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2007年6月30日 (土)

舞妓Haaaan!!! [映画]

Maiko

★★★★★★★☆☆☆

http://www.maikohaaaan.com/index.html (舞妓Haaaan!!! 公式サイト)



「舞妓Haaaan!!!」

遅ればせながら(?)観てまいりました。



テンション高っ(笑)


とにかくテンション高っ(笑)



もう、この一言。

阿部サダヲさんのワンマンショー。



というか、これ別に「舞妓Haaaan!!!」じゃなくても、

「クラブのオネエCHaaaan!!!」とかでも良さそうな気もしないでもないんですけど(笑)


でもやっぱ、”舞妓さん=高嶺の花”というところに意味というか面白さがあるのかな。



まぁそのくらい、阿部サダヲさんのパフォーマンスを観る為の映画なのかな、と。


そう思いました。




Maiko2













とりあえず、最初から最後まで

このテンションを持続してる阿部サダヲさんが凄い!


何かにとりつかれたような、異常とまで言えるようなこのテンション



それがこの映画の見所というか、ここしか見るところはないというか(爆)

いやまぁ、面白かったですけどねぇ。



これがまた、他の役者さんが演じてて、

中途半端なノリとかテンションだとお寒い事になってたと思いますし。


まさに、この人しかできない役だろうなと。



非常にオーソドックスな笑いというかコメディの王道みたいな、

そんなドタバタ劇が好きな方には凄く楽しめる作品でしょうね。




Maiko3













って、↑こんな書き方をすると、

まるで自分がドタバタ劇嫌いかのような言い方ですが…

正直嫌いというほどでもないんですが、とりわけ好きという事でもないです(´・ω・`)



なので、当初この映画も観ないでいいかなぁなんて思ってたんですが、

最近、こちらの方にも唯一(泣)コメントなんかもくださる、

なぎささんという方のブログを拝見したら、凄く楽しそうに書いてらしたので(笑)

ちょっと観てみようかなってな事で、急遽観てみたわけなんです。



それで実際観てみた感想はというと、なるほどなるほどという。


ちょっと、自分の”食わず嫌い”だったかなって感じの面白さで、

”笑いのツボ”というものを熟知した、非常に良くできたコメディでございました。


センキュー for なぎささん。



っていうか、そもそもこの映画を”食わず嫌い”になったのにも理由があるんですね。



というのも、以前にワーナーマイカルで映画を観てた時に、

そのワーナー”マイコー”と、この映画の”舞妓”をかけて、

阿部サダヲさんが劇場のCMに出てたんですよ。



まぁ、ご存知の方も多いと思うんですが。



で、そこでまぁ、色々とあのキャラクターで劇場のアピールをするんです。

ポップコーンを見て「……し、白い…」みたいな(笑)


その流れで、ホットドッグのクダリに来ました、と。



で、そのホットドッグと舞妓…=ポップコーンの事だったかな?

ちょっと忘れてしまいましたが、その二つを見比べながら阿部サダヲさんは言います。





ホットドッグ……舞妓……




ホットドッグ………舞妓………




ホットドッグ…………舞妓…………





ホットドッグのような舞妓っっっ!!!???





で、そこで…



What…?(´д`)


HotDog is Maiko…??(´д`)



…ってなってしまったんですね、自分は。




なんやなんや、ホットドッグのような舞妓って…??(´д`)

別にどっちにも何一つかかってないし…ただ単にくっつけただけやないか(´д`)

それのどこの何が面白いねん??(´д`)


と。



それでもってですね、こんなテンションだけのノリで、

意味のわからん事を面白いという事にして連呼するだけの映画は見れんな…と。



こんな風に思ってしまって、”食わず嫌い”へと発展してしまったわけなんですが。




Maiko4













ま、テンションだけというのは、

別に悪い意味じゃなくて間違ってないと思いますけどね(笑)


それがウリみたいなもんでしょうから、この映画の。



そういえば、脚本的な面白さってあったのかなぁ。



なにげに”クドカン”さんの作品ってこれが初めてだと思うんですけど、

とりたてて脚本が面白いなぁっていう感想はなかったんですけどね、今回。


もちろん、部分部分では面白いところはたくさんありましたけど。


「あんさんのラーメン」のところとか(笑)



でも、映画全体としてみたら、

なんか展開が強引すぎるというか支離滅裂感は否めませんでしたし…

ま、狙ってやってる部分も大いにあるのかもしれませんけど。



でも、あのさんの職業がポンポン変わっていくところなんか、

”目先の面白さ”ってだけでちょっと物語的にはダレてた感もありましたしねぇ。


その辺が個人的にどうなのかなぁと思ったんですが。



あ、でも、ラスト周辺の展開は良かったと思いますね。


このまま勢いだけで終わるのかな…なんて思ってたら、

多少ドラマ性も出てきて物語的にもしっかり締めて終わりましたし。




…んま、とりあえず、この作品だけ見てあれこれ言うのも良くないか(´・ω・`)




というわけで、「舞妓Haaaan!!!」7個で!




ちなみにワタクシ、京都出身者でございますが、

未だに舞妓さんの良さがどこにあるのかが分からない…未熟者でございます_(._.)_



だって……顔は白くてみんな同じに見えるし…、

野球拳してもお酒飲むだけなんでしょ?(そこかい)




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2007年6月28日 (木)

キサラギ [映画]

Ks

★★★★★★★★★

http://www.kisaragi-movie.com/ (キサラギ 公式サイト)



「キサラギ」

シネ・リーブル池袋で観てまいりました。




いやぁ、面白いなぁ~~、これは



”脚本の妙”とでも言いますか。

久々に面白い日本映画を観たなぁと、ちょっと感激してしまいましたね。



小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雄、香川照之



この5人が織り成す”笑い””サスペンス”、そして”感動”に魅せられて、

2時間あっという間に過ぎてしまいました!




Ks3













”自殺したアイドル“如月(キサラギ)ミキ”の一周忌に、

とあるビルの一室に集まった5人の男たち。


思い出話が次第にヒートアップしていき、そして誰かが呟いた――

「彼女は殺されたんだ」


この発言が引き金になり、怒涛の議論、二転三転する推理。


果たして彼らは真相にたどり着けるのか!?”




最初はただの”アイドルオタク5人の集い”のはずだったんです。


しかし、それが”オダ・ユージ”(ユースケ・サンタマリ)の一言で状況は一変…、

あれよあれよという間に出てくる出てくる、この5人の本当の正体



で、その”事件”の真相に迫る為にそれぞれがそれぞれを疑っていく過程が、

サスペンスでもありコメディでもあるんですね。


そこの配分が実に絶妙で、そして実に面白い!



ほんと、これは脚本の勝利だなと。

つくづく思い知らされる作品ですね。




Ks2_1













この映画の関連のサイトで見た言葉ですが、

ワンシチュエーション・サスペンス・ムービーって言うんですか、こういうのは。



元々、舞台用に書いた脚本だということですが、

それもうなずけるシチュエーションで、終始この一部屋での展開となります。



で、これも公式サイトで読んだんですが、

そのシチュエーションでも飽きさせない、そしてその雰囲気を壊さないために、

時折入る回想シーンではコマギレの画(CG)での演出となったんだそうで。



うーん、これも良かったですねぇ。



まさにその監督の思惑通りの効果を得られたんじゃないかと思うんですが、

単純に画的にも面白いし、物語の肝となる”密室感”も損なわれなずに

その前後の展開にも違和感を感じることなく最後まで観れるという。



単に脚本だけが良いというのではなくて、

その”監督のこだわり”というものも随所に垣間見れて、

映画としての完成度という点でも非常に高いものがあるんじゃないかと思いました。




Ks5_1













で、個人的に非常に良かったなあと思った点はラスト



(注:思いっきりネタばれ含みます)



小栗旬さん演じる”家元”



この家元が、

本来、この会で一番”如月ミキ”について詳しく”主役”となるはずだった自分が、

実は他の4人にはそれぞれ”如月ミキ”との密接な関係があり、

自分だけがただの一ファンで”遠い存在”だったと思い知ることになる。



しかし、その”如月ミキ”が事件当日にとった行動…。



自分の部屋が全焼するほどの燃え盛る炎に包まれる中、

外へ逃げ出すには不自然な場所、物置部屋で”如月ミキ”の遺体は発見される。



何故、”何もないはず”の物置部屋へ”如月ミキ”は向ったのか?



実はそこには、家元が熱心に”如月ミキ”へしたためた、

200通にものぼるファンレターが置かれていた。



”如月ミキ”から家元へのファンレターの返事にも書かれていた、

「わたしにとってはよりも大事な宝物です。」という言葉は偽りではなく、

まさに命をかけて、このファンレターを炎から守るため持ち出そうとした。



そして、”一番遠い存在”だったずの家元が、

実は誰よりも、D級アイドルである”如月ミキ”を励まし元気づけていた…、

彼こそが、”如月ミキ”にとって”最も大切な存在”だったことが判明する……と。




この一発!



それまでの”笑い・サスペンス”な展開から、

このたった一発感動へと持っていくこの素晴らしさ!



