんかとも絡めて、その辺は上手く配慮されてたんではないかと。



それとやっぱり単純に、この初子役の東亜優さんが見てて可愛らしいのでねぇ。


観てるこっちとしても、なんかこう応援してしまいたくなりますよね(笑)




もちろん、塩谷瞬さんをはじめとする、

その他の個性的な役者さんたちも凄くがあってよかったですね。



あと、三島君も。(ちょっと濃い感じだけど)





”初子はきっと大阪で誰かと出会い、

三島くんはやがて他の誰かと結ばれるかもしれない。”



公式サイトにある監督のタナダユキさんのコメントなんですけど。



これを読んだ時に、

(ああ、この監督さんの言いたかった事ってこういう事なのかな)

って、ちょっと思ってしまいました。



別に貧乏云々…

初子がこんな環境でも頑張ってるんだから自分も頑張ろう、とか、

こんな生活を送ってる初子可愛そう(泣)…とかで泣いてほしいんじゃなくて、

”人生ってそういうもんだよね”っていう。



まさに「赤毛のアン」の話とリンクするかと思うんですが、

”人生ってそんなに思い描いてるほど上手くいかないよね”っていうですね。



そんな事なのかな、と。


思いましたね。




まぁでも、いくらなんでも、

もう、ここからは幸せになってもらわないと…ね(爆)




というわけで、「赤い文化住宅の初子」

7個で!





…本日はですね。



またまた、この渋谷シネ・ラ・セットまで出向いて、

ドキュメンタリー映画「TOKKO-特攻-を。


そして、さらにサービス・デーの恵比寿ガーデンシネマまで行き、

「インランド・エンパイア」なんぞも観れたらな、っていう感じでございます_(._.)_



では、またそのレブーの時にお会いしましょう(´・ω・`)ノ


ダンケシェーン(´・ω・`)ノシ




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2007年7月22日 (日)

アヒルと鴨のコインロッカー [映画]

Ahiru

★★★★★★★★☆☆

http://www.ahiru-kamo.jp/ (アヒルと鴨のコインロッカー 公式サイト)



「アヒルと鴨のコインロッカー」

恵比寿ガーデン・シネマにてハシゴ観賞してまいりました。



…で、前回の「ブリッジ」の記事の最後でこの作品の事を、

「アヒルと鴨コインロッカー」って書いちゃいましたけど、”の”でしたね(汗)


こりゃ失敬をば。



とりあえず、それはさておき、この作品。



いやはや、ついでに観たと言うには余りにも惜しい、

そんな、中々の良作でございましたよ、これ。



正直、あまり期待してなかっただけに、ちょっと嬉しいですよね。

なにげに観て面白い映画だったりすると。



しかも、サービスデーだったので1,000円で観れたとなると、

またお得感もヒトシオでございました♪(*´Д`*)




で、今回はちょっとあれです、結構ストーリーがモノを言う作品だけに、

極力ネタばれは無しにしよう、という方向で行こうかな、と。


思いますです。




Ahiru2













”19歳の椎名(濱田岳)は大学入学で一人暮らしをするために、

仙台のアパートへと引っ越してきた。


しかしその日、椎名は奇妙な隣人・河崎(瑛太)に出会う。


彼は初対面だというのにいきなり椎名に対し、

「一緒に本屋を襲わないか?」と持ち掛けてきた。


彼の標的はたった一冊の”広辞苑”


そして彼は2年前に起こった、

彼の元カノの琴美(関めぐみ)と椎名の部屋の隣に住むブータン人留学生

そして、美人ペットショップ店長・麗子(大塚寧々)にまつわる出来事を語りだす。


過去の物語と現在の物語が交錯する中、

すべてが明らかになった時、椎名が見た”奇妙で切ない真実”とは…。”




こんな物語でございます。



この物語がですね、

元々は伊坂幸太郎さんという作家さんの小説らしいんですが、

公式サイトにある、伊坂さんとこの映画の監督中村義洋さんの対談を読むと、

その原作者の伊坂さんでさえも「こんなに良い話だっけ(笑)」と驚くほど、

凄くよく出来た脚本なんですね。



原作は読んでないので、どの辺がどう変わってるのかとか、

どれがお互いにオリジナルの部分なのか、というのは分からないんですが、

↑のちょっとしたあらすじだけでも凄いたくさんの伏線が隠されているんです。



もちろん、その他にも色んな伏線が随所にちりばめられていて、

その伏線が最初は当然1本に繋がってはなく、果ては物語の全容すら中々掴めない。



しかし、その線が物語が進むにつれ徐々に1本に繋がっていく”面白さ”と、

そして、その物語の全容が分かった時に感じるなんとも言えない”切なさ”



これが、この映画の醍醐味なのではないかと。


思います。




Ahiru3













いや、でもほんと、これがねぇ、すんごく良かったんだよねぇ。


脚本しかりキャストしかり音楽しかり。



そう、今回”ボブ・ディラン”が凄く重要なキーワードになってるんだよね。



劇場に入ったときにボブ・ディランの”風に吹かれて”が流れてて、

その時は、ただ映画館側が待ち時間の間に流してる曲…っていう意識しかなくて、

でも、上映が開始されて、劇中でもその”風に吹かれて”が流れてくる。



凄い粋な演出だと思ったよね。



そして、今回この↑関めぐみちゃん演じる”琴美”も、

この物語の中で凄く重要なキーパーソンなんだよね。



で、そのなんていうのか、この”琴美”という役柄のせいなのか、

もしくはこの関めぐみちゃんが本来持ち合わせている女優としての魅力なのか、

なんか、凄く愛おしく思えたんだよね、今回この子が。



ああ、でもこの子だけじゃなくて、他の出演者にも言えるね、それは。



正直、今まであんまり好きでもなかった役者さんばかりなんだけど…

だから、あんまり期待もしてなかったわけなんだけど。



でも、今回凄くみんな愛おしく思えたよね、なんか凄く。



で、やっぱりね。




ネタばれしないと感想って書きにくいなっていう、ね。



あるね、なんかそういうのね。




Ahiru4













やっぱり、ネタばれさせてください(´д`)テッヘッヘ




  ※超弩級のネタばれしてます!ご注意ください!_(._.)_※




やっぱり、その伏線なんですよね。

面白いとこって。



もう、それこそ冒頭での”椎名と河崎の出会い”にしたってそうだし、


椎名の部屋の隣に住む”ブータン人の留学生”にしたってそうだし、


バス停で困って助けを求めても無視される”外国人”だってそうだし


”河崎”が妙に抑揚のない喋り方をするのにしたってそうだし、



そして、もう”河崎”自体がそうだし。



…っていう、なんか本当に伏線とは思えない伏線が繋がる面白さと言いますか。


まぁ、その伏線だと思えなくする手法がうまいんだと思うんですけど。



で、その一番のサプライズというか、まんまと騙されたというか(笑)


そこがやっぱり、”河崎”が”河崎”じゃなかったという部分ですよねぇ。




”河崎”が言う、自分の部屋から見て”隣の隣”に住む男…


椎名の部屋からは向かって左側の部屋に住む、

”河崎”がブータン人だと言っていた男。(椎名がそう思い込んでいただけ?)



この男が、実はブータン人でもなんでもなくただの山形弁を喋る日本人



で、その椎名の部屋の右隣に住む”河崎”…


その”河崎”の部屋から”隣隣”(つまり河崎の部屋)に住む男”河崎”こそが、

実は琴美の最愛の彼氏であるブータン人留学生ドルジであると。



そして、その事が椎名にばれ”河崎”ことドルジが過去に起こった事件…

琴美の死の真相を話し始めて、ようやく伏線が繋がり物語の全容が分かる。



こういう事なんですね。



では、何故その山形人をブータン人だと思い込まされたかというと、

それが、凄く自然なカタコトなんですよ。(なんか変な表現ですが)



いや、自分も最初は(ん~どう見ても日本人でしょ)って思いましたよ。



でも、序盤のストーリーのほとんどがですね、

その”河崎”の語る過去の回想シーンで話が展開するんですが、

そこに出てくるそのブータン人(山形人)役の田村圭生さん。



この人の、あまりの見事なカタコトぶりにまんまと騙されてしまいましたね(;´д⊂)


(ああ、やっぱりブータン人なのか)って。



それに、この人がブータン人なのかどうかなんて、

ストーリー上さほど重要だなんて思いませんしね…(笑)



で、さっき公式サイトで見たら、この方アメリカの出身なんだそうで。



なるほどねぇ。

だから自然なカタコトなのね。



でも、自分は知らなかったから良かったですけど、

この人が普通に日本語を喋れる事を観客に知られてしまっていたら

このトリックは意味をなさないわけですし、そう考えると結構危険な賭けですよね。



というか、このネタばれを読んでしまっていてもダメなんですけど(爆)



まぁ、とにかくですね、ここはちょっとやられちゃいましたね。



で、そうなると”河崎”って一体誰なのよって話になるんですが、

そこはまぁ、伏せておくことにしますかね(´д`)(中途半端に伏せる悪い癖)




ああ、そうそう一つだけ疑問というか分からない箇所があったんですが。



このドルジがですね、

文字が読めないんじゃないかというクダリなんですけど。



ここがどうしても腑に落ちないというか、読めないわけがないと思うんですよねぇ。



そもそも、

日本に留学してこようというくらいなんだから文字くらい勉強してくるだろうし、

椎名と出会う頃には既に来日して2年近く経っていて、

それこそ喋ってるだけなら日本人として通用するくらい日本語にも精通している。



しかし、その過程で文字だけを覚えないなんてことはありえませんよね。



実際に回想シーンなんかでは教科書か参考書か分かりませんが、

それを開いて勉強しているシーンもあったし。



でも、なんか最後の方にですね、ぼそっとこのドルジが、


「文字が読めないわけじゃないんだよ…」


みたいな事を言った様な気がしたんですが…。



じゃぁ、やっぱり読めるの?ってことになってきますが、

そうするとさらにワケが分からなくなってしまうシーンがあるんですよね…。



というのが、



椎名が”河崎(ドルジ)”はひょっとして文字が読めないんじゃないか?と疑う。


その”河崎”の事を試す為に、参考書(?)を”河崎”の元へ持っていき、

「これ、ボブ・ディランの詩集なんだけど読む?」と言って”河崎”に手渡す。


すると、”河崎”は…ちょっと正確な台詞は忘れてしまいましたが、

「へ~そうなんだ、あれも入ってんの?」的な事を言って気づかない。


そこで椎名は”河崎”が文字を読めない事を知り、”河崎”の告白が始まる。



…という流れなんですけど、そこでもし仮に文字が読めるんだとすると、

この部分が変なことになってくるんですよね…。



ていうか、そもそも参考書とボブ・ディランの詩集なんて、

表紙の絵とか見れば違うことくらいわかりそうなもんですから…(笑)




う~ん、あそこだけがほんとわかんないんですよねぇ…。



ドルジはわざと気づかないフリをしたってことなんですかね…?


でも、そんな風な描写には見えなかったけどなぁ…?(´・ω・`)ウーン




まぁ、そこのところはさておきにして。



この「アヒルと鴨のコインロッカー」

面白くもあり切なくもある、そんな非常に良い部類の邦画だと思いますので、

是非お近くで上映されてるならば、早いうちに劇場へGOしてみては如何でしょうか!




というわけで、「アヒルと鴨のコインロッカー」

8個で!!





…ところで、この恵比寿ガーデン・シネマという劇場。


実はこの時初めて足を運んだんですけど、凄く雰囲気のいい映画館ですねぇ。



つくりはコジンマリしてるんですけど、こう映画館によくある、

”暗くて、怪しくて、闇取引でもしてそうな”イメージ。(言いすぎ)


そういうものがなくてですね、どこかこう、

”柔らかな日の光が差し込む、暖かな映像空間”みたいな。(劇的ビフォーアフター風)



なんかそういった感じがして、個人的に凄くお気に入りの映画館になりました。



あと、なにが良いって、周りの環境ね。


恵比寿ガーデン・プレイスというんですか、あの辺は。


もう、まさに”都会のオアシス”といった感じで落ち着いた雰囲気の…



うーん、あそこに住みたい(´д`)




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2007年7月20日 (金)

ブリッジ [映画]

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★★★★★★★★★★

http://the-bridge-movie.com/ (ブリッジ 公式サイト)



「ブリッジ」

恵比寿ガーデン・シネマにて観てまいりました。




ふむ。



とりあえず、今回はですね。

ご覧の通り↑、採点はやめておこうかなと、思います。



まぁ、別にドキュメンタリーだからといって特別扱いするつもりもないんですが、

どうも内容が内容だけに、ちょっとあまりいい気分もしませんからね…。



ですので、今回は本当にこの映画を観た”感想文”のようになるだろうし、

いつものように茶化して書くわけにもいかず、映画の内容同様、結構気の重い…。



そんなスタートになってしまったわけですけども。




Br2













”アメリカ西海岸、

サンフランシスコに架かる全長2,790m、高さ230mのゴールデンゲート・ブリッジ


そこはサンフランシスコの観光名所であるとともに、

世界有数の”自殺の名所”でもある。


何故この美しい橋に自殺者が呼び寄せられるのか―?



2004年から2005年─


1年間にもわたり定点撮影を行い、橋から飛び降りる人々のその姿をカメラに捉え、

世界中で論争を巻き起こした”衝撃のドキュメンタリー”。”




そして、その実際に”飛び降り自殺”をして命を失くした方たちの、

友人、遺族の方にインタビューを行い、その模様も収められています。




「橋桁に足をかけた人を見かけたらすぐに通報する事をルールとして撮影した」

監督:エリック・スティール


…という事なんだそうで、実際にそれで6人もの人の命を救ったんだとか。



しかし、逆に言えばわざわざこんな事を言わなければならないほど、

何人もの方の”自殺する一部始終”を克明に捉えてるんですね。



飛び降りる前、飛び降りる瞬間、飛び降りてから海面に落下するまで、を。




…で、正直言ってしまうと、ちょっと誤解を受けそうな言い方なんですが、

この映画を観終えた感想として、特には…


”凄く考えさせられた”…だとか”心に重く響いた”…だとか、

ましてや”感動した”なんてことは、ほとんど思わなかったんです。



もちろん、”自殺をする人”の映像はショッキングなのは当たり前ですけど。



しかし、この映画の大部分を占めるのは、

亡くなった方の友人・遺族の方の話なわけで、本人の話じゃないので。



…またこれ、おかしな事を言ってるようですが、

やっぱり、いくら他人が生前の故人の話をしたところで、

所詮、親兄弟と言えども本人じゃないわけで、

その本当の所は本人にしかわからないですし。



何故、自殺するまでに至ったのか、


何故、その橋を選んだのか、


何故、人通りの多い昼間を選んだのか、


何故、飛び降りるまでに時間をかけて、そして最後に何を考えていたのか。



当然、わかるはずのない事の方が多いですけど、

でも、本当に知りたい、知らなければいけないのはそちらの方だと思うんですね。



もし、何か日記なりなんなりの本人たちの言葉が残されていて、

そちらを基にこの映画も構成されていたなら、また違った見方もできただろうし、

よりに迫れて、より何かを理解できたんじゃないかな、と。



そんな風に思いました。




Br3_1













この映画に出てくる”自殺”を行った7人の人たちは、

ほとんど皆、鬱状態に悩まされその果てに”自殺”をしてしまったという事でした。



実を言うと、自分も過去にこのような状態に陥った事があります。



といっても、この7人の人たちや、

その他にも大勢いるであろう、この病気に悩まされている人たちに比べれば、

自分の体験したものはかなり軽度だったのかもしれませんが、

それでも、この病気がどういうものかという事くらいは少しは分かるつもりです。



”死への憧れ”みたいなものを抱いていた時期も実際にありましたしね。



いつ頃死のうか、どこでどうやって死ねばカッコいい死に方になるのか。



こんな事ばかり常に頭の中で考えてしまって、で、そうかと思うと一転、

何の根拠もなしに自分の未来は明るいはずだとか、楽しいはずだとか、

そんな事を考えるようにもなる。



今考えると、いわゆる躁鬱の状態だったんでしょうが、

病院等にかかったわけではないので断言はできません。



でも、期間も短く、恐らくはまだ軽い症状だったんだとしても、

それでもすんごくしんどかったのはよく覚えてます。



生きる事が。



何をしていてもつまらないし、何をしていても意味が無いし、

じゃぁ、何故そんな辛い思いをしてまで生きなければダメなんだろうか、と。



抽象的な表現で申し訳ないですが、

ほんと、太陽がずっと”雲”で覆われていて、世界は真っ暗闇にしか思えない。


そんな状態でした。



なので、この映画に出てくる7人の人たちの精神状態…

”空が雲に覆われた”状況が何年、何十年と続いたとしたら…と考えると、

非常に悲しくもあり、そして恐ろしくもなります…。




”自殺”という行為が果たして”良い事”なのか、”悪い事”なのか…


そして、それは誰にとって”良い事”で、誰にとって”悪い事”なのか。



この事は誰にも一概には言えないだろうし、本当に難しい問題だと思いますね。




で、この”自殺”…というより”死”と”人生”についてですかね。


これらの言葉を聞くと、どうしても頭に浮かんでくる本が2冊あるんですね。



でも実際、この本を読んだ時には、

もう既に”欝状態”から抜け出して何年か経っていたんですが、

それでも、まだ心の中には幾分か残っていた”雲”



この”雲”を、この2冊の本が全て、完全に吹き飛ばしてくれた…

丁度、先頃台風が来てましたが、まさに”台風一過”のような…(笑)



そんな”雲ひとつない青空”のような心にしてくれた2冊の本がこちらなんです。





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   「1リットルの涙」     「いのちのハードル」




この作品については何度かこのブログでも取り上げたかと思うんですが、

何度でも取り上げましょう



もう、そのくらいこの2冊の本は、

自分的な心の聖書(バイブル)として今も心に根付いています。




「1リットルの涙」は、

15歳という若さで”脊髄小脳変性症”という不治の病に冒され、

その病気と真正面から向き合って生きた木藤亜也さんの書いた日記です。



”脊髄小脳変性症”という病気については…



”脊髄小脳変性症とは、小脳、脳幹、脊髄が徐々に萎縮してしまう疾患であり、

原因は今もなお不明である。


箸がうまくもてない、よく転ぶといった症状から始まり、

進行するにつれて歩けなくなったり、字が書けなくなったりする。


最終的には言葉も話せなくなり、寝たきりになり、最悪の場合は死に至ることもある。


しかし、小脳、脳幹、脊髄が萎縮していっても大脳は正常に機能するため、

知能にはまったく障害がない。


つまり、体が不自由になっていく事を自分自身がはっきり認識できてしまうのである。


その意味でこの病気は非常に残酷な病である。”


(1リットルの涙 wikipediaより引用)




そして、もう1冊の「いのちのハードル」。


この本は亜也さんと共にこの病気と闘った亜也さんの母親、

木藤潮香さんが亜也さんの日記を基に綴った手記です。



で、この2冊の本を読んでいて…

お恥ずかしい事にずっと泣きながら読んでいたんですが、

どうしても、しばらくそのページから次のページへと行けなくなってしまう。


そんな箇所が何箇所かあったんですね。


涙で字が読めなくなるというか…(笑)