ここですねぇ~~~。



いや、ここはもう、ほんと素直に感動してしまって、

ミキちゃん……!!(´;_ゝ;`)

ってなってしまいましたもの…。(ううん、別に気持ち悪くなんかないですよ)



ねぇ、これもう。

やられてしまいましたねぇ。




まぁ、そんなことで、個人的にはかなり完璧に近い作品だったんですけども、

でも、最後のエンドロール前後のクダリ。


あそこだけがねぇ、ちょっと違う展開の方がよかったなぁと。



エンドロールで”如月ミキ”の歌が流れて…というところまではよかったんですが、

そこで出てきた”如月ミキ”がなんかイメージと違うというか…(笑)



作中では”遅れてきた清純派”とかいうキャッチコピーだったと思うんですが、

実際出てきた”如月ミキ”はただの”天然娘”みたいな。


そんな感じだったんですね。



なので、ラストの家元とのエピソードでのイメージも考慮して、

本当の”清純派”というか真面目そう~な、

それこそグラビアアイドルなんか向いてないという感じの娘で、

でも、歌はものっすごい音痴で。



で、それが本当のエンドロールになって、そのまま閉幕と。



そういう感じの方が最後まで”笑い”と”感動”に繋がって良かったんじゃないかなと、

あくまで個人的になんですが思いました。



ん~ま、それは抜きにしてもかなり満足度は高い作品だと思いますので、

まだ観てない方は、是非是非ご覧になってはいかがでしょうか!




というところで、「キサラギ」9個で!!




で、ちなみにこちらも公式サイトでさっき知ったんですが、

この映画、練馬区大泉東映撮影所で撮ってたんですねぇ~。


なにげに自分、大泉在住な者でちょっとビックリしたというか(´・ω・`)



あそこに、この5人が来てたのか…(´・ω・`)ナルホド




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2007年6月27日 (水)

憑神 [映画]

Tg

★★★★★★☆☆☆☆

http://tsukigami.jp/index.html (憑神 公式サイト)



「憑神」

観てまいりました。




これは、惜しい!

もったいない。



そんな風に思いましたねぇ~~。



ストーリーも中々面白いし、出演陣はかなりの豪華メンバー

しかし、如何せん……映画の”ノリとテンポ”がそれに伴ってないと…。



これは~、監督さんの技量の問題ということになるんでしょうかね。




Tg3













降旗康男監督という人の事はあまり詳しくは知りませんが、

しかし、それでも…映画素人の自分にでもこれだけはなんとなくわかりました。



この監督さん、恐らく”コメディ”を撮った事ないんだろうな、と…(笑)


もしくはその撮り方を知らないとか…。



もう、そのくらい先ほども言いましたが、

コメディとしては致命的なほど、すこぶるノリとテンポが悪いんですね。



ちょっと”工夫”をすれば笑えるところはいくらでもあったと思うんですが、

そのちょっとした”工夫”を敢えてしないのか、はたまたする術を知らないのか、

どちらかはわかりませんが、とにかく”笑えない”んですよ。



まぁ、たぶん後者だと思うんですが…。



なんか、映画館で本編が始まる前の予告編やらなんやらやる時間帯に、

この「憑神」の宣伝で、この降旗監督もちらっと出てきてましたが、

まぁ~コメディが撮れそうなお人柄じゃないようにお見受けしましたし…(笑)



とにかく、もっとカメラワークを凝ったり効果音なんかをつけるだけでも、

ずいぶん違ったように思えたんですけどねぇ、そこがちょっとあれかなぁと。



あと、BGMがほんと少ない、この映画。


それと、1シーンが妙に長い。



なので、映画を観てると言うより舞台の芝居を観てる様な、

そんな気さえしてくるんです。




Tg4 Tg5

Tg6













キャスティングの方は、もう申し分ないほど豪華でした。



妻夫木聡、夏木マリ、佐々木蔵之介、

鈴木砂羽、森迫永依、笛木優子、

佐藤隆太、赤井英和、香川照之、

西田敏行、江口洋介



で、単に豪華というだけでなくて、

一人一人のキャラも十分に立っていて面白く、その点は凄く良かったんですね。



特に、この↑西田敏行さん演じる貧乏神!



もう、さすがとしか言いようがないですよねぇ。


このテンポの悪さの中でも、

西田さんが出てくると何かしら期待してしまいますから。



で、やっぱり面白かったと(笑)



あと、個人的には佐藤隆太さんの変貌ぶりもちょっと”ツボ”でした。

本格的にやっていくのね、って…(笑)



ん~~とにかく、これだけの”良い素材”がありながらの、あの”調理法”

ほんともったいないですねぇ。




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で、序盤~中盤…そして終盤に差し掛かろうかという所までは、

もうコメディとしか観れないにも関わらず上記のような内容だったので、

(これはもう、このまま終わるかぁ…)なんて思い始めた矢先。



この↑三人目の憑神”おつや”が出始めた辺りから徐々に、

シリアスな展開へとシフトチェンジしていくわけなんです。



するとどうでしょう。


もう、この監督の本領発揮

”ここぞ”と言わんばかりにちょっと良くなってくるんですね。



観てるこっちとしても、


(…お、おいおぃ、なんやなんや急に…心の準備が…(;;´д`))


みたいな。



おつや役のちびまる子ちゃん(森迫永依)が普通に可愛いらしいし、

時代設定が幕末なんですけど、その幕末の政治情勢なんかも絡んできて、

”歴史好き”な自分としても捨て置けなくなってくるわけなんですよ。



情緒風情溢れる画も良かったですし。



やっぱり、この監督さんはこっちが得意分野なんだなと…(笑)




Tg8













もう、前半部分のあのコメディパートの出来なら、

最初からもっと幕末に絡めたストーリーで笑いはオマケくらいでも良かったかな、

なんて個人的には思ってしまったんですけども。



それか前半は違う監督が撮るとか、ね…(爆)



あ、そうそう、最後にもう一つ気になったのが妻夫木さんの演技について。



この人の出てる現代劇ではこういう風に思ったことはないんですが、

今回の映画では、(あれ、この人こんなに演技ヘタだったかな…)

…なんてことを感じてしまう場面がチラホラありましたねぇ。



時代劇のセリフが合ってないのか、カツゼツがあまりよくないのか、

少し口ごもる様な箇所が目立ったように思いました。



まぁでも、この辺は見てて苦になるほどではないので、

さほど取り立ててヤイノヤイノ言うこともないと思うんですがね。


ちょっとだけ気になったもので(´・ω・`)




ラストのオチはともかく、ストーリー的には決してキライな分類ではないので、

やっぱり、もう少しちゃんと”コメディ”を撮るか、

それとも、もう監督の”得意な方向”で勝負してもらうか…にしてくれれば、

個人的にはかなり評価の方も違ってきたのかぁ…なんて思われましたっ。




というわけで、「憑神」。6個で!




明日は…というかまた日付が変わってしまった…(´д`)(注:書いてる途中で寝てます)



今日はですね、「キサラギ」をちょっと遠出して観にいってこようかな、

なんて思いつつ_(._.)_


…では、寝るとします(´・ω・`)グンナイ




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2007年6月25日 (月)

ダイ・ハード4.0 [映画]

Dh

★★★★★★★★☆☆

http://movies.foxjapan.com/diehard4/ (ダイ・ハード4.0 公式サイト)



「ダイ・ハード4.0」

先行上映のナイトショーで観てまいりました!



んー、凄かった!


迫力満点、抱腹絶倒、眠眠打破!!(AM0:40~AM3:00上映)



とにかく、メチャメチャしよるな、こやつらは…(笑)



まぁ、でも、

これこそが”ハリウッド映画””ハリウッド映画”たる所以とでも申しましょうか。



なんとも見応えたっぷりのアクションシーン満載で面白かったです!




Dh3













ハーイ、ブルス・ウィリスデェス



これって、やっぱりDVDとかで観ると、

(うーん、ちょっとイマイチかな…?)なんて事になるんでしょうかねぇ。



実は、この”ダイ・ハードシリーズ”って今回初めて観たんですが、

とりあえず、あの大画面、大音響で観ない事には、

この映画の良さの90%は失われてしまう事になるかと思われるのですが。


そのくらい、やはりあのアクションシーンこそがこの映画の醍醐味でしょう。




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ヘリボーーンッ!!!



ここも凄かったですねぇ。

ヘリとか使い捨てかいって感じですね、もう



でも、やっぱり一番うぉぉぉぉヽ(;;`Д´)ノってなったのは、

あのCMでもやってるトンネルの中で車が飛んでくるシーン!!




あたるっ!!!!!


車あたるっ!!!!!



って、思わず心の中で絶叫してしまいましたっ!!



だって、目の前に車飛んでくるんですもん…。

もう、あ~ぶない、あぶない…。



その他にも、戦闘機とタイマンはったり、エレベーターから墜落しそうになったり、

なんやかんやと人間離れしたアクションを見せてくれたジョン・マクレーンですが、

でも、もうこればっかりはねぇ、さすがに文章では伝えきれませんのでねぇ。



是非、スクリーンで観て絶叫していただきたいところなんですけども。(胸の内でね)




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で、今回この、

マット・ファレルというハッカーのお兄ちゃんを護衛…というか、

後半では相棒のような存在になっていた感さえある彼なんですが、

マクレーンと行動を共にしているだけあって、もう終始出ずっぱりなんですね。



でも、そこで彼が、個人的には非常に”好感の持てるキャラクター”で、

その彼が出ることによるストレスみたいなものが全くなかったのが良かったです。



以前に観た、同じブルース・ウィリス主演の「16ブロック」



あれも今回と同様、護衛をしながら目的地を目指すという内容でしたが、

まぁ~、その護衛される側の人間がうっとぉしい事うっとぉしい事…(;´д⊂)



「いや…もう、捕まってもええんちゃう?」


とか観てる側に思わせたら負けだと思うんです。こういうのって。



でも、今回に限ってはそういうのがなくって、

逆にマクレーンの苦手とするPC関連の知識で大いに手助けもしたり、

基本的には弱っちぃんだけど、そこそこ正義感もあるみたいな。



そんな、中々のナイスガイでしたね。



カンフー忍者?オンナ忍者?だったかな。

ちょっと忘れてしまいましたが、こんな風に呼ばれていたマギー・Q



この人も女性らしからぬアクションでちょっと驚きましたが、

なかなか見応えあるバトルを見せてくれてたんじゃないでしょうか。


とにかく、あの尋常じゃない生命力も驚きと言うかありえんと言うか…(笑)




Dh8
















でまぁ、アクションシーンをメインに軒並み良い所が多かったんですが、

あえてちょっと悪かった所というか個人的な不満点なんかも。



というのは、

やっぱりアクションシーンに比べてストーリーがちょっと”希薄”というか、

どうも途中間延びしてた感も無きにしもあらずだったのと、

あとはそれに関連しての事ですが犯人側の描き方ですね。



どういうことかと言うと、

犯人一味は早い段階で顔も出てきて正体さえも判明してしまうんですが、

”テロを起こす目的”だけが終盤の方にならないとはっきりしない。


なので、次々と犯人一味がテロを起こしていき、

それに伴うマクレーンのアクションは見応えもあるんですが、

(でも、これ何のためにやってるんだろ?)という疑問が常にあるんですね。



まぁ、”謎”と言ってしまえばそれまでなんですが、

でも、それにしてはやっぱり犯人側が前面に出すぎてますし、

その目的だけがわからないとなるとモヤッと感だけが常に残ってしまうんですよねぇ。



だからもう、序盤のほうでテロの目的なんかも明示しちゃって、

なんなら犯人側にも感情移入できるくらいの描き方でも面白かったんじゃないかなと。


思ってしまったんですが。



中には犯人側を応援する人が出るくらいに…(笑)



その方が”サイバーテロ集団VSジョン・マクレーン”の構図がもっと明確になって、

アクションシーンだけでなくストーリー面でものめり込めたかなぁ、と。



…といっても、あくまで個人的な好みの話だと思いますんで、

今のままでも十分楽しめる内容であることは間違いないですけどね(´・ω・`)




とにもかくにもスケールのでかいアクション


やっぱ、これを観る映画かな!




というわけで、「ダイ・ハード4.0」8個で!!




さて、来週…というか日付的には今週になってしまった(爆)

日曜日中に仕上げるつもりだったのに…(´д`)(注:書いてる途中に一度寝てしまってます)



とりあえず、「憑神」とか。

あと、「舞妓haaaan」なんかも観てみようかなというところで。



では、寝ようと思います…(´・ω・`)グンナイッ




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2007年6月22日 (金)

ラストラブ [映画]

Ll

★★★★★☆☆☆☆☆

http://www.lastlove.jp/ (ラストラブ 公式サイト)



コンベンヷ。

タムダマタカズデス。




…もちろんウソです。ビックリさせてスミマセン。


当ブログのマネジャーSurでございます、どうもこんばんは_(._.)_



「ラストラブ」

観てまいりました。




あの~、これは、一周しましたね。


面白さが。



正直言うと、本来となるところまで追い詰められた作品だったんですが、

それを通り越しての意味での面白さを見出せてしまったという。



そんな、マサカズ・タムラ

”14年ぶり”のスクリーン復帰作品となる「ラストラブ」だったんですが。




Ll2_1













まず、これなんて言うんだろ、作品の全体を通した雰囲気がですね、

最近もまだやってるのかどうか知りませんが、

学生時分に見た夏休みとか春休みの時期にテレビでやってる

「人権問題・差別」などの問題を扱ったテレビドラマ



凄くそれに近い雰囲気があるんですよ…(笑)


安っぽいと言いますか…。



もっとわかりやすく言うと、教習所とかで見せられるビデオのドラマ。

あんな感じです。



なので、最初は↑こんなラブストーリーかと思わせておいて、

後々”人権・差別問題”の話題へとシフトしていっても全く違和感なく観れそうな(爆)


ほんと、そんな感じなんですね。



演出が変なのか、セリフ回しが変なのか…なんなんだろうな、これは…(´д`)



絶対この監督さん、そっち畑の人で、

これが映画初監督作品に違いない…なんて思いながら観てたんですが、

どうやらテレビドラマなんかも数多く手がてる方のようで。



う~ん、その中に”人権問題”のドラマもあったのかなぁ。(いやいや)



とにかく、そのおかげで映画開始まもなく悟ってしまう事になります。



(あ……なるほど、こっち系ね)…と。




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そして、もう一つ特筆すべきなのが、やはりこの人。



マサカズ・タムラ



マサカズ・タムラ オンステージ




「本日はマサカズ・タムラ オンステージにご来場頂き、

誠にありがとうございます。」



こんなアナウンスが流れるかと思ったほどです。




も、LIVEですね、LIVE




そのっくらい”やりたい放題”の、”ワールド全開”演技を魅せてくれてました…(笑)





「なぁ…」(伊藤美咲さんへ声をかけるマサカズ)



「え、何?」(その声へ応じる美咲さん)




「……ンッフッフッフ、ンフフフフフ、フハゥッハッハッハ」(含み笑い)



「え……どうしたの……?(困)」(素で困惑する美咲さん)




いや、そらそうなるわな……(笑)




「オデタチガデアッタトキハ、サイショキビガオテノコトヲゴビオトコ……(消えていく声)





このマサカズさんと伊藤美咲さんの”最初に出会う”というシーンでも、

県庁で働く美咲さんがゴミの収集(美咲さんはカラスの調査)に来たと。



そこへ、分別してないゴミを出しにきたマサカズさん。



当然、美咲さんは注意しますが、

時間がないからとか今日だけ持ってってくれとかダダをこねるマサカズ。



しかし、それでも突っぱねる美咲さんに対してマサカズは…




「いや、でも、昔は全部ごちゃ混ぜだったぜ!?




ここも思わず吹いてしまいましたねぇ。


だったぜ?ってあなた…(笑)



で、このシーンに限らず、

終始マサカズさんの喋り方がなんか妙に江戸っ子口調なんですよね…(笑)


「オレは……~~してねぇよ」みたいな。



ここも脚本の段階からこうなってるのか、

マサカズさんの素が出ちゃってるのかわかりませんが、ちょっと面白かったです。



さらに、もう一つおまけにユンソナさんも出てたんですねぇ~。



この人がまた……というか、

こんなところにユンソナさんをキャスティングする方が悪いと思うんですが、

もう、ものっすごいカタコトなんですね。



妻の死によってサックスを吹くのをやめてしまったマサカズさんに再起を促す…

という結構重要な役回りなんですが、そのシーンでも、

シリアスに話せば話すほどそのカタコトの喋り方が可笑しくて可笑しくて…(;´д⊂)



もう、絶対これはわざとやな、と。


笑かそうとしてるとしか考えられんな、と。



いや、そうとしか思えませんて、あんなん…(;´д⊂)




Ll4













まぁ、伊藤美咲さんはどうしようもないですよ。

マサカズ・タムラのPVみたいなもんですから。


よく熱演してた……というか頑張って付き合ってたなと(爆)


ちょっとお気の毒な気もしてこないでもなかったんですが…。



で、これを観てて途中から気づいたんですけど、

この映画を観てる感覚、なんか最近味わったような気がするなぁ、と。



「大日本人」ですね。



そう、ぶっちゃけ映画自体はつまらないんだけど、

ところどころクスクスっと笑ってしまう。キャラクターは面白い。



Dnj3_1











そう、今回の田村正和さん、

この”大佐藤大”にもヒケをとらないキャラクターの濃さがあったんではないかと。


そんな風に個人的には思ってしまいました。



なんか真剣に見ようとすればするほど、コントにしか見えなくなってくるんですね…。




そんなシュールさ漂う「ラストラブ」なんですけども、

結論を言ってしまえば、このテレビドラマ(しかも教育用)演出では

田村さんの芝居が浮きすぎ



こういう事ですね。



またこれ、違う監督が撮るなりして、

もっと映画映画した演出とか雰囲気作りがなされてれば

普通に観れたのかもしれませんけど、現状では笑えるとこ探すしかないぞと…。



で、そういう見方すればちょっと面白かったぞ、と…。



そんな風にしか観れない、いやさ、観るしかない

そういう作品でした、この映画は。



あ、そうそう、一応ストーリーはこんな感じです。(おそっ)




”家族を顧みることなく、

NYでジャズ一筋に生きていたサックスプレイヤー阿川明(田村正和)


妻の死をきっかけに今までの生活を捨て、

一人娘と共に日本に戻りひっそりと暮らしていたが、

ふとしたことで県庁に勤める若い女性(伊東美咲)と出会う。


やがて、親と子ほどの年齢差のある2人はに落ちる。


男はこの出会いによって1度は諦めたサックスへの情熱を取り戻し、

再び舞台へ立とうとするが……”





というわけで、「ラストラブ」。★(黒星)5個で!




まぁ、今回は貯まってたポイントでタダで観れたから良かったものの…

正直、”田村正和さんファン”の方へもあまりおススメしたくない…。



そんな内容でございましたとさ…(´・ω・`)




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2007年6月20日 (水)

アポカリプト [映画]

Apo

★★★★★★★★★

http://www.apocalypto.jp/ (アポカリプト 公式サイト)



「アポカリプト」。

観て来ました!




うーん、これは、なかなかどうして、面白かったぞ!?