そんな箇所の中の一つに、

病気で体が思うように動かなくなって転んで歯が欠けて、

そんな自分の顔を見ると涙が出ると嘆いていた亜也さん。


そんな亜也さんが何気なく日記に書いた言葉、



「でも、シュークリームを食べたら凄く美味しくて嬉しかった」。



…ちょっと細かい部分は、今、本を手に取ってないので違うかもしれません。



でも、この言葉を読んで凄く気づかされた気がしたんですね。




ああ、こんな事でいいんだと。



人生ってこれでいいんだなって。




なんでこんな病気に侵されて、自分がこんな状況なのに、

なんでこんな些細な事で喜べるんだろうって不思議にすら思ったんですが、

でも、これでいいんだなっていう、凄く簡単な事のようですが思い知らされました。



何かを食べて、それが美味しいと感じれば、それでいいんじゃないかって。



そんな、自分が気づいてなかった、または忘れていた、

”人生ってどういうものか”という事を、この本を読んで凄く教えられた気がしました。




いや、本当にこの2冊の本に出会ってからはですね、

”生きる事への迷い”みたいな、そういうものが一切無くなったんですよね。



そら、もちろん生きてれば悩む事は多々ありますけど、

でも、それはマイナス方向への悩みじゃなくて、プラス方向への悩みで、

これは無理だとか、自分じゃどうしようもない…とかそんなんじゃなくて、


これをするにはどうすればいいのか、

自分にはあそこまではできない、行けないかもしれないけど、

でも、近づける方法はとりあえず探してみよう…とか。



そういう悩みしか持たなくなった…というより持てなくなりましたね。



というのはやっぱり、ちょっと悔しいというのもあるんですよ。



こんな15歳の少女(当時)がこれだけ頑張って生きてたのに、

自分はその五万分の一もまだ頑張ってないじゃないか、と。



そして、亜也さんの五万分の一もまだ人生を楽しめてないじゃないか、と。



もちろん、この病気に侵されて、この病気と戦った亜也さんは、

自分なんかより五万倍も辛い想いもされたんだと思いますけど、

それでも、”花”を見ても、”空”を見てもなんとも思わない自分よりかは、

よっぽど楽しくて素晴らしい人生を送ったんじゃないかと、思うんですね。




(いや、おいおいオレ、まだまだやな)…っていうね。


なんか、そんな風に感じたんです。





本が好きでいつも読んでいた亜也さんが、お友達から、

”「私が本を好きになったのは亜也ちゃんの影響よ」と言われて嬉しかった”

…という一節があるんですが、

ほんと、今自分が映画を観て楽しいと思えるのも亜也さんのお陰かもしれません(笑)





…と、かなり話がそれてしまいましたけど。



この映画「ブリッジ」に出てくる7人の方たち、そして、

それ以前にもこの橋で亡くなった方たちにも、こんなたった2冊の本のような…

そんな何か、人生の意味を教えてくれるものに出会えてたら、

また違った人生を送れていたのかな、なんて事を思わずにはいわれませんでした。




自分はまだ独身で、子供なんてものもいないんですけど、

もし将来、子供を持つようなことがあれば、

とりあえず、この2冊の本だけは読ませてあげたいんですね。



まぁ、もう、しばらくは算数が0点でも国語が12点でもええから、

とりあえず、これを読みなさい、と。



”あげたい”というのは、別に自分の自己満足のためじゃなくて、

その子供本人の為になるものだと思いますから。



それこそ、教科書10冊…

いえ、それ以上に人生に必要な何かを得られるんではないかと。


本当にそう思ってますので。




やっぱり、自分の子供には、

シュークリームを美味しいと思える子に育ってほしいですからね。

(その前にその子供がいないわけで、その前にまず結婚…ぶつぶつ…ぶつぶつ…




というわけで、ドキュメンタリー映画「ブリッジ」の感想でございました。





…当初、この映画だけを鑑賞する予定だったんですが、

恵比寿ガーデン・シネマの方がですね

水曜日がなんとサービスデーで男女共に1,000円で映画を観られるという、

なんとも素晴らしいシステムなのを出かける前に知りましたので、

急遽、「アヒルと鴨とコインロッカー」もハシゴして観てまいりました。



なので、次回はその「アヒルと鴨とコインロッカー」について、

レブーをしてみたいなと思うところであります。



それでは、また(´・ω・`)ノシ




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2007年7月18日 (水)

西遊記 [映画]

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★★★☆☆☆☆☆☆☆

http://www.saiyuki.jp/index.html (西遊記 公式サイト)



「西遊記」

結局観てまいりました。




んん、まぁ。


まぁまぁ、こんなもんでしょう。



ええ、いやいや、別にもう怒りはしませんとも、ええ。


ねぇ、そんな、毎回毎回感情にまかせてレビューを書いていたら…



「こいつは、映画にかこつけてただイチャモンを付けたいだけじゃないのか!?」


「なんなんだ、この偉そうなブログ野郎は!」


「ちっくしょう…!覚えてやがれ、このロクデナシ!」



…いずれ、こんなお叱りの声を賜る日も遠からず来てしまうでしょう。



いくら、感じたままの率直な感想こそと心がける当ブログにとっても、

そのような状況は本意とは言えませんからね。



なので、今回は少し冷静な目で…

”大人のレブー”というものを念頭においてこの映画を評してみたい。


そう思う所存であります。




Sai3

















人は皆その昔、であった



現在、60億人もの人間を抱える地球という星において、

これほどセンセーショナルな出来事がかつてあったであろうか。



その遥かなる時を遡り猿から人へと進化した生き物はやがて、

その欲望の趣くままに母なる大地を荒らし、互いに忌み嫌い、

そして、その欲望の矛先をまだ見ぬ次なる大地へと求めはじめた。



そう、まるで全ての答えを求め”天竺”を目指すこの物語の主人公たちのように…。


ならば、なぜ彼らは”天竺”を目指すのであろう。



かつての独裁者ヒトラーは言う。



「天竺ってなに?



こう答えるのも至極当然な自然の摂理であろう。



かく語りき筆者も、その”天竺”という超宇宙的概念において、

その全容を計り知る手立てを得る手段を探そうとしたこともない。爆。



なぜならば、まさに”天竺”とはその求めるそのものだからである。



かつて世界中の人々が深い悲しみに覆われた過去の歴史において、

そのプロパガンダにおけるサティスファクションなバイブレーションが、

お口の中にフワーッと広がる感覚をえてして、さも人々は……ゴニョゴニョ…ゴニョゴニョ…




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…ふぅ、中々疲れますね、”大人のレブー”というのも(´・ω・`)


まあ、今ので8割がた言いたい事は伝わったと思いますけども。(いやいや)



っと、そんな冗談はさておきですね。


また今回もこれ、イチャモンのようになってしまう気がヒシヒシとしてるんですが…(爆)



その前に、この↑の画像は一体なんなんだ、という。

事になると思うんですが。



画像が無いんですね、まともな。


まともなというか、主人公の孫悟空こと香取君の出てるやつが。



これはもう、ジャニーズ事務所絡みでネットでの写真は一切ダメっていう、

鉄の掟のお陰でこういう事になってしまってるんですけども。



でも、ねぇ…。


自分らで勝手に出といて、でも写真は一枚もダメですよって、そんなアホな…(´д`)



宣伝する気ですか…!



ならば、そういう事でしたらこちらも敢えて、

この意味不明な画像で対抗してみようじゃないか、という。


アンチテーゼの意味合いも込めて、ですね。



…ていうか、

いっつも無断で写真を使用してる身分で偉そうな事は言えないんですが(/ω\)テッヘッヘ




Sai5

















で、やっとここで作品について触れるわけですが、

これも前回の「ハリポタ」同様、それほど語る内容もないんですよね。




もうちょっとちゃんとやればいいのに。



この一言こそが、この作品を語るのに最も適した言葉ではないか。


筆者はそう考えます。



もうちょっとちゃんとやれば、そこそこ、

ほんとそこそこですけど面白かったなっていうくらいの感想は持てるんではないかと、

それくらいのエンターテインメント性は本来ある題材だと思うんですね。



しかし、如何せんこれ、まず、あの衣装からして造り込む気な…(笑)


テレビドラマ…いえ、新春かくし芸大会ですね。



”天竺を目指して長い長い旅をしている”という大前提において、

何故あんなに洋服がマッサラなのかと。


この辺の事なんて衣装を考える段階で真っ先に出てきそうなもんですけど、

それをあえてしないのは、もう”別にこれでいいや”的な事なんでしょうね。



あと、”金角大王銀角大王”にしたってねぇ、

あんな悪役レスラーみたいなんじゃなくて特殊メイクとかでやればいいのに…(´д`)




でも、頑張ってるところは結構頑張ってるんですよね。


演出とか映像的なとことか。



銀角と悟空の”空のカーチェイス”シーンなんかは中々面白かったですし、

ラストの金角とのバトルからその後の龍退治なんかは結構見応えあったと思いますし。



しかし、そこでやっぱりネックになってくるのが、細かい部分の造り込みの甘さ



いくらそこで頑張ってても、そのディテールの甘さで、

どうしてもテレビドラマの域を抜けられないというですね。



ん~まぁ…、この映画に関しては別にもったいなくもないかな…(笑)


元々そんなに期待してもなかったので…(´д`)



でも、もうちょっとちゃんと映画を造ろうという想いが製作者の人たちにあれば、

こんなところでこんな事を書かなくても良かったのになっていう事ですね。



ああ、あとは演技についてというか香取君についてちょっと。



これは、「舞妓ハーン(略)」の時にちょっと書いてたかと思うんですが、

無駄に中途半端に高いテンションだとお寒い事になるんじゃないかと…。



まさに、今回の香取君がその良い見本のような…(爆)



もう、ほんと終始無駄中途半端にテンションが高いんですね。



まぁ、後半はバトルなんかも絡んできてその辺はいいとしても、

特に辛かったのが序盤から中盤…。



普通に喋れば良いのに…(´・ω・`)


っていう。



やっぱり、あの辺はもうちょっと”メリハリ”をつけないと、

本人はあれで満足なのかもしれないけど、観てる方はすんごいシンドイんですよ。



それかもう、阿部サダヲさんくらいに一つ突き抜けてしまうか…(笑)



ですね、はい。




ん~まぁ、お子様連れの家族で観にいく方とか、

U-15くらいまでの純粋な心を持った方ならまだ楽しめるのかな?


でも、それ以外の人にはちょ~っと、時間とお金に見合うだけの面白さは…、

正直微妙なところかもしれないなっていう感想でございました。




というわけで、「西遊記。★3つで!



あ、そうそう忘れてた。


ストーリーは、”天竺に向う三蔵法師一行が途中立ち寄った国が、

恐るべき絶対妖怪、金角大王・銀角大王に襲われてましたよ”です。(おそっ)





今日はまたちょっと雨が降ってるんですけども、

少し遠出をして恵比寿ガーデンシネマで「ブリッジ」という映画を観たいなと。


思うとるんです。



この映画は前からちょっと気になってたんですけど、

今週の金曜日までで終了という事なんでギリギリセーフで。



いや、危なかった危なかった(´・ω・`)(まだ観てないけど)




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2007年7月15日 (日)

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 [映画]

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★★☆☆☆☆☆☆☆☆

http://harrypotter.warnerbros.co.jp/site/index.html

(ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 公式サイト)



「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」

たったいま先行上映のレイトショーから帰ってまいりました。


がシャレにならなかったです。




で、感想の方はと言いますと…

何じゃこりゃ…?でした…。



ハリー・ポッターってこんなC級映画だったかな…ってくらいに。



実を言うとこのシリーズ、観た事があるのは一番最初のやつだけで、

世界中で大人気という事だけど個人的には印象がイマイチだったもので、

(まぁ、こういう世界観が好きな人もいるんだろう)くらいに思って、

それ以降、観ようとも観たいとも思わなかったんですが。



久しぶりに観たら、その劣化ぶりに少々驚きを禁じえませんでした…。




Hp2













ええ~、今回はもう夜も遅いので(現在0時過ぎ)、

簡潔に済ませたいと思います_(._.)_


というより、そんなに語ることも無いというのが正解なんですけども(爆)



ネタばれも含みつつ不満点だけをズラッと書いていきますので、

気になる方は読み飛ばしてくださいませ。




まず第一に、作中に魅力的なキャラクターが一人もいない。


これは正直いかがなものかと。



まぁ、タイトルからして”ハリー・ポッター”さえ見られればそれでいいんでしょうけど、

その頼みの綱のハリーも1作目の時の可愛らしさは見る影も無く…。



もう、なんならハリー係長くらいの勢いでおっさん化…

大人の階段を順調に駆け上がってましたね。



これがねぇ、ほんとちょっと辛かった…(笑)

誰一人として良いなと思えるキャラがいないんですもん…(;´д⊂)



これはファンタジーもののストーリーでは致命的とも言える部分ではないでしょうか…。




次に、完全な続編物すぎて、前作を観てないとストーリーが分かりずらい。



まぁ、これはある意味しょうがないといえばしょうがないんですけど、

それにしても、もう少し今回だけ観ても楽しめる要素があってもいいんじゃないかと。


思うんですね。



で、それに関連しての次の不満点になるんですけど、

ストーリーが状況説明で終始してほとんど盛り上がりがない



もう、1時間半、説明に費やしてるようなそんな印象でした…(´д`)


で、それにしたって前作を観てるのを前提とした物がほとんどなので、

今回だけ観てもなんら面白くもなんともないものでしかない。



いつになったら戦うねん、と。

かなりヤキモキさせられました。




あとは、字幕がひどい。



エンドロールの最後まで観てないので確かな事は言えないんですが、

これはたぶん戸田奈津子さんの手によるものでしょう…(笑)



どこの今時の16,7の若者が、



生(なま)、言うぜ、こいつ」だの、


「~~(この部分失念)~~茶杓一杯分よね」だの、


宴会に出ないの?(敵を倒した後の祝勝パーティー的な事を指すものと予想)」だの、



こんな発言するんですか…(笑)



なんかもう、その他にも変な言い回しの台詞いっぱいあったし…(´д`)

もう、いやこんなん…(´д`)




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で、何がビックリしたってもう、終わり方なんです。


え、もう終わり…??っていう…。



やっとちょっと盛り上がってきて、さぁ、これからって時に…、



♪ファ~ファファ~~ン♪


DIRECTED BY ナンチャラカンチャラ




うそーーーん(・◇・)ですよ。




ええ~~~、さっきのがラストバトルゥウゥ…???

どう考えてもこっからさらに強いのが出てきて…っていう展開が普通…



うそーーーん(・◇・)




闇の帝王やら、不死鳥の騎士団やら、ダンブルドア軍団やら、

さんざん煽っといてあれだけですか…。



まだ何の活躍もしてないやないか、お前ら…(笑)


この↑の子とかも、ちょっと謎めいた登場の割には別に何もなかったし…。



というか、あれ…ほら、


闇の帝王、ダンブルドア校長が倒してしまってるじゃないですか…(爆)


ハリー係長、全然戦ってねぇじゃん…(爆)




えええ、もう~~まじでぇ……(´д`)



…ていうのが、さっきこの映画を観終わった直後の率直な感想でございます。




いやぁ、これはちょっとねぇ…やってしまってますねぇ…。


もう、エンドロールが流れ出したら競歩で劇場を後にしましたからね、自分。



そのくらい、なんかもう…怖かった、その場にいるのが…。




そんなわけで少なくともですね、

このシリーズのファンでもなんでもない自分にとっては全く楽しめませんでしたし、

もう、ハリーがスクリーンに映るだけで大爆笑…みたいな人でないと、

まず楽しめる事はないんじゃないかと、断言してもいい位の出来だと…。


思いましたね。



間違っても、この台風の猛威が迫りつつある最中、

土砂降りの雨に打たれて観にいくほどの物ではないでしょう…(´д`)




ということでございまして、「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」

2個で…!





「西遊記」もなぁ。

別に期待はしてないんだけど、一応観に行こうかと思ってたんですが…。


どうしよっかなぁ…やめとこっかなぁ…(;´д⊂)


他の方のレビューを待ってどうするか決めようかなぁ…(;´д⊂)




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2007年7月14日 (土)

アドレナリン [映画]

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★★★★★★☆☆☆☆

http://www.adrenaline-movie.com/ (アドレナリン 公式サイト)



「アドレナリン」

観賞したのは月曜日の事になりますが、とにかく観てまいりました。




”このスナイパー、アドレナリンを出し続けないと

即、死亡。



もう、この時点でなんでやねん、ですよね(笑)


とにかく、ありえない事だらけの内容なんですが、

とりあえずそこはもう置いといて、観ろと。



そんな風なおバカ加減満載の映画でした。



そう、例えるならば、

「ダイ・ハード3.5」みたいなですね。




       ※ネタばれしてますので、ご注意ください_(._.)_※




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でも、敢えてちょっと言わせてもらうとですね、

やっぱり「銃でさっさと撃てばいいじゃない」…なんですよ…(笑)



何故、わざわざこんな薬を使うのかと。


でも、それを言っちゃうとこの映画が始まらなくなっちゃうんですけどねぇ。




雇われヒットマンであるこのシェブが、

ボスからの命令を受けて、中国マフィアのボスを撃ち殺した。


そして、その報復としてリッキー・ヴェローナという男から

”中国製の毒薬”を打たれてしまう。



で、本来なら1時間で死に至るこの薬なんですが、

”アドレナリン”を出し続けることによってその進行を遅らせる事ができる。



なので、この男はとにかく暴れまわる、暴れまわる



その”アドレナリン”全開で暴れまわる様を楽しむ映画。



そう、例えるならば、


「もしも、ジョン・マクレーンがチンピラだったら」


みたいな、ね。




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基本的には中々面白かったんですけどね。



単純なアクションシーンだけでもそこそこ見れますし、

おケツ丸出しでバイクにまたがるような小ネタや、

車でデパート(?)に突っ込んでそのままエスカレーターに乗り上げる、

というような、結構”大掛かりな小ネタ”なんかもありましたし。



この映画の命とも言うべきノリとテンポも決して悪くはないと思います。



でも、ちょ~っとやりすぎかなという場面もチラホラ見受けられましたねぇ。



その”やりすぎ感”が一番出てたのが、

この↑の彼女(イブ)と、街中でいきなり”コトに及ぶ”シーン…(笑)



まぁ、”アドレナリン”を出すという意味では

ある意味欠かせない描写なのかもしれませんけど、

でも、もうちょっと簡略的な表現でも別に良かったと思うんですけどね。



あれじゃ、生々しすぎて笑えませんし…(爆)



あとは、結構グロテスクな場面も何箇所かあったんですけど、

その中でも、仲間の情報屋のオカマちゃんが敵に捕まって殺されてしまうんですが、

その敵のアジトへ乗り込んできたシェブと敵との間で撃ち合いが始まり、

そこで敵の弾をよけるのに「プライベート・ライアン」よろしく、

そのオカマちゃんをに弾を避ける場面があるんですね。



で、そこも別になくてもいいかな…と(爆)



ジョークのつもりなのか、そうでないのかちょっと微妙な線ですし、

あれを見てもヒク以外のリアクションはできないですしね…。


で、これがまた妙にリアルに表現できてしまってるところがなんとも…。



そんな、無駄にR指定の年齢を引き上げるような場面が少し気になりました。




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その他にも気になる点はいくつかあったんですが。


それを気にしちゃだめだと分かりつつも、

やっぱり最終的にはそのストーリーの荒さが目立つんですよね。



2,3回撃ち殺されててもおかしくない場面もあったし…(笑)


あと、どういう行為をすればどの程度延命できるのかとか、

その辺がちょっと曖昧でイマイチ危機感みたいなものも感じられませんでしたし。



まぁ、死なないんだろうな、みたいな。



で、その最たる場面がラスト付近のシーンで、

シェブがとうとう毒薬を打った張本人リッキー・ヴェローナを追い詰めたと。


そして、その背後にいた自分を雇っていたボスとも決着をつけようと言う場面。



アジトに乗り込んだシェブが、危うくもう一度毒薬を打たれそうになったところへ、

シェブが撃ち殺したと思われていた中国マフィアのボスが助けに入り、

その中国マフィアとシェブ、リッキーたちとの間で撃ち合いが始まる。



不意打ちを喰らい劣勢にたった黒幕のボスは、ヘリコプターで逃げようとする。


それを追いかけるシェブがとうとうヘリに乗り込む前のボスを捕らえた!