もう、とにっかく、グロテスク、グロテスター、グロテスタントの連続でしたけど、

”だからこそ”の面白さがあったんではないかと。



そんな風に思われます。




※結構ネタばれしてるかもしれませんので、ご注意願います_(._.)_※




Apo2_1



















”舞台はマヤ文明後期の中央アメリカのジャングル。


ジャガー・ポー(ルディ・ヤングブラッド)は、誇り高き狩猟民族の血統を受け継ぐ青年。


恐怖も争いも存在しない村で、妻や仲間たちと平和に暮らしていた彼は、

ある日”マヤ帝国”の襲撃を受け、連れ去られてしまう…”




…ところでこれ、映画の中で”マヤ文明”の話って説明あったかな…?(´・ω・`)


観てる間ずーっと、(これ、いつどこの国の話なんだろう?)って思ってたんですが、

今これを書くためにちょっと調べて、初めてマヤの話だと知りました(爆)



自分が見逃してただけなのかしら…?(´・ω・`)




まぁ、それはさておき、

このジャガー・ポーと呼ばれるロナウジーニョがですね。



ほんと、ロナウジーニョにしか見えないんですね。



でも、さっき関連のサイト見てたら、

出演者全員どっかの原住民の方かと思うほど汚かったになりきってたんですが、

この↑の人はちゃんとした役者さんで、これがまたえらい男前でビックリしました。



全編マヤ語でのストーリーという、恐らく難しい役どころなんでしょうけど、

本当、あれが演技だと思うと凄い演技力というかなんというか。



ちょっと感心してしまいますね。




Apo3_1  Apo4

Apo5_1



















で、そんなジャガーの住む村が、

突如として現れた圧倒的武力を誇る”マヤ”に攻め滅ぼされてしまいます。



ジャガーも妻と息子を井戸のような縦穴に隠し懸命に抵抗しますが、

あえなく捕らえられ捕虜に。


さらには、その妻と息子のいる穴に吊るしたロープも敵に見つかり切られてしまい、

穴の中に置き去りにされた二人。



平和だった村の全てが、一瞬にして絶望へと変わっていきます。



そして、ジャガーと生き残った者は捕虜としてマヤ本国(?)へ連れ去られ、

そこでは女は”奴隷”として売られ、男はマヤの神への”生贄”として殺される…。



で、この”生贄”と称しての村人殺害シーンがモノッ凄いグロさでまた…(;´д`)



あんまり詳しくは書きませんけども(書きたくもないので)、ちょっと凄かったですね…。

というか、このシーンだけじゃなくて映画通してそうなんですけどね…(笑)



しかし、一応R-15指定という事になってますけど、

上の年代の指定も40歳くらいまでに制限しないとお年寄りには体に悪そうな…、

と、そんな心配までしてしまうほどのなかなかの衝撃映像テンコ盛りでした。



まぁ、でも”人間の狂気”を描くという意味では、

あれくらいの映像は必要というか仕方ないのかなとも思いますけどね。




ああ、そうそう、ここに至るまでのシーンで一つ忘れてはいけないのは、

本国に連れ去られる道中での”病気の少女の予言”のシーン。



助けを乞う少女が、「病気だから近づくな」とマヤ兵士に邪険に扱われ、

映画を観てるこちらとしてもなんとも居た堪れない気持ちになった途端、

突如として”マヤ崩壊の予言”を語りだす少女。



あのシーンは個人的にかなり良いなと思ったシーンでしたねぇ。

いい意味で意表をつかれたというか。




Apo6
























そして、その”少女の予言”通り、なんとか”生贄”の危機からは脱したジャガー


しかし、そんなジャガーの前に立ちはだかるのがこの男(名前失念)



ジャガーやその他の村を滅ぼしたマヤ軍団の指揮官的立場にある男で、

”生贄”として不必要になったジャガーたち捕虜を、

”人間狩り”というお遊びともとれる方法で始末しようとする。



…って、なんなんやこの写真は(笑)

なんかえらい後光がさしてますね。



ま、狂気じみたマヤの人間の中では、

比較的知性と品格を兼ね備えた、そんな人物のようではありましたけどね。




そして、その”人間狩り”のゲームの最中、

ジャガーは”兄弟”の命を懸けた助けもあってこの男の息子を倒すことに成功!



一路、妻と息子の待つ村へと走る・走る・走る!!



果たして、ジャガーは妻と息子の元へたどり着けるのか!?





…というようにですね。

浜村じゅんさん並みのネタばれしといて、結末だけ伏せてもどうかと思いますが(爆)



とにかく、個人的には凄く見応えもあって楽しめました!



ちょっとこんな風に自分が書いてしまうと、どうしても軽い話みたいに見えますけど、

実際は凄く暗くて重ーい感じの映画なんですね。


で、何回も言いますが、グロテスク映像も満載…!



なので、少し観る人を選びそうな感じがしないでもないですが、

そういうのが好きな…というか大丈夫な人には、なかなかどうしてこれ、

”見逃せない映画”にはなるんじゃないかな、と思うところであります。


Apo7











メル・ギブソン監督。いいじゃないですか。

ちょっとファンになってしまいそうな予感…(*´Д`*)ハート




というわけで、「アポカリプト」9個で!




お次は前にちょっと言いましたが、

「ラストラブ」なんかを観れたら観てこようかなと思ってます。



ポイントが貯まってるのでタダで観れるというのが嬉しい(´・ω・`)




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2007年6月18日 (月)

ゾディアック [映画]

Zo


★★★★☆☆☆☆☆☆

http://wwws.warnerbros.co.jp/zodiac/ (ゾディアック 公式サイト)



「ゾディアック」

観てまいりました。



とりあえずは、長かった


2時間40分くらいありましたか、これは…。



うーん…でも、少し無駄なシーンが多いように感じましたし、

これくらいの内容なら十分2時間にまとまったんじゃないかと思うんですが。



個人的な感想としてはちょっと冗長でしたね。




Zo2_1













”この暗号を解いてはいけない”



散々CMでも煽られてるこのコピーなんですが、

別に、これといって暗号が重要なわけでもないんですね…(笑)



ゾディアックと名乗る男から、

”連続猟奇殺人”を自白する内容の手紙と暗号文が新聞社に送られ、

それらを元に犯人を探し出していく、というストーリー…というか実話なんですが、

その暗号なんて冒頭で新聞に掲載された暗号文を見た中年夫婦

あっさり解読してしまって、もうほぼそれっきりでしたし(爆)



あとは、もうひたすら足で聞き込みして筆跡鑑定だけが頼りの捜査。



まぁ、1960年代という時代で実際こんなもんだったんでしょうけど、

もうちょっと”ゾディアックの暗号とそれを暴く新聞記者との心理戦”みたいな。



そういう感じかなと観る前は思ってたので、そこがまずちょっとガッカリ。




Zo3_1













あと、あんまりゾディアックの恐怖みたいなものが、

自分が観てた分には伝わってこないんですよね。



まぁ、もちろんそれなりには…という風に言うのもなんですけど、

殺害シーンなどはそこそこ迫力もあったんですが、

こちらも映画的に見れば…という意味では”今さらそれほど”って位でしたし。



殺人事件が起こる→手紙が送られてくる→犯人探し→こいつじゃなかった…



こんな「火曜サスペンス劇場」状態が結構な時間続きます。




Zo4_1













そして、このロバート・グレイスミス(ジェイク・ギレンホール)


主人公のはずの彼がこれ、なっかなか活躍しない(笑)

映画始まって1時間40分くらいですかね、ウロウロウロウロ…(´д`)



で、やーっと表舞台に出てきたと思ったらこれ、

なんてことない、それまでの刑事の代わりに足で捜査するだけなんですね(爆)



その一介のイラストレーターがゾディアックを追う動機というのも、

ゾディアックの謎に迫る余り、半ばその”魅力”にとりつかれた、みたいな事でしたが、

映画前半部分がグレイスミス目線で進行してないおかげで、

イマイチそこに至るまでの心境も分かりづらいんですよね。



そうなるともう、”ただの家族をかえりみないダメ親父”みたいな、

そんな印象しか残りませんでした…。



あとは~、映画開始からラストまでで20年近くたってるということなんですが、

出演者全員まったくをとらない…。


なので、時の流れみたいなものも全然感じない。



ここも、特殊メイク…とまではいいませんけど、

せめて髪型や髭とか小道具でもいいんで、ちょっと工夫してほしかったなと(´・ω・`)





まぁ、そんな感じでラストまでは詳しく言いませんけども、

ここも事実なんで仕方ない部分ではありますが、イマイチすっきりしないというか。


どうも、映画全般通していま一歩盛り上がりに欠ける内容かな、と思いました。


「セブン」とか撮ってる監督みたいなんで結構期待したんですけどねぇ(´・ω・`)




というわけで、「ゾディアック」4個!



お次の鑑賞予定は「アポカリプト」

メル・ギブソン監督ってどんなんなんかな、とちょっと興味があったりなかったり。




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2007年6月17日 (日)

ザ・シューター/極大射程 [映画]

Sho

★★★★★★☆☆☆☆

http://www.shooter-movie.jp/ (ザ・シューター/極大射程 公式サイト)



「ザ・シューター/極大射程」




”戦場で友軍に見捨てられ、

相棒を失った米軍海兵隊の狙撃手ボブ・リー・スワガー


その事がもとで心に傷を負い山奥で隠遁生活を送っていた。


しかし、政府や軍に背を向けていたはずの彼だったが、

射撃の腕を見込んで訪ねて来たジョンソン大佐の依頼に心を動かされる。


大統領の暗殺阻止に協力して欲しいというのだ。


強調される星条旗という言葉、示された名誉勲章。


愛国心を完全に否定しきれていなかったスワガーは、

協力に応じて見事な働きをみせる。


しかし、その背後には陰謀の銃口が迫っていた…”


(ザ・シューター/極大射程 wikipediaより結構引用)




んー、ま、正直ベタな。

”THIS IS アメリカ映画”といった内容でしたね。


大統領、暗殺、陰謀、裏切り、逃亡…みたいな(笑)


とりあえず、これらの要素を盛り込んでおけば映画になるでしょう的な、ね。



でも、事前情報も無しで正直あまり期待もしてなかったので、

思ったよりは楽しめましたけど、これが逆だとちょっと辛い部分もあるかもですね。



やっぱり、そんなにストーリー自体は目新しいものでもないんで。




Sho2_2













”大統領暗殺計画の阻止”という依頼を受けて、

アメリカの地に舞い戻ったスワガー


って、あの住んでた山がどこなのか忘れてしまいましたが、

たぶんアメリカじゃなかったと思います、ハイ。




Sho3_4















しかし、その計画は実はこのおっさんこと”ジョンソン大佐”、

さらにその上の黒幕によって密かに計画された、

スワガーを利用しての”エチオピア(?)大司教暗殺計画”だったのです!




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アメリカ大統領との会見の為に訪米していたエチオピア(?)の大司教。



1600Mもの離れた距離から何者かによって放たれた弾丸は、

大司教のを的確に射とめ、スワガーがその犯人に仕立て上げられる。


というのも、そんな距離から弾丸を命中させられる人間は

そうそういないということらしいので、そういう意味でもスワガーは

犯人にデッチあげるにはまさにうってつけの人物という事なのでしょう。



まんまとジョンソン大佐の罠にはまり、

一夜にして全米から追われる身となったボブ・リー・スワガー


さらに、その計画実行の瞬間、

スワガー自身にも向けられた銃からの弾丸2発を受け体に傷も負う。



ピンチ!ピンチです!



というか、あのスワガーを撃った警官がちゃんとスワガーを仕留めてたら、

そこでこの映画も終わってしまっていたわけなんですよね。


ふむ。




Sho5 Sho6

Sho8















かつての相棒の妻サラ

FBIの新米捜査官メンフィス



わずかな”味方”を得て、自分を裏切った者たちへの復讐を誓うスワガー。



「ジョンソン大佐、悪いがあんたの背中にネギが見えるぜ」

(テレ東の映画番宣風)




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米国政府をも巻き込んだ巨大な陰謀の前になす術はあるのか!?



果たしてスワガーの運命やいかに!?


この物語の結末やいかに!?




って、これメンフィスだった(爆)





ま、こんな感じでですね。



何回も言いますけど、ストーリー的には可もなく不可もなくといった感じなんで、

単純にドンパチシーンの迫力とか、長距離狙撃シーン萌えとか、

素直にそういった部分で楽しめれば、少なくとも退屈することなく観れました。



余談ですけど、これを観たシアターが自体はそんなにでかくないんだけど、

その割りにが凄く大きくて、体にズゴンズゴン来る所だったんで、

それのせいもあるかもしれません、自分的にこの映画楽しめたのは(笑)




というわけで、「ザ・シューター」。6個!




来週の鑑賞予定としては、「ゾディアック」

こちらが興味をそそられますね。


あと、マサカズ・タムラファンとしては「ラストラブ」なんかも気になるところ。



ま、その辺を観てみたいなと思うとります(´・ω・`)




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2007年6月16日 (土)

プレステージ [映画]

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★★★★★★★★☆☆

http://prestige.gyao.jp/ (プレステージ 公式サイト)



「プレステージ」

こちらも結構面白うございましたよ。



しかし、うーん。


全体の印象としては、

サスペンス物としてよく出来た内容かなぁという所なんですが、

いかんせん、ラストのオチg……



”この映画の結末は決して誰にも言わないでください”

by クリストファー・ノーラン監督



おっと、冒頭からこんな風にを押されてたんだった(´д`)

とはいえ、念を押されると言いたくなるのがというものでして(´д`)フフフ




というわけで、今回はちょっとネタばれ気味になってしまいますので…



           ※ ここからネタばれ注意 ※





P1_2 P3_2

Ps













”19世紀末のロンドン。

2人の天才マジシャン、ロバート・アンジャー(左)とアルフレッド・ボーデン(右)。


ある日、アンジャーの妻が脱出マジックの失敗で帰らぬ人に。

トリック中にほどけるはずだった縄を結んだのはボーデンだった。


アンジャーは妻を死に導いたボーデンに復讐を誓い、

ボーデンもまた、執拗に自分を追い詰めるアンジャーに憎しみを募らせていく。


やがてボーデンは、舞台でアンジャーの壮絶な死を目の当たりにする。


翌日アンジャー殺しの犯人として逮捕されたボーデンは冤罪を主張するが、

全く聞き入れてもらえない。


ボーデンはそこに恐るべきトリックを感じとる。


これは、アンジャーが仕掛けた”人生最大のイリュージョン”なのではないか―。”




こんな感じで、 冒頭でいきなりアンジャーが死ぬシーンから始まって、

それから徐々に物語の背景的なもの、二人の確執

そして、ボーデンによる”アンジャー殺害”に至る経緯が描かれていくという流れです。



でも、この展開の仕方が自分的には結構困りました…(汗)




Ps2













そもそも、この映画を観ようと思ったきっかけは、

予告編でデビッド・ボウイが出てるのを見て、

(お、デビッド・ボウイ、好きなのよねぇ)と思って観ただけだったりするので、

正直、どんな内容の映画かほとんど知りませんでしたし、

まぁ、マジックをネタにした物語だというくらいの認識ですかね。



で、この↑の主演の二人の俳優さんもよく知らなかったりして、

どの人物が重要人物で、誰目線で進行してるのかとか、

物語を把握するのに結構な時間がかかってしまいました…(汗)



ま、でも、これだけなら自業自得で済む話なんですが、

それに加えてですね、水曜に観にいったのでレディースデーだったんですね。


となると、当然女性が多く来場してくるわけなんですけども、

結構お年を召したおば様とか、そこそこお年を召したおば様とか。



で、たぶん映画が始まって30~40分くらいまでですかね?




そのおば様がモノッ凄い

スーパーの袋ガサガサしてお菓子バリバリ食べるんですよ



ま、ちょっと離れた場所から音がしてたので、実際には見てないんですが、

まあ~~、たぶんおばはn………おば様でしょう。


とにかく、この音がうるさーうるさーて…(笑)



も、どれだけ、この映画の中のマジシャン二人に、

(頼むから、このおばちゃんをイリュージョンしてくれ!)と願った事か…。




もう、シニアレディースデーとか作りましょうか。


その日は全作品500円…いや、もう300円でいいんじゃないですかね。

そして、劇場でわめこうが歌おうがお菓子食おうが何してもオッケー



こうすれば、そういうおば様達はワッサーとその日に押し寄せるでしょう。




そのかわり、5番シアターのみでの隔離…サービスということで。




いかがなものでしょう、この選民思想



いや、でも、もう上映中は食べ物禁止とかでいいじゃない…( iдi )

お菓子なんて終わってから家でいくらでも食べればいいじゃない…( iдi )


…と、思ってしまった、そんなウェンズデーなんですけども。




Ps3













ま、とりあえず、おば様達の話は置いといてですね。



二人のマジシャン・アンジャーとボーデンの、

妻を”殺された”事への復讐、そしてその復讐への報復。


マジシャンとしての名声、名誉への執着。

さらに、どちらがより優れたマジシャンであるかというライバル心。



この二人の思惑がどんどんエスカレートしていき、

やがて、”アンジャーの死”へと繋がっていく、と。



デビッド・ボウイ、マイケル・ケイン、スカーレット・ヨハンソン…等々

これらの人物も絡んでの”マジック対決”!というほどマジックシーンなかったかも(笑)


そんなラストに至るまでの魅せ方というか、

盛り上げ方は凄く見応えあったと思うんですね。



しかし、そこで最初に言いました、肝心のラストのオチが…。

うーん、ちょっと弱かったかなぁ~、と。



あ、…ああ、うん、そうなの……(;´д`)みたいな。




Ps4













ようは、簡単に言ってしまうと、

マジックの時二人がどうやって”瞬間移動”をしているか、

というネタバラシなんですね。



ボーデンの方はというと、

いつもは変装しファロンと呼ばれるマネージャー?的な人物と双子だった。



一方のアンジャーはというと、テスラ博士(デビッド・ボウイ)が開発した、

自分のコピーが作れ、尚且つそのコピーは少し離れた場所に現れるマシンによって、

瞬間移動しているかのように見せていたと。



そんなオチなんですけども。



うーん、これがねぇ。


なんか凄く、「ラストの展開はどうなるの!?」

みたいな煽り方と持って行き方のストーリーだっただけに、

ちょっと別の意味でビックリしたオチでしたねぇ。



というか、どちらもある程度は、

それまでの物語を見てれば予想ついちゃう内容なんですよね…(笑)



ボーデンの方でも、明らかにファロンの描き方が怪しいと言うか、

それまでの出てきても数秒のカットしかない登場シーンの時点で、

双子…か、もしくは顔がウリフタツのそっくりさんかなにかだと思ってましたし。


なのでオチとしては、そう思わせておいて実は…!みたいな、

何か別の真実があるのかと期待してしまったんですが、そういうわけでもなく…。



アンジャーの方でも、

もう、”このマシンがどういうものか”という説明は事前にありましたので、

でも、実はあの帽子もネコもテスラ博士が実験が成功したかのように見せる為に

用意したもので、実際にはマシンは未完成のままだった…。


そこでアンジャーが考え付いた人生をかけたイリュージョンとは…!

みたいな事をこちらも期待してたんですが、マシンはしっかり完成してましたし…。



あと、ここだけ急にSFチックになってしまったのもなんだかなぁ、と。


これだけマジックを前面に出してるんだから、

それに伴ったオチを期待してたというのが正直なところなんですけどねぇ。



絶対、ルート(アンジャーのそっくりさん)とか絡んでくると思ったんだけどなぁ。


というか…ルートって一体どうなったんだろ…(;´д`)



ちなみにですね。



一度、物語り途中でマシンが完成してアンジャーが試しに使ってみる、

すると、アンジャーが消えたかのような描写があって実験は成功!?