しかし、そこで背後から忍び寄ったリッキーに再度毒薬を打たれる!



ぐおっ…(;´Д`)


倒れこむシェブ…。



そして、シェブの持っていたをリッキーに奪われる。



その銃で黒幕のボスを撃ち殺しリッキーはそのままヘリで逃げようとする!



ブロロロロロ……



……ん!?



そこで思いました、ワタクシ




いや、おい、ちょっと待てと…!


シェブを撃ち殺していかんかい!?と



ここはもう、どう考えてもおかしいですよね…(爆)



1時間で死ぬはずだったシェブに復讐をみすみす許し、

片手まで失ったリッキーがここでシェブを放置していく理由がないじゃない、と。



も、それこそ、ここはズドンで終わる話ですよ。



この辺がなんかこう、部分部分でストーリーが思いついて、

ここはこうでこの次はこうなって…みたいに繋げていったんだけど、

その繋ぎの部分の詰めが非常に甘いというか…(笑)



なんかそんな感じが凄くしてしまいましたよね。



でも、この後のラストバトルからラストシーンまで。


ここは個人的には非常に良かったと思いますし、いい終わり方だなぁと。

この↑の写真の場面になるんですが。



毒薬を打たれたシェブ。

なんとその毒薬が解毒剤(?)の効果をもたらし見事復活。


そして、ヘリで逃げるリッキーを逃がすまいとヘリに飛び乗り最後のバトル



このシーン、公式サイトによるとスタントマンとか合成とかじゃなくて、

実際に役者さん本人が3000フィート…ってどのくらいなのかちょっと分かりませんが、

まぁ、とにかくヘリに宙吊りになって撮影したんだとか。



ここは凄いですよね。

実際に見てても(うお、あぶねぇ~)って思うほどの迫力はありましたし。



…で、その二人がもみ合った結果、

なんと二人ともヘリから落ちてしまうんですねぇ。



まぁ、ここはさすがに合成でしたけども(笑)



でも、その前の映像のおかげか、この落ちていく部分も結構リアルに感じられて、

それまでのアリエナイ展開とのギャップからか妙な哀愁?と言いますか。


あ、死んじゃうのねっていう。


これはもう、どうしようもないわなっていう。



で、それが観てる側だけじゃなくて、シェブ本人にもその想いがあったらしく、

その上空から落下してる最中に最愛の恋人イブに電話をするんですね。


留守番電話だったんですけども。



でも、その姿がねぇ、妙にちょっとカッコよく見えたりなんかもして。



最後の最後に、この主人公シェブに親近感を覚えてしまったというか。


そんなラストでした。




やっぱり、オチがバチッと決まってる映画は、

観てても後味がようございますからね(´・ω・`)


そういう意味では、ラストの展開で救われた映画なのかな、とも思います。



…そういえばなんか、エンドロール後にも続きがちょっとあったみたいですが…

そんなん知らずにラストに満足して途中で帰っちゃったよ…(´・ω・`)




というわけで、「アドレナリン」6個で!





今日(土曜)は~、

先行上映してる「ハリー・ポッター」をレイトショーで観にいこうかなっと。


でも、台風の影響かがずっと降ってるのでどうしよかなっていう。



正直、そんなに滅茶苦茶観たいってほどでもないんですけど、

でも、どうせ観るならレイトショーで安く観たほうがお得かなっていう。



うーん、気絶するほど悩ましい(´・ω・`)




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2007年7月11日 (水)

傷だらけの男たち [映画]

Ko

★★★★★★★★★

http://drywhisky.com/index.html (傷だらけの男たち 公式サイト)



「傷だらけの男たち」

観てまいりました。




面白い面白い


思ってたよりは全然面白かったです。



「インファナル・アフェア」の制作スタッフさんの作品というだけあって、

やっぱり造りはしっかりしてますし、ストーリーも最後まで目が離せない。


そんな上物のサスペンスでございました。



ただ、それをまたもやディカプリオ主演でリメイクを決めてしまってるハリウッドには、

必死やなという万感の想いしかありませんけども。



もう、プライドもへったくれもないな…(´д`)


その割には英語に拘るという、妙なプライドだけは捨てんな…(´д`)




      ※少々ネタばれしてるかもしれません。ご注意ください_(._.)_※




Ko2













トニー・レオン金城武


主演の、このお二人。



トニー・レオンに関しては、

「インファナル・アフェア」で観た時の印象くらいしか正直なくて、

そんなに好きでもなく、といって別に嫌いでもなく…みたいな。


まぁ、人気あるのかなぁくらいの認識しかなかったんです。



で、金城さんに関してもそれはほぼ同じですね。



金城武さんの出てる作品でまともに観た記憶があるのは「不夜城」くらいで、

あとはテレビドラマに出演してるのを、観たような観てないような…。



で、それらを観た時にもイマイチピンとこなくて、

まぁ、カッコイイのかな…っていう。



でも、今回のこの「傷だらけの男たち」を観てその認識を改めました。




金城武カッコいいわ


トニー・レオンは……まぁ……う、うん。



いやぁ、なかなかイイ男じゃないの、ねぇ(´д`)(あやしい)



パッと見はシリアスで大人っぽいダンディズム溢れる男前ながら、

ふとした所で時折見せる少年のような表情。



ねぇ。



同姓でここまで金城武を分析するのはオスギさんか自分くらいかっていう。



いや、でもほんと今回の作品に限ってだけ言うと、

男ながらにファンになってしまいそうな、そんな魅力的な金城さんでございました。



ディカプリオ?……いや、ないな、それは(´д`)




Ko3 Ko4_1

Ko5













”2003年、クリスマス─


香港のバーで飲めない酒を無理にのみ、

クリスマスの雑踏にまぎれようと努力する刑事ポン(金城武)。


そして、そんな彼の親友でもあり上司のヘイ(トニー・レオン)は、

女性ばかりを狙って殺人を繰り返す凶悪犯罪者を監視していた。


遂に動き出したターゲットを追跡の末、

見事犯人の家への侵入に成功し男を逮捕する。


疲れきって自宅に帰るポン。


しかし、そこで彼が見たものは、

既に変わり果てた姿でベッドに横たわる最愛の恋人だった…。”




こんなイントロダクソンで始まる、この物語なんですけども。



その後、最愛の人を失くしたショックから立ち直れず、

飲めないはずだった酒におぼれ、私立探偵へと身をやつしたポン。



一方のヘイはというと、

大金持ちの娘スクツァン(↑)と結婚し幸せの真っ只中。



しかし…それは”恐るべき陰謀”の始まりに過ぎなかった…。



そうなんです。



このトニー・レオン扮するヘイの真の目的とは、

スクツァンの父親で大富豪チャウの”命と資産”をせしめること。


…そして、その裏に隠された本当の真実とは…。



という風にですね、

この物語の展開的には”誰がチャウを殺したのか”という事より、

”何故、ヘイが義父であるチャウを殺したのか”という方がメインになってまして、

その父親の死に不信を抱いたスクツァンに事件の調査を依頼されたポンが、

どういう風にその真実にたどり着くか、というところが見どころなんですね。



なので、ストーリー的には早い段階でヘイがチャウを殺害するシーンも出てきます。



そして、そこからの謎解きを複雑に、そして退屈させない為(?)にも、

その他にも色々な要素がこの物語に絡んでくるわけなんです。



執拗にヘイとスクツァンの命を狙う”第3の男”の存在。


ポンの最愛の恋人は何故自殺したのか。


などなど。



で、この映画の良かったなって思った点はココで、

この物語の構成の仕方が上手いなぁってところなんですね。



というのも、上記のこれらの要素がこの事件に直接関わってくるのかというと…

こないんですねぇ、これが



物語の序盤から終盤にかけて、

さも、ポンの恋人の死はこの事件に関係してのものではないか、とか、

ヘイとスクツァンを狙う男も、なにかこの事件に絡んでるんじゃないか、とか。



そんな風に思わせておいて、実は直接的には関係なく。


かといって、これらが無駄な要素なのかと言うと決してそんな事もなく。



この辺の事件の真相から観客の目を逸らす仕掛け的な構成の仕方も、

なかなか面白いとこだなぁと思いました。



よく練られたストーリーだな、と。




Ko6













音楽がいいんですね

あと、何がいいって。



特に、この公式サイトでも流れてるピアノの曲、


♪テン……テ、テン、テン、テン↑テン、テン↓…♪


…っていうこれ(笑)



これがもう、個人的に好きなメロディーラインのドンピシャで、

これのお陰で評価のも1個足しときました(´д`)



そのくらい好きです、この曲。



で、またこれがですねぇ、

この二人の傷……”傷だらけの愛”を表現するシーンの時に、

これでもかってくらいにコレミヨガシに流れるんですよ…。


これでもうやられっぱなしでしたね、自分は…。




ええシーンやなぁぁ…って。



金城武カッコええわぁぁ…って。




だからもう、この映画を観終わった時、丁度お昼ごろだったんですけど、

そこでマクド(関西マクドナルド協会認定呼称)に入ったんですね。



で、そこでも、もうずっとこんな、





Otikomi_3






♪テン……

テ、テン、テン、テン↑

テン、テン↓…♪



   嗚呼…巨大照焼是美味…

    (メガテリヤキ旨いな…これ…)