というシーンがあって。



で、ラストシーンでのその時の回想では、その続きの場面が描かれていて、

消えたかのように見えていたけど実は何事もなくアンジャーはそこにいた。


困惑したような表情のアンジャー。



で、そこで、

(お、やっぱりマシンは失敗だったのか!フフフ、来た来た!)っと、

自分の予想が当たったと思った瞬間、目の前にアンジャーの複製が立っていて、



(やっぱ、いるんかい!!)


と思わず心の中で突っ込んでしまったという、そんな個人的なエピソードもあります。




まぁ、そんな感じでですね。


少しオチ自体は物足りなく感じてしまいましたが、

そこまでの部分では結構のめり込んで観ていたのも事実ですので、

評価の方は高めになっております。




というわけで、「プレステージ」8個で!



これがまた、オチまでバッチーン!とキマッってたら

10個にしてもよかったくらいに好きな作品ではあったんですけどね(´・ω・`)




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2007年6月13日 (水)

300 [映画]

300_1

★★★★★★★★★★

http://wwws.warnerbros.co.jp/300/ (300 公式サイト)



「300」

観てきました~。



おもしろーーーーい!!




3007_1













THIS IS SPARTAAAAA!!!



吠えてましたねー。



もう、イチイチカッコイイ!!


もう、イチイチ男クサイ!!



いいですねぇ、こういうの大好きです、ええ。




もう、とりあえず、この映画ばかりはどこが面白いかと言われると、

ストーリーは二の次で映像見せ方


これに尽きると思います。



もう、ほんと1コマ1コマがカッコよくてですね、

どの場面も↑のようなポスターにできそうなクオリティのシーンばかりで、

特にこの映画の肝となる戦闘シーンなんかは鳥肌立ちまくりでしたね。



も、カッコイイ



全編通した画の雰囲気もまるで絵画を観てるような感じで、

古代ギリシア感が良く出てて…って実際どんなんか知りませんが(汗)



ま、とにかく、もう冒頭からの雰囲気作りも完璧じゃないかと思います。




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3004

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で、この↑で吠えまくりのおっちゃんが、

スパルタのキング・レオニダスなわけなんですけども。



もう、このレオニダスが強い強い。



100万のペルシア軍にも、

なんか気持ちの悪い化け物にも全く動じることなく先頭に立って立ち向かう姿。



今年の”上司にしたい有名人”No.1でしょうね。



しかも、この話が”史実”に基づいたものだっていうからまた凄い。

まぁ、いくらなんでもあんな化け物とかはいないでしょうけど…(笑)



それでも、圧倒的な大軍勢を前にしてひるむどころか喜びを感じてる感すらある、

まさに子供の頃からのスパルタ教育を受けた300人の戦士



しつこいようですけど、カッコイイんですねぇ。

ほんと、この映画についてはこれしか言葉ないなぁ。




3006













で、ひとつ残念だったというか、

個人的にどうも好かないエピソードなのが、あの奥さん関連の部分。



も、あれはなにしてくれてんねん、と(´д`)

も、そんなんいらんねん、と(´д`)



どうしても思ってしまいますねぇ、あの手の話があると…。



いくら愛する夫の為とか言っても、を使って云々みたいなのって…。

最近観た「武士の一分」でもありましたけど、だめですねぇ、どうも…。



だって、せっかくダンナ(達)がですよ、

自分たちの為、家族の為、国の為にまさにをかけて戦ってる時に、

何故、その夫の想いを最も裏切るような事をするのかと。



それこそ、ほんと報われないじゃないですか、レオニダスが。



夫を愛して…と言うのなら、

それこそ、その場で相手を殺してでも拒否するくらいの覚悟というか、

そういう”女としての意地”を見せてくれるエピソードなら良かったんですけどね。



それ以外での本編のようなものなら、もう、”いらない”です。



なんなら、その時間でもう一戦闘みせて欲しかったですね!






3007_2



THIS IS

SPARTAAAAAA!!!!







というわけで、「300」

大満足でしたよっという事で10個で!!





で、もう一本ハシゴで観てきました「プレステージ」

こちらも結構見応えがあって面白かったので、

そちらの方についても近いうちに書きたいなと思います_(._.)_




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2007年6月10日 (日)

ディパーテッド [映画・DVD]

ディパーテッド (期間限定版) DVD ディパーテッド (期間限定版)

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2007/06/08
Amazon.co.jpで詳細を確認する

★★★★★★★☆☆☆

http://wwws.warnerbros.co.jp/thedeparted/ (ディパーテッド 公式サイト)



「ディパーテッド」

デーブイデーで鑑賞。




”マサチューセッツ州ボストン南部、通称「サウシー」。

警察はこの街に蔓延る犯罪を撲滅すべく最終戦争に突入しようとしていた。


標的は犯罪組織のトップ、フランク・コステロ(ジャック・ニコルソン)


その支配力を内部から崩そうと、

警察は新人警官のビリー・コスティガン(レオナルド・デカプリオ)を組織に潜入させる。


一方、コステロは新人警官のコリン・サリバン(マット・デイモン)

スパイとして送り込んでおり警察の捜査は筒抜けになっていた。


お互い素性を隠して潜入生活を続けるビリーとコリンだったが、

警察もマフィアも彼らの正体に気付き始め二人は窮地に追い込まれることになる。”


(ディパーテッド wikipediaより全部引用)




面白かったですねぇ。



2002年に公開の香港映画「インファナル・アフェア」の”リメイク”作品ですが、

かなり忠実に、結構細かいシーンまでも再現されてましたね。


まぁ、”リメイク”なんで当たり前と言えば当たり前なんですけど。



でも、これも当然全く一緒というわけではありませんで、

設定なんかはやはり多少かわってるところなんかもありつつ。



個人的には、この「ディパーテッド」の方が序盤の展開も分かりやすくなってたり、

「インファナル~」の方では余り出てきた意味も分からなかった

ケリー・チャン扮する精神科医とラウの婚約者、こちらではコリンのですね、

その二つの人物が一人になってたりと、変更点は軒並み良い感じでした。



特に「インファナル~」の方の冒頭部分では、

警察学校時代のトニー・レオンとアンディ・ラウ役の二人と、

後に出てきた実際の二人とで物語上も別人だと思ってましたからね、しばらく…。



とりあえず、青年期に入ってからのシーンで別の俳優を使うのは、

いくら過去のシーンとはいえやめてほしかった…(´д`)


だって、顔全然違うのに同じ人間に思えないんだもの…(笑)



その点、「ディパーテッド」では、

どちらもディカプリオとマット・デイモンが演じてて良かったです。



たぶん、監督も「インファナル」観た時にわかりにくかったんでしょうね、ええ。




あとは、映画全般を通して緊張感が持続していて良かったですし、

気が抜けないというか、結構ややこしい話ではありますので、

気を抜くと話しについていけなくなる可能性もあるかもしれませんし。



ま、その辺はどちらの作品にも言えることですけどね。



それと、先に「インファナル~」を観てる人を意識しての事だと思いますが、

他にもちょっとした変更点がありましたので、

「インファナル」を観た人、そうでない人でも十分楽しめる作品だと思いましたです。




というわけで、7つ!




ええ、で、この映画とは全然関係ない話ですが、

来週もまた、「300」をはじめとしていくつか観てこようかと思いますので、

またそちらの方も近いうちに感想を書きたいなと思うところであります_(._.)_



というわけで、本日はグッナイ




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2007年6月 9日 (土)

そのときは彼によろしく [映画]

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★★★★★★★☆☆☆

http://www.sonokare.com/ (そのときは彼によろしく 公式サイト)



「そのときは彼によろしく」

略して”その彼”みたいな。



これがですね、

大作、話題作の陰に隠れてしまってるようなイメージがありますけど、

意外と観終わった後の印象は良かったですねぇ。



長澤まさみ、山田孝之、塚本高史



正直、キャスト的にも内容的にも、

観る前まではそんなに期待してなかったんですけど…(笑)




Sk













で、物語的にもそんなに目新しいものでもなくて…



”水草屋を営む遠山智史(山田孝之)のもとに、

ある日森川鈴音(長澤まさみ)と名乗る謎の美女が現れる。


突然現れたその美女(長澤まさみ)は、

「アルバイトとして雇って欲しい」と智史に申し出る。


そして、智史の自宅兼店舗の「トラッシュ」にも住まわせて欲しいと…。


そんな突然の奇妙な共同生活を続ける中、

ある時、智史はまさみの……あ、鈴音の本当の正体に気づく。


そして、まさみのもう一つの隠された事実にも…。”



というような、よくあるのかないのかわかりませんがそんなお話です。



で、ぶっちゃけると、この↑の3人が幼馴染という事なんですが、

塚本さんの出番だけはかなり少ないです。


雰囲気で言うと、他二人4,4塚本さん2くらいの感じですね。



なんかゴシップ記事的なもので、

長澤さんと塚本さんが昔付き合ってたとかなんとかみたいなのを見ましたけど、

あながち本当なのかなぁなんてちょっと観てて思っちゃいましたけど。


お互い”起きてる”時の共演シーンが1回もなかったんですよね。




Sk2













ま、それはさておき、この映画のどこが良いかというとですね。


とりあえず、長澤まさみが可愛いと。


いや、これは冗談抜きでこの映画を観る上では非常に重要な要素だと思います。



というのも、序盤から中盤にかけて、

長澤まさみ山田孝之に興味のある人以外は凄く観るの辛いと思うんです(爆)


そのくらい、今更たいして面白くもないストーリーでもあるわけで(爆)



自分なんかは、(やっぱ、長澤まさみええなぁ(´д`))

なんて思いながら観れた方なんで大丈夫だったんですけど、

たぶん、この映画をつまらないって思う人のその原因となる理由の中に、

この要素は凄く多いんじゃないかと思いますね…(笑)



中盤以降になると、ストーリーというか演出的にというか、

(あ、ここいいな)って思えるシーンもチラホラありましたんでねぇ。


それまでが退屈に感じてると、

そういうシーンすらどうでもよくなってる可能性が大きいと思いますから。




Sk3_1













で、さらに個人的に良いと思った部分を箇条書きにしていきますと…



・映画全体を通してどこかテンションが低く、過剰というほどの演出がなかった。


・いわゆる三角関係というのではなく、ドロドロしてない。爽やかな友情、恋愛模様。


・出てくる登場人物が全て好感が持てる。いい人多し。


・3人の子供時代の子役が単純に可愛らしかった。特に塚本さん役の子とか。


・長澤まさみが可愛い。



ざっと挙げるとこんなもんですね。



特に、物語上子供時代の話がよく出てきますので、

子役の子達が3人とも観てて苦にならない演技力と愛嬌があったのは良かったです。



そして、忘れてはいけないのが和久井映見さん!



智史のお母さん役として子供時代に登場するシーンがあるんですが、

この和久井さんと子供時代の花梨(鈴音の本名)との場面では、

かなりウルッと来てしまいました…(;´д⊂)



恐らく、自分のこの映画に対する評価の半分以上は、

この二人のシーンへの印象によるものだと思います。


そのくらい、短いシーンなんだけど心に残る良いシーンでした、ハイ…(泣)




Sk4













まぁ、良い所というとこんな感じなんですけど、逆に悪かったところ。


この辺もちょっと挙げてみますと、

やっぱり、物語的に単調なのと先の展開が読めてしまうところ。


あと、塚本さんの出番ももうちょっと多くてもいいんじゃないかと。



もちろん、重要な役には違いないんですが、

塚本さん目当てで行った方にしてみれば詐欺的な出番の少なさだろうし…(笑)



あとは、主題歌というかエンディングの曲!


これはもう、最悪と言っていいほどの選択ミスですね。



柴崎コウさんの唄なんですが、映画の余韻もへったくれもないような曲で…。

まるで連続ドラマの主題歌みたいで、軽すぎ


ここはもう、”大人の事情臭さ”ががプンプンしてしまって凄く嫌です。



ああ、エンディングといえば物語のラスト。


これも、正直かんなりのとんでも展開だったんですが…



…………


ありやな。



と思わせる、この長澤まさみパワーというかなんというか。



まぁ、それ抜きにしても(良かった良かった)と思わせる何かが、

この映画には個人的にはあったんだと思いますが。




というようなわけで、今回は7つで!


「そのときは彼によろしく」。面白かったです。



結構、興行的にも頑張って欲しいなぁというくらいの出来だと思うんですが、

どうだろ、ちょっとこの話題作続きの中じゃ厳しいのかな(´・ω・`)




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2007年6月 7日 (木)

大日本人(その2) [映画]

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「大日本人」


今日は”その2”ということで、

昨日は0とかあまりにも酷評をしすぎましたので、

やっぱり良かったところもなんかもちょこっとだけ。




では、まずは”大佐藤”というキャラクター。



Dnj3










この人物自体は結構好きです。



時代錯誤で落ちぶれたヒーローではありながら、

一応”仕事”熱心で、そこそこ正義感もあって、家族想いの一面もある。



でも、世間一般的にはものっすごく嫌われている…(笑)



このギャップが面白くもあり、ちょっと物悲しくもあり。




本当は認められるべき存在であるにも関わらず認められない、

世間の、人々の理解を得られずに苦悩する姿なんかは、

松本さん自身の姿もこの”大佐藤”に投影しているのかなという気もします。




あと、単純にあの喋り方も好きですね(笑)


「~~なんだよ」

「~~じゃないか」


みたいな、関西人が喋る標準語。



あれが妙にに残ってますし、またちょっと聞きたくなってます…(笑)


まぁ、DVDが出たらでいいですけど、

自分的にはもう一度観たくなる要素の一つではあると思います。




あと、CGも結構頑張って作られてたかなぁと思いますね。



あの、ちゃんとしたCGとしょぼいCGのギリギリのとこみたいな独特の質感とか。

あれも狙ってやってんのかなぁ。




そしてさらに、↓これらをはじめとする、



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小道具と小ネタなどのディティールの細かさ



この辺は凄くこだわりを持って作られてるのがわかりましたし、

さすがだなと思える部分でもありましたね。



四代目の現役時代の映像とか普通に面白かったし(笑)



あとの紹介(?)みたいな場面での写真もリアルでしたね。




まぁ、ざっと大まかに挙げると、

個人的に良かったなと思えるのはこれくらいなんですが、

でも、これらにしてもとなる何かががあってこそ活きてくる物だと思うんですよねぇ。



で、個人的にはその核が見つけられなかったので、

昨日書いたような評価になってしまったわけなんですけども。



ほんと、そこが凄く残念でならない部分であります…。




…とまぁ、また愚痴っぽくなるので…、

本日はこの辺で…(´・ω・`)ノシ




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2007年6月 6日 (水)

大日本人 [映画]

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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

http://www.dainipponjin.com/ (大日本人 公式サイト)



「大日本人」

観てきました!!




おーーもしろくなかったーーーっ…(笑)



いやぁ、まーさかまさか…。




構想5年、制作費10億円、撮影期間1年!

これらの膨大な労力をかけたコントですね、コント…。


しかも、今までの松本人志作品からしてもなんら目新しいことのない…。



というか、前にどっかで限定配信されてた「ザッサー」というコントも見ましたけど、

あれもほとんど面白く感じなかったしなぁ……。



こんな事思いたくないけど…ついにあの人の才能も枯れたのかな…??(;´д⊂)



いやぁ…もうとにかく、

これでほんとに満足してるのか?と疑問にすら思ってしまいました…。



確かに、全く笑える箇所がなかったわけじゃないんですけど、

それでもクスクスかニヤっとするのが限度なくらいですし、

しかも、それにしたって小ネタか前にどっかで見たような物ばかりだったし…。



仮に、製作費云々は除き、「ごっつええ感じスペシャル」とかでこの作品を観たなら、

(ああ、さすが松本人志だな)と思ったでしょうし、

「VISUALBUM」の中の一作品なら(この人天才だな)と思い続けたかもしれません。




でも、これ映画2時間



もう、全くもって2時間の鑑賞に堪えうる内容じゃないですね…。




とにかく、何が一番の元凶(だと思う)かと言うと、

あの”ドキュメンタリー”的な撮り方。”インタビュー”



これが全てを台無しにしてると思うんですね。



ま、単純に言うとストーリー性が0になるおかげで、もう開始30分で飽きる


本当に開始15分くらいでゾッとしましたね…、

(え…まさか、2時間ずっとこの調子…?)って…(笑)



そして、1時間くらい経った頃には、

(もう、これ、ウンザリなんですけど…)とさえ思いました、本気で…。




単純にですね。

構成がどうかとか言う前にですよ。



あんな誰かも知らん、顔も分からん人間の声を映画の半分以上聞かされるのって、

苦痛以外の何物でもないわけなんですよ。



んで、何一つ面白くもないインタビューを…。


このインタビューが、ほんとうっとうしかったと言うかなんというか…(笑)



で、これがなんで面白くない(個人的に)かと言うとですね…、

全てを肯定してしまってるからなんですね。



”大日本人”という存在を認めてしまっていると。


”ツッコミ”になっていないんじゃないかと。




まぁ、本来そういう意図でこういう形の撮り方…

松本さんへの雑誌のインタビューなんかでも読みましたけど、

”無い物を有るように見せるのが好きだ”という事で、よりリアルにするために、

この”インタビュー”という形がとられているんでしょうけど、

これが全くの逆効果になってるんじゃないかと思うんです。



だって、”大佐藤”がですよ、

どんな突拍子もないことを言おうがなんらリアクションする事無く、

只々”大日本人が存在する証明”をするだけのインタビューを2時間見ても、

面白いわけないじゃないですか…。



なんら”否定されない世界”をインタビュアーが作ってしまってるんですから。




分かりやすい話でいうと「VISUALBUM」の”システムキッチン”



あれなんかの不動産屋と今回の大佐藤がキャラ的にも近いと思うんですけど、

あそこでのやりとりがなぜ面白いかと言えばですね、

さも”無い物を有る様に語る”不動産屋と、それを否定する(ツッコム)(浜田さん)



この構図だからこそ面白いんだと思うんですね。



で、これを今回の「大日本人に」置き換えると、

別にインタビュアーがツッコメばいいとか言ってるんじゃなくて、

本来ならそのツッコム役目をするのが映画を観てる観客。自分ら。



こうだと思うんです。



例えば、インタビューという形を失くす、あるいは冒頭だけにするとかにして、

大佐藤の日常~仕事(獣退治)が入る~発電所に行く~変身の儀式…

と、そこで、(なんでそんな儀式やねん…(笑))とか。



まぁ、これ以前にでもツッコミたくなるような要素はいっぱいありましたけど(笑)



とにかく、こんな風な流れで観られれば十分面白い作品だったと思うんです。




それが、実際には全編通してインタビューという形で全てを言葉で説明してしまって、



「……こんな感じで変身するんです。」←大佐藤


「はぁ、そうなんですか」←インタビュアー



で、こうなると映画を観てる自分たちとしては…



「・・・・・・・・。」



もう、ただ観てるしかないんですよね。



これが一番の…あくまで個人的にですが、

この映画をつまらなく感じさせた部分じゃないかと思うんです。





…とまぁ、こんな風にですね、

”笑いのプロ”が創った映画に物申すのもオコガマシイ話なんですけども、

ただ、率直に映画を観た感想としてはこのように思ってしまいました。



あと、うーん、良かったとことか、

もっと言いたい事とかももうちょっとあったような気はするんですが…、

とりあえず、この辺でやめておきます…(;´д⊂)




というわけで、今回はショックが大きかったのでで…!