金城武モードでしたよ。



もう久しぶりですね、映画を観終わった後にも

こんなにでずっと鳴ってるっていうくらい印象に残った曲も。




で、こちらもその曲に関連しての事かもしれませんが、

細かい部分での演出なんかも凄く良かったと思います。



こう、”大人のお洒落”というか、

映画通しての雰囲気も”お洒落な大人のサスペンス”って感じで…


まぁ、正直自分でもあまり意味がよくわかってないですが(爆)



とにかく、落ち着いて観れる雰囲気と言いますかね、はい。




で、軒並み良かった点の多かった今回の「傷だらけの男たち」なんですけども、

一つだけ疑問に残ったところがありました。


それがこの↑のスー・チーさんという人が演じるフォンという女性。



この人をですね、この映画に出したワケをちょっと知りたいな、と思いまして。


いや、別にイチャモンをつけてるわけじゃないですよ…(笑)



まぁ、この人をというか、

このポジションにこのキャラクターを置いたワケ…ですね。



というのも、このフォンという女性。



最初出てきた時ただの脇役にしか全然思えなかったんですが、

それがこれ、中々出番も多く結構重要な役回りだったりするんですね。


最愛の恋人を失くしたポンの心を癒してくれる女性、的な。



で、ポンが事件の謎を追う為にマカオに行く時なんかも同行してくる。



でもですね。



そんなポジションの役にしては凄く頭の悪そうな

凄く元気で無邪気な性格の子なんです。



で、個人的にそこに凄く違和感を覚えてしまったんですよ。


この映画、”お洒落な大人のサスペンス”やのに(´д`)…って。



ん~、ここまで完璧に作品を創り上げておいて、

ここだけキャスティングをミスしたとかいう事はないと思うんですけどね。


絶対これは監督なり脚本の人の思惑があって、このキャラクターだと思うんですが、

そこがなんでなのかなぁって、ちょっと単純に理由が知りたいなと思いまして。



うーん、どういうことかなぁ…。



やっぱり、結局ポンとヘイ…二人とも”傷だらけ”になってしまいましたから、

「まぁ、ずっと一緒にいるならこういう子の方がいいよ…(笑)」

…みたいな意味での監督からのメッセージなんでしょうかね…(笑)



そう考えるとしっくり来たような……来てないような…。



気になるなぁ……考えすぎなのかなぁ(´・ω・`)




…ま、そんなわけでですね、「傷だらけの男たち」

個人的には大好きな作品でしたということで、9個で!





実は、これより前に「アドレナリン」という映画を観てたんですが、

昨日(火曜)、その映画についてブログを書こうとしたら、

ココログの方がメンテしてまして。



なので、次回はその「アドレナリン」について書こうかなと思っております_(._.)_



正直、7月はあまりこれといって観たい映画ってないなぁ。


8月になれば、またチラホラそういう映画があるんですけどもね。




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2007年7月 7日 (土)

Genius Party - ジーニアス・パーティー [映画]

Gp

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

http://www.genius-party.jp/ (Genius Party 公式サイト)



「Genius Party」

池袋シネ・リーブルで観てまいりました。




創像力の制約は、ゼロ。

そして中身も、ゼロ。



はい、も、だけ。


です。



あ~もう、大っっ嫌いな部類の映画…アニメでしたね(´д`)


もうだけなんですよ。



日本を代表するアニメ?クリエーター?


いやいやいやいやっ(´д`)



「ドラゴンボール」。ねぇこれ。

「北斗の拳」。はい、きたこれ。



ああもう、「サザエさん」、「ちびまるこちゃん」…etc。



ええ、こんな中身ゼロのアニメより面白いアニメは腐るほどありますよ。




Gs2 Gs3

Gs4
















わかったって。

もう、CGとか映像が凄いのはわかったって…(;´д⊂)



ほんっとこの言葉に尽きるんですよねぇ…。



いつから日本のアニメは映像だけ凄くして、

意味のわからない…意味の無いストーリーにすればカッコイイとか、

センスが良いみたいな事になったんでしょうね…。




ぶっちゃけおもんないねん!



…いやもう、なんかすみませんね…(;´д⊂)


古き良き時代のアニメファンとしては、もうこういうのが許せないんですよ…(;´д⊂)




「トム・ソーヤの冒険」。ねぇこれ。

「アルプスの少女ハイジ」。はい、きたこれ。



「母を訪ねて三千里」、「小公女セイラ」、ぶつぶつぶつぶつ…………





…ええ~、7人クリエイターとかいう人が、

それぞれ10~30分位の作品を創って、それをオムニバス形式で見せるという。


で、その7つというのが、



GENIUS PARTY

上海大竜

デスティック・フォー

ドアチャイム

LIMIT CYCLE

夢みるキカイ

BABY BLUE



これらの作品ですね。



ま、どれを誰が創ったかというのは、公式サイトでも見てください。(投げやり)


…で、とりあえず、1こ1こ感想を述べていきましょうかね…(´д`)




まず、最初に「GENIUS PARTY」。(写真上左)



はい、もう意味不明



なんか鳥みたいなんがぶわーと出てきて、

なんかわけのわからんもんがなんやかんや出てきて、はい終了、みたいな。



んで、この映像でハートがいっぱい出てくるんですけど、

これがまた安易な感じするんですよねぇ…。


ハート出しとけばみたいなもんを表現できてるでしょ、的な…。



こういうのが嫌いなんですよ…。



もう、のっけから、この意味不明映像を10分ほどみせられて、

すこぶるゲンナリさせられた所で…、




お次の「上海大竜」。(写真下)



中国人のハナタレ少年が、それを使って絵を描くと実体化する事ができるという、

未来の地球からもたらされた”なんか棒の様な物”を使って、

”なんかようわからん敵”と戦う、というストーリーなんですが。



この物語がまた、

始まってしばらく中国語でしか会話がないのに字幕が一切ないという…。


もう、この時点で自分の苛立ち度がピークに達してしまいました…。



「お前ら客をなめとるやろ」と。



お前らのクオリティーとやらのために客を置き去りかい、と。



いや、そら普通はこう思いますよねぇ。



…ま、しかし、この部分に関しては後に出てくる未来人(?)の男が、

翻訳機を使うようになってから字幕が出るようになるという前フリで、

この点に関しては自分の少々早合点だったかな、と…(´д`)



でも、これも言うほどそんな面白い演出でもないと思うんですけどね…(笑)



で、あとはまぁ、先ほど言った敵とバトルなんかするんですが、

正直、この7つの作品の中ではそこそこ面白い方だったんですけど、

とはいえ、ここも映像的な面白さ意外では他の作品と大差ないかな、と。



最後のほうではもう、飽きてましたからね…。


とりあえず、そんな感じでした。




で、次は「デスティック・フォー」。(写真上右)



これもなんだったっけなぁ、もう。


なんか4人(匹?)のそれぞれ特殊能力を持った仲良しグループが、

死者の国みたいな?とこで暮らしてるんですかね。


で、そこへ”生きたカエル”が紛れ込んできて、

そのカエルを元の世界へ返してあげよう、みたいな話だったと思うんですが。



これもなぁ…絵だけは凄いなとは思いましたけどね…。


別にそれ以外で特に印象にのこるわけでもなく…。



というか、これなんてもう、映像ありきであとから話を取ってつけたみたいな。

そんな印象すらあるんですよね。



練りに練ったストーリーで、

そのストーリーを表現するにはどうしてもこの映像じゃないとだめだ!

…的なものでは、絶対ないと思うんですよ…(笑)



ストーリー自体は別に、小学生でも思いつきそうなストーリーですからね。



実際、自分が小学生時分に”絵本を作りましょう”みたいな時間に作った、


「スプーンちゃんとフォークちゃん」の方が


よっぽど大冒険スペクタクルロマンファンタジーでしたし。




Gs5 Gs7

Gs6
















お次が、「ドアチャイム」。(写真上左)



これは~、ちょっと期待しましたねぇ~。


やーーっと、まともなストーリーのあるアニメが観れそうだと。



どんな話かと言いますと、

この高校生が、ある日突然”もう一人の自分”の存在に気づかされる事になる、と。


家へ帰っても既にそこには”自分”がいて、家族にも”本当の自分”の姿は見えない。



友達の家へ行ってもそうなんですね、同じ事が起きる、と。

これは一体なんなんだ…!?と。



ほうほうほう!


ま、別にそんな面白くないけど(爆)ほうほう、続きどうなんのよ、これ…!?



……………



……………



……………




オチなしかい!_○/\_





さて、お次は、「LIMIT CYCLE」…。(写真下)



これがもう、なんでしょう。


いわゆる、自分的な嫌いなアニメ像をまさに具現化してくれたかのような。



まさに、もう、最っっ悪ですよね…(笑)



この画像に出てる男が、とにかく意味不明の哲学的な…

というか、ただの単語の羅列にしか聞こえないんですけど。



それを、これも意味の分からん幾何学模様やらなんやらの映像にのせて喋る。


ただ、これだけでの20分~30分でありました…。




これがカッコイイんですかね、

これを創った人の中じゃ…?(汗)




「本年度の”代○木アニメーション学院”の卒業生さんの中の、

最優秀作品です!」



こんなんですよ、もう…(笑)



苛立ちを通り越して寒気すらしましたね…。


いや…、今時これはないわぁ…(;´д⊂)



というか、逆にこれは客を苛立たせる方向でのアニメを狙ってるのかな?と。

最後の方にはそんな思いすら沸いて来ました。



だって、そのくらい、


意味ない、カッコよくない、オモンない


3拍子が揃ってたんですもん。



そうだとしたら、凄い作品ですね、これは。


もう、本気で寝ようかなと、映画観てて初めて思いましたから…(爆)




で、次の6つ目の作品が「夢みるキカイ」。(写真上右)



はい、もうぶっちゃけ全然内容覚えてないです(爆)



前の「LIMIT CYCLE(笑)」の後遺症で眠気全開で(爆)



…ま、これも例にもれず覚えておくような内容はなかったかと思います。




Gs8
















そしてラスト。「BABY BLUE」



これが、この7つの作品の中ではラストを飾るだけあって一番良かったというか、

唯一まともにアニメとして観れたかなっていう。



まぁ、それまでがひどすぎたとも言えなくも無いんですが。


もう、この映画「Genius Party」じゃなくて「BABY BLUE」でいいよ(´д`)



ストーリーの方はというと、

この二人の幼馴染(?)の高校生ショウとハヅキだったかな?