これ、一般的にはどうなんだろうな…。

結構ウケ良かったりして…(爆)





で、またこれ、

昨日はハシゴ作品なんて言ってしまいましたが、

「そのときは彼によろしく」(こっちをプッシュ)



こちらがまた意外に(?)面白かったので、

近いうちにこの映画についても書きたいなと思います_(._.)_




いやぁしかし、まぁ…なんだかな…。




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2007年6月 5日 (火)

スパイダーマン3 [映画]

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★★★★★★★★☆☆

http://www.sonypictures.jp/movies/spider-man3/

(スパイダーマン3 オフィシャルサイト)



「スパイダーマントゥリー」。

これは面白かったですねー。



なにげに、1も2も全く見たことないんですけど、

それでもなんら問題なく観れました。




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で、前作を観てないので、

一人一人のキャラクターについて余り詳しくないのと、

ぶっちゃけそんなに愛着もないのとであれこれ言えないんですが、

でも、ピーター・パーカー。いいですね。



いかにもアメリカって感じのダサカッコ悪い主人公で。


名前からしてちょっとアホっぽい…(ゴニョゴニョ)



でも、決してキライではないです、ああゆうキャラ(笑)



なにげに、この映画で一番面白かったところは、

何か機嫌がいいのか何なのか街中でリズミカル小躍りしながら歩くとこと、

その後の本気でカッコイイと思ってるのか冗談なのかよくわからないダンス



ここ面白かったですねぇ。



うお、ダセぇっ!って…(笑)




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そんなピーター扮するスパイディーなんですけども、

なーんか、いっぱい敵も出てきて、MJには振られてしまって、

さらには自分も黒くなっちゃったりして。



↑まぁ、トップでうなだれてますけども。



観る前にはこの黒いスパイダーマンって、

なんかこう、自分自身の”怠慢”によってああなるのかな、と思ってたんですけど、

なんかこれもようわからん、いきなり宇宙から降ってきたみたいなののせいで、

知らず知らずの内に攻撃的な性格になってしまうという。



しかし、この映画って観ててそういうのが気にならないんですね。



別にストーリーの整合性がなくちゃならない映画っていうんじゃなくて、

とにかく、スパイディー キャーコッチミテ スパイディー♪で良いという。



これの前に観た「パイレーツ~」と比べると、

その辺が凄くシンプルかつ楽しくて、また非常に観やすかったです。




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戦闘シーンも言うまでもなく、100億だかなんだかの制作費ってことですが、

それに見合うだけの迫力はあったんじゃないでしょうか。



サンドマンもでかかったですし。



で、その戦闘シーンを見てて、

すんごい実写版「ドラゴンボール」やってくれないかなぁ、なんて事も思ったり。



たぶんいけますね、これくらいの金かければ(笑)



で、あとは何だ。



ああ、親友ハリーの救われなさは尋常じゃなかったりもするんですが、

その辺はシリーズ通してみてる人には感慨深かったりもするんでしょう。




とまぁ、こんなところでですね、本当に娯楽映画って感じで、

観てて疲れずモヤモヤせずに楽しめたので良かったですね、ハイ。



機会があれば2とかもさかのぼってみてみようかな、と_(._.)_



というわけで、8個!





明日は、「大日本人」。

観てこようかと思います。



あと、ハシゴ作品として「そのときは彼によろしく」も。



本当は北野監督の「監督ばんざい」とハシゴしたかったんですけど、

「大日本人」とそれとでハシゴできる時間帯になかったので、

急遽「そのときは~」を観る事にしました。




まぁ、違う作風の方が疲れなくていいのかな、とも思いつつ。




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武士の一分 [映画・DVD]

武士の一分 DVD 武士の一分

販売元:松竹
発売日:2007/06/01
Amazon.co.jpで詳細を確認する


★★★★★☆☆☆☆☆

http://www.ichibun.jp/ (武士の一分 公式サイト)



「スパイダーマン3」の事を書こうかなと思ってたんですが、

とりあえず、デーブイデーで観た「武士の一分」から先に_(._.)_




山田洋次監督作品、キムタク主演でございますね。



ええ、これはまず、作品が云々よりですね、

最近、松本人志初監督作品「大日本人」のプロモーションにおいて、

公開まで一切の取材、情報をシャットアウトするという手法がとられて

少々話題になってたりもしましたが、

この映画を観ると、あながちそのやり方も間違ってないんでないかと。



そんな風に思ってしまいます。




とにかく、事前にテレビで映画の内容見せすぎ(爆)




これ、公開前か直後か忘れましたけど、

この映画のメイキングやら出演者のインタビューやらを交えつつの、

宣伝目的の特集番組をやってたのをなにげに見てたんですが、

今回実際に映画を観てみたら、8割方あらすじ言っちゃてるじゃないですか(爆)



これには、浜村じゅんさんもビックリですよ。



まぁ、あらすじだけならまだしも、

この映画のクライマックスとなるシーンのメイキングまで事前に見せられてては、

どうやっても、純粋に物語を楽しめるわけもなく…。



さすがに宣伝目的とはいえ、これはちょっと考えものだと思いますね…。



作品自体はそんなに悪くなかったと思うんですけどね。

可もなく不可もなくという感じでしたけど、退屈はしなかったですし。


ちょっと、奥さんの行動がどうなのって気もしましたけど、

まぁ、それによって主人公三村の憤り感もよく分かるというもんですので。



木村さんをはじめとする俳優さん達もさすがだなという感じでした。




ん~、まぁとにかく、宣伝もほどほどに、という事ですね。

とはいっても、全く見せないのも結構難しい事だと思いますけど…(笑)



というわけで、5つ。



明日は(今日)、スパイダーマンの事書こうっと(´3`)




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2007年6月 3日 (日)

パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド [映画]

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☆☆☆☆☆☆☆☆☆

http://www.disney.co.jp/pirates/ 

(パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド公式サイト)



この前、毎日ブログを書くと言った矢先に、

諸事情により間が空いてしまいましたが…(爆)



まぁ、それはひとまず置いておいてですね、

先週言ってました通り「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」


観てまいりました。




しかし、ふ~~~~~… ┐(゜◎゜)┌



ちょっと、ビックリしましたね。




まさか、この映画が面白くないなんて…(´д`)




これは、やってくれちゃいましたか、

ええ……○rz




まず、なんといっても、すんっごい退屈



3時間近くある映画にも関わらず、この退屈ぶりはいかがなものかと。




ストーリーはなんか、あらすじを追うだけみたいな、

只々”見せられてる感”しかない展開が延々と続きますし、

そんでもって非常~~にわかりにくいときてる…。



誰が今どういう思惑でどう動いてるかみたいなのが、

キャラが多すぎるのと説明不足と…あと、ぶっちゃけ、

そんなややこしい展開はこの映画に限って言えば望んでないのとで、

もう、段々どうでもよくなってきましたね、後半…(笑)




公開前にさんざん煽っていた新キャラ、サオ・フェン(チョウ・ユンファ)も、

どんな重要な役回りかと思えば、なんてことないただの脇役でしたし…。



さらに、ジャックの父親役のミックジャガー扮するティーグも、

取ってつけたような役どころで出てくる必要性0でしたし…。



んー、あと意味の分からない描写が多いとか字幕とか、

もっともっと言い出したらキリがないほど不満な点が山盛りでございました。




で、細かいところも色々あるんですが、もっと根本的な事でですね、

この映画の主人公ってジャック・スパロウじゃないの?っていう。




「パイレーツ・オブ・カリビアン (ジャックと)呪われた海賊たち」


「パイレーツ・オブ・カリビアン (ジャックと)デッドマンズ・チェスト」


「パイレーツ・オブ・カリビアン (ジャックと)ワールド・エンド」




ぶっちゃけこれくらいのモンだと思ってたんですね、このシリーズって。

でも、これ、今回ジャックの出番少ない少ない…(´д`)



いや、もうほんと、ウィルとかエリザベスとかどうでもいいんですよ。


いや、もうあの二人の話が作りたいなら外伝とかでやればいいじゃない、と。



もう、今回観ててずっとそんな感じでしたね。

スピンオフというんですか、「交渉人 マシタ何某」みたいな。



ドラえもんで言うと、こっちはドラえもんとのび太の活躍が見たいのに、

なんかずっと出来杉君が勉強してるとこを見せられてるような。


冗談抜きでそんな感じがしてしまいました。



あとは~、なんか監督が代わったのかと思うくらい、

1,2の時のような”ノリの良さ”とか”テンポの良さ”もなくなってましたし。


ギャグもお寒いのが多かった(´д`)




ん~~、正直がっかりだなぁ…。

これで終わりだと思うと物足りないというか寂しいというか…。


聞くところによると、”デッドマンズ・チェスト”と同時期に撮ったとの事ですが、

どうもそれが裏目に出たような気がしてならないですね。



色々大人の事情があるのかもしれませんが、

もっと時間をかけて、もっとシンプルに、もっと解り易く、

そして、もっと楽しくできたんじゃないかと思うので。




残念です。




というわけで、ガッカリ度がかなり大きかったので1個で…。



続けて観た「スパイダーマン3」の方は、

これが意外と楽しめちゃいました(´・ω・`)



というわけで、明日か明後日…

その「スパイダーマン3」について書きたいと思います_(._.)_




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