その二人の”別れ”に焦点をあてた作品なんですけども。



で、声を担当してるのがヤギラ君とリンコ・キクチさんなんですが、

この二人の声に関しては全然問題なかったというか、

逆にヤギラ君なんかは上手い方なんじゃないかなってくらいの感じでしたね。



またいずれ、宮崎アニメなんかでもお目にかかる日がくるかもしれません(笑)



で、”切ない別れ”をテーマにしたこの「BABY BLUE」、

やっぱ良いなって思ったのはラストシーンですねぇ。



”遠くへ引っ越す事になったショウを乗せた電車を見送るハヅキ”

というシーンなんですけども、そこの演出が凄く良かったんです。



なんていう技法なのかは知らないですけど、

スローモーションがかかった感じと、テブレ感みたいなものも合わさって、

”別れの切なさ”を表現するには持ってこいの演出だったんではないかと。



やっぱ、あんなもんでいいんですよ。


CGやら映像的な凄さなんて、ピンポイントで使えば。



それをねぇ…

何を勘違いしたのか「LIMIT CYCLE(笑)」ではもう…。




って言ったって、この「BABY BLUE」にしたってですよ、

この中では良かったって位のもんですから、別にそれほど印象に残った訳でもなく…。



この「Genius Party」という映画全体を通して見ると、


”見る所”はたくさんあったのかもしれないけど”感じる所”は全くない。


そんな印象しかありませんでしたね。



まぁ、人の評価なんて他人が口を出すものじゃないんですけど、

これを”面白い!!”なんて思いながら観る人なんているのかな…?

…ってな事もちょっと思ってしまいましたけども…(´・ω・`)





というわけで、「Genius Party」1個で!





…そういえば、帰ってきてから知ったんですけど、

舞台挨拶にヤギラ君とリンコ・キクチさんも来てたみたいですねぇ。


うーん、この二人が来ると知ってたらその回にしたのに…(´・ω・`)


是非、初芸能人の顔を拝みたかった…(´・ω・`)



前に舞台挨拶の情報見たときは、矢部某(カラテカ)しか載ってなかったぞ(´д`)




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2007年7月 4日 (水)

ラストキング・オブ・スコットランド [映画]

Los

★★★★★★★★★★

http://movies.foxjapan.com/lastking/ 

(ラストキング・オブ・スコットランド 公式サイト)



「ラストキング・オブ・スコットランド」

池袋新文芸坐にて観てまりました。



以前に、雑誌でこの映画の事を見たんですが公開当時には観れず、

最近になって新文芸坐にて上映するとの情報をキャッチ致しまして、

何はともあれ、これは観に行かいでか、と。



そんな「ラストキング・オブ・スコットランド」なんですけども。



しかし、この映画…



映画としてはかなり完璧に近い完成度なんじゃございませんでしょうか。


アタクシ、そんな風に思いました。



うーん、これは面白かったなぁ~~、観にいってよかった!



これはちょっと非の打ち所がないというか、

「ここはもうちょっとこうで…こうした方が…」みたいな事を考える余地がない、

というか、そんな事を考える暇がないほどのめり込んで観てましたね。




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”医大を卒業したスコットランド人青年ニコラス・ギャリガン(ジェームズ・マカヴォイ)。


冒険心に動かされ国を出ることを決意し、

国情をよく知らないままアフリカ東部のウガンダに渡る。


そのウガンダでは軍によるクーデターで、

イディ・アミン(フォレスト・ウィテカー)が大統領になったところだった。


ある日、滞在先の村の付近でイディ・アミンが演説を行うことを知ったニコラスは、

先輩医師の妻サラと共にその演説会場を訪れる。


そこで見た新しきウガンダの指導者、イディ・アミンにひどく感銘を受けるニコラス。


そして、演説会場をあとにしたニコラスとサラのもとに、

軍関係者が血相を変えてやってくる。


「大統領が怪我をしたので診てほしい」と─。”


(ラストキング・オブ・スコットランド wikipediaより50%くらいサンプリング)




…まぁ、最後そんなに強調するような台詞でもないですけど(爆)


とはいえ、これが”全ての始まり”ですからね。

重要といえば重要な部分ではあります。



そんな、1970年代のウガンダに実在した”独裁者”イディ・アミンの実像に迫ると共に、

その”独裁者”に魅入られ、近づきすぎた、

こちらは”架空”の若きスコットランド人医師ニコラス・ギャリガンの苦悩と葛藤、

そして恐怖を描いた、事実を基に創られたサスペンス…という感じですね。




Los3













で、この映画の何がいいかっていうと、

人物の描き方が非常に上手いんですねぇ。


描き方というか、役者さんの演技力による部分も大いにあると思うんですが。



とにかく、このアミンニコラス


その物語のメインとなる二人の人物像が明確に伝わってくるので、

感情移入しやすく内容にもスムーズに入っていける所に特徴があると思います。



最初、雑誌でこの映画の記事を読んだ時に、

”アフリカの実在した残虐な独裁者の物語”

…みたいな事が書かれていたように記憶してたんですね。



で、そんな感じのキーワードに弱い自分としては是非観てみたいなと。



なので、観る前は”そっち方向”の期待がかなりあって観始めたんですが、

映画が始まって1時間くらい経ちましたかね…?


全然”そっち方向”に話が行かないんです。



ものっすごいいいおっちゃんなんですよ、このアミンが。



庶民の味方で頼もしい、ニコラスにも非常に友好的でザックバランな、

まさに、”ウガンダの未来を背負った素晴らしき指導者”的な。 



なので、(あれ…前読んだのってこの映画の事じゃなかったのかな…?(´д`))

…なんて事を、さすがに1時間近くも経つと思い始めたんですよ。



もう、そこまで、

”大統領と若き熱血医師の心の交流を描いたほのぼのムービー”

て言っちゃてもいいくらいの内容でしたから…(笑)



ま、でも、だからといってそこで、

ガッカリだ…とか期待はずれ…だとかは全く思わなかったですねぇ。


というのは先ほど言いました、この二人が非常に魅力的に描かれていて、

映画としても全然退屈してないからなんです。



ほんと、イケメンで好感の持てる若いさわやかドクターだし、

大統領のおっちゃんも気さくだし。



「ウガンダ盛り上げていこうぜ!」


みたいな気にもなってしまいますよ、こっちも。




Los4













そんな、ある日。

とある事件が起きてしまいます。


”大統領暗殺未遂事件”が。



前大統領を支持する反対派によって引き起こされた、この暗殺事件。


からくも命をとられることはなかったものの、しかし、この事件が引き金となって

アミンの”独裁者”としての牙が次第に剥き出しになっていきます。



そして、これも”独裁者”ゆえのサガと言うんでしょうか、

自分以外の人間全てを信用できなくなっていくんですね。



しまいには、最大の理解者であるはずのニコラスでさえも…。



崩れ行く二人の信頼関係



この辺りの、前半とはうってかわった展開の変化に戸惑いつつも、

自分にとっては期待していた展開ですから、当然引き込まれていくわけです。



で、やっぱりここでも、

徐々に”独裁者”へと変貌していく過程の描き方が上手いんですねぇ。


演出とか役者さんとか。



人間不信や、さらには悪化していく国際情勢によって起こるテンパリ感みたいな、

そういったものが演技からも凄く良く伝わってきました。



そしてそう、このアミンを演じているフォレスト・ウィテカーという人の



これは、別に元々こういう目の人なんだろうし、

ちょっと失礼な言い方になるかもしれませんが、左右で少し大きさが違うんですね…。



で、その目が凄く怖いんです…(;´д⊂)



いや、ほんと失礼なことなんですが…(;´д⊂)



でも、コマシャクレタ言い方をすれば、その左右の異なる目が、

このイディ・アミンの持つ二面性を良く表す手助けにもなってる…とも感じました。



片方は笑ってるけど、片方は笑ってない…みたいな…。



そして、ニコラスに至っても、

自分の置かれた立場を理解せず犯した”過ち”に苦悩する姿や、

戻る事のできない道へ進んでしまった”絶望感”もアミン同様良く伝わってきました。




そんな最中、大統領の第三(?)夫人ケイとの

”危険な情事”に溺れるニコラス。



アミンの目を盗んでは密会を重ねる二人。


やがて、ケイはニコラスのを身ごもる…。



しかし、大統領にこの事を知られては命が無いと恐れたケイは、

秘密裏に村の産婆に子をおろさせようとするも失敗し、病院に運ばれ、

結果としてその”裏切り”はアミンの耳に入ることになる…。




…もう、ここですよねぇ…、この映画の全ては。



このケイの”裏切り”に対する報復として科したアミンの行為

これがもう、とてもじゃないけど文章にはできませんけども…(笑)



凍りつきましたね、ピッキーーーン…って(;´д⊂)



でも、映画的にはあの1カットでこのイディ・アミンという人物が持つ、


狂気、残虐性、人間に対する猜疑心…


そういったものを全て表現してしまうという素晴らしいシーンではないかと。


思うんですね。



いや、別にあの行為自体を認めてるわけじゃないですよ…(;´д⊂)


もう、思い出すのも怖いもの…(;´д⊂)




そして、ここからラストへのサスペンスな展開も、

目を離せない緊迫した雰囲気で、まさにもうハラハラドキドキでした。



あとあの、クライマックスの空港のシーンからエンディングまでが短かったのも、

個人的には高評価ですね。


あそこからまた”その後”みたいな展開になっても、ダレルだけだと思うので。




…というわけでですね、

冒頭でも言いましたが、非の打ち所が全く無い。


2時間という時間の使い方がもう完璧やね。(M1の島田紳助風)


そんな映画でした。



期待を裏切って、またそこから良い意味で裏切られて…

そして、予想していた以上の衝撃を観ている者に与える…という。




いやぁ、とにかく面白かったです、「ラストキング・オブ・スコットランド」。

10点満点で!!





…ところで、ここも初めて行ったんですが、いいですね新文芸坐って映画館も。

ほんと昔ながらの映画館って感じで…(笑)



まぁ、ただ平日昼間に行ったせいかどうかわかりませんが、

平均年齢が異様に高かった点もちょっと面白かったですけども。


恐らく67歳くらいはあったと思いますね、平均。

自分がいなかったら69くらいだと思います。




で、予告編で今度「フラガール」をやるとか言ってたんで、

こちらも是非観に行こうかなぁと思う所でございます(´・ω・`)




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2007年7月 2日 (月)

ボルベール<帰郷> [映画]

Vol

★★★☆☆☆☆☆☆☆

http://volver.gyao.jp/ (ボルベール<帰郷> 公式サイト)



「ボルベール<帰郷>」

渋谷シネ・フロントまで観にいってまいりました。

遠かったです。




なんつうんだろう、これは。



「親子3代に渡る”サスペンス”を、家族愛風味で仕上げてみました。」


「本日のおススメ、アルモドバル(監督)シェフの気まぐれムービー。」



みたいな、こんな映画でした。



うん、そうですね、こんな感じでしたね。



まぁ、詳しい内容の方はご想像にお任せしますけども。(おい)




※そこそこネタばれしてますのでご注意ください※




Vol2















ペネロペ・クルス

綺麗でしたねぇ。


綺麗さの中にも、この写真のようにチャーミングさも兼ね備えてるという。


いいです。



そんなペネロペ・クルス主演の「ボルベール」なんですけども、

これはなんとも説明の難しい映画…と言いますか。



ちょっと捕らえどころのないストーリーで、

事前知識0で観た自分にとっては先の展開が全く読めない、


「…んっ、あっ…も、ちょ…どっち方向で進めたいねん!?(;´д`)」


みたいな。


そんな印象の映画でした。




最初は、なんかこう家族の日常を描いたヒューマン・ドラマ的な、

そんな内容なのかなと思いきや、いきなり娘が父親を殺害…!


おお、なるほど!こっからサスペンスへと発展していくわけね!

っと前のめりになった途端、いきなり死んだ母親が出てくるというファンタジー展開…!



おおぅ、なんじゃいな…!(;´д⊂)とこちらも方向転換しようとした矢先、

またまたヒューマン・サスペンス・ドラマへと原点回帰!


さらに話が進むと今度は、

ファンタジー・ヒューマン・ドラマ・ファンタジーになるじゃありませんか!(意味不明)




…まぁ、正直ここまでひどくはないんですけど、

それでも、ほんと情報0で観るとちょっと混乱してしまいましたね…(汗)



そのくらい、「こうなって行くのかな、行ってほしいな」って方向に

思うように行ってくれないので…(笑)




Vol3













個人的に、このヨーロッパ方面の映画でよく見られる、

”極々淡々と進む”ストーリー展開っていうのが苦手なんですよねぇ…。


展開に波のないと言いますか、敢えてなんでしょうけど波を作らない、

作ってもさほど大きくしないというような印象の映画が多いように思うんですが。



やっぱり、単純に退屈してしまいますし…(;´д⊂)



ラストに衝撃の事実を持ってくる展開に映画のをかけてるんでしょうけども、

そこにたどり着くまでに物語自体に飽きてしまってる場合が多々あるので…。


その辺の、せっかくのオチも前フリが長すぎるせいで楽しめないという、

そんな映画をいくつか観たような記憶があるのですが。




結論から言ってしまうと、この映画もそんな映画でした



ペネロペとその(写真左)、(真ん中)、

そして死んだはずの母と近所に住む幼馴染?の女性



この5人の女性がそれぞれの”隠された秘密”を胸に秘め、

そして、それぞれがお互いの人生と密接に絡み合いながら生きていく…というような。



観終わった後の今となってはこんな映画だったなと言えるんですが、

リアルタイムで観てる時はその辺がわかんないじゃないですか。




Vol4













やっぱり、最初はサスペンスだと思ったんですよ。



序盤…ですかね、

このペネロペの娘が父親に襲われて衝動的に殺害してしまう。



それを知ったペネロペは、

「殺したのは私よ、あなたはやってない、私に全部任せなさい。」

みたいな感じで娘をかばおうとするわけです。



さぁ、きたきた、これねぇ。


迫う刑事、逃げるペネロペ



どう考えてもこの後の展開はこうなると思いますよ。


誰がこの後、死んだ母親が車のトランクから「出して!」って呼んでくると思いますか。



で、この死体を隠さないといけないわけで、

その隠し場所として、ご近所の知り合いのレストランのオーナーが、

店を売りに出すんだけど、ちょっと遠出するから鍵を預かって…と来ました。



そこでペネロペは、これは好都合とばかりに、

このレストランの業務用冷凍庫のようなものに死体を隠すわけですね。



そして、その死体を隠している最中、ふと背後にの気配が…!




「何してるのよ!入らないで!」問い詰めるペネロペ。


「あ、いや、近くで映画の撮影をしてるんだけど、明日のランチを頼めないかな…?」



どうやらただの客のようだ。


(ふぅ、見られてないようね…)安心するペネロペ。



そして、しばらくしておもむろにペネロペは…、



「………いいわよ、30人分ね?明日の4時ごろでいいかしら。」




…………



…………




レストラン……死体……処分……ランチ……30人分……





か…かはぁ…ま、まさかペネロペペ…(;;;´д`)ヒィィィ…





いや、このタイミングでこの展開は、こうなりますよ、絶対…(笑)





─ 市場で何か考えを巡らしながら野菜を買うペネロペ。




「…そのトマト4kgちょうだい。」




そ…そのトマトトっと…アレをアエて…(;;;´д`)ヒィィイイ…





─ 買い物の帰り、すれ違った友人に…




を買ったの!?その売ってくれない!?どうしても必要なのよ!?」




そ…その肉にアレレを混ぜて……

何対何の割合で………(;;;;´д`)ヒヒィィィィィン…




もう、イチイチガクブルですよ。



まさか、そんなサイコサスペンスな展開になるとは思ってないじゃないですか、

こっちも…。



”映画の日”って…、1000円でこんなに客入れてしまっていいんかい…と。





そして、30分後……





………。(  ´_ゝ`)




すっかり素に戻ってましたね、自分。




ええ、普通にレストランで30人にランチ振舞ってました、ペネロペさん




Vol5













断ればいいじゃない



そんなあなた、死体を隠してこれからどうしようって時に、

別に自分のレストランでもない、

ましてや30人分ものご飯作ってる場合じゃないでしょ…と(爆)



で、もっと驚きなのが、

このあと死体とか殺害した事とか、かな~りの間ほったらかしなんですよ(爆)



いや~、いくらなんでも無理がありすぎると思うんですけど…

この状況で”淡々とした何もない日常”にするには…(笑)




…まぁ、こんな感じでですね、

ヒューマン・ドラマにしたいのかサスペンスにしたいのか…、

この辺が凄く曖昧な作りだった為に、混乱中途半端さがちょっと気になりましたね。



恐らくヒューマンの方が前にくるんでしょうけど、

もう、それならあの父親殺害はいらなかったんじゃないかと思うんですけどねぇ。



絶対気になりますもん、そんなもん入れられてほっとかれても…(笑)




で、まぁラストについてもちょっと言いたい事があったんですけど、

また長くなりそうなんで割愛させていただきますが、

でも、この↑の死んだはずのお母さんの描き方についてだけ。



ラストの展開というか、”衝撃の真実”まではまぁいいんですよ、

それなりに衝撃的な内容でしたし。


でも、どうもなんかこのお母さんを、

凄く”良いお母さん像”的な感じで最後描いてたのがしっくり来なかったんですね。



ぶっちゃけ二人殺してますからね。



しかも結局自首もせずに、

自分の妹の看病というのを言い訳にしてなんだかんだと。



この二人というのが、ダンナとその浮気相手(ペネロペの幼馴染?の母親)なんですが

このダンナを殺したいと思う気持ちはわからなくもないんですよ。


これはこの映画のオチとも言うべき”衝撃の事実”に関わってくるんですけども、

母親として、そしてとしてこう思うのも言わば仕方のない事でしょう。



でも、浮気相手はただの浮気相手でしかないのでねぇ、

いくら憎いといっても殺していいって事にはならないでしょうから。



で、その殺した浮気相手の娘にも平然と会って、またその病気の看病を…みたいな。



それでなんか、「苦労したわね、お母さん…(泣)」的な終わり方されても…ねぇ(´д`)

ちょっとこの部分が納得いきませんでした、個人的には。




あと、そうそう、結局ペネロペのダンナの件も、

冷凍庫ごと川のほとりに穴を掘ってそこに埋めて隠すんですが、

そこにラスト周辺になって娘と共にやってくるんですよ、ペネロペが。



で、そこで、



「あの人(殺されたダンナ)、いつもこの川に来たいって言ってたから…。」(ペネロペ)



「お父さん、ここに埋められて幸せだと思う…(泣)」(娘)




いやいやいやいやいや、お前ら…(笑)





…ま、とりあえず、そんな感じでございました「ボルベール」。

3個で…!





…実は、シネ・フロントという所へは初めて行って…ちょっと遠かったんですけど、

まぁ、色んな劇場に行ってみるのも面白いなということで、

また違う劇場へも足を運んでみたいなと思う今日この頃でございます_(._.)_




…でも、池袋くらいがちょうどいいわ、ネリマーには(´д`)




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