レンタルDVDとしては、割と新しめの2作品なんですけども。
でも、新作だからってだけで借りると、
エラクツマンナイ映画もたまに(結構?)ありますので、
早くそういった作品を見抜く眼を養わなければいけないな…と思う、
今日この頃なんですが。
今回はエラクツマンナイってとこまではいかなかったので、
ホッとしております。
ていうか、「時をかける少女」はエラク面白かったですねぇ。
ま、実は公開当時から評判が良かったのを知ってて、
今回借りてるわけなんですけども(爆)
そんなわけで、
本日はこの2作品についてアレコレ感想を書いてみたいなと思います_(._.)_
もう、お約束ということで、これもついでに貼っておきますね。
まずは、「サッド・ムービー」。
韓国の映画で…って、未だに韓国人俳優の名前がよく覚えられないんですが、
知ってる中では、「私の頭の中の消しゴム」に出てた男の人とか、
「猟奇的な彼女」の男の方の人とかが出てる、そんな映画でした。(適当)
女性陣の方は、あんまり見たことない人ばっかだったかなぁ。
まぁ、見た事あるけど記憶にないだけかもしれませんが。
で、内容の方はというと、
男女8人の……恋人、片思いの相手、親子といった
それぞれの関係の間にある”愛”と、そして”別れ”に焦点をあてた物語で、
オムニバス…とは言わないのかな、こういうのは。
以前に観てこのブログでも書きましたけど、
映画「ラブ・アクチュアリー」に非常に良く似たストーリー展開で、
…というか、それをかなり意識してるだろうなと個人的には思ったんですが、
とにかく、その男女8人、4組の”別れ”にまつわる物語が、
同時進行で進んでいくという感じの映画になっておりました。
で、結論から言ってしまうとですね…。
点数の方もあまり高くつけてませんが、
この映画のどこが気に入らなかったかというと…、
4組もいらなかったんじゃないかな、と(爆)
しかし、これを言ってしまうと、
この映画の根底から崩れさってしまう気がしないでもないんですが…(汗)
いや、でもねぇ……。
「ラブ・アクチュアリー」は観てて凄く面白かったですし、好きなんですよ…。
あの映画だと、正確にはちょっと忘れてしまいましたが、
恐らく、これの倍くらいの人数の人達が出てきてそれぞれの話が進むんですけど、
それでも、どの物語にも興味が沸いて、どの物語の続きも気になったんですね。
というか、この手のストーリーの展開の仕方だと、
その位どのエピソードにも魅力がないと映画が成り立たないと思うんです。
でも、この映画の場合……。
単純に続きが気になったのは、耳の不自由な娘の話一つくらいなんですよね…(爆)
しかも、なんか一番その話の登場回数が少なかったんじゃないかという…(爆)
う~ん、あの話は凄く可愛らしい感じの演出というか雰囲気があって
結構好きだったので、あの二人の話をメインにもってきてもらって、
ま、それに付随してお姉ちゃんの話もあってもいいかなぁ、っていう。
完全な個人的な好みですけど、そのくらいでも良かったような気がしますね。
だって、後の話はもう…
「奇跡体験!アンビリバボー」の再現ドラマでも見てればいいじゃない(´д`)
…というか、そっちの方が結構泣けたりしちゃうんじゃないかっていうくらいの
内容にしか思えませんでしたからね…(汗)
そもそも、この4つのエピソードがですね、
それぞれ、なんか突っ込みたくなる箇所が1,2箇所あるのも嫌なんですよ…(笑)
あと、単純に見てて分かりにくいというか疑問に思うところですね。
例えば、さっきの耳の不自由な娘の話だと、
耳が聞こえないのか、聞こえるのか、どっちかよくわからないんですね…(爆)
近くで大声で呼んでても聞こえてないような場面があったかと思えば、
手話も何も使えない人の話を全部理解してるような場面があったり…。
…って、今書いてて思ったんですけど、
そういえば話を理解してる場面は、全部対面で話をしてる時だったような…。
ということは、読唇術で内容を理解してたのかな…ともふと思ったんですが。
まぁ、でも映画を観てた限りではそういうような説明はなかったと思いますし、
仮にこれがそうだとして、他の物語の疑問に思った点にも
ひょっとすると正当な理由があるのかもしれませんが、
その辺をもうちょっとわかりやすくしてほしかったかな、と思いましたね。
こういった複数の話を同時進行で進める内容なら、
尚更一つ一つの話を分かりやすくしてくれた方が観る方も楽なので…(笑)
…まぁ、分かりやすくというか、”面白く”?とも言いますが。
お次は「時をかける少女」。
これは~、久々に良いアニメを観たなぁという感じですねぇ。
原作は、筒井康隆氏の小説「時をかける少女」、
そして、その小説が映画化されたのが20数年ほど前。
ちなみに、この時映画化されたものを
子供の頃に家族で見に行った記憶がほんのかすかに残ってるんですが、
内容はまったくもって覚えておりません。(キッパリ)
と同時に、おそらくこの時観たものだと思うんですけど、
この映画と同時上映されていた”本能寺の変”が絡むアニメの方が、
個人的には面白かったという記憶もわずかながらに残っております。
まぁ、そんな事は全然どうでもいいんですけども。
そんなわけで面白かったですねぇ、これは。
どうもWikipediaによりますと、
2006年7月に公開された当初では、東京の劇場1館のみで公開されていて、
それでも次第にネットなど口コミでの評判が広がり、
なんと、今年4月20日のDVD発売までの9ヶ月間に渡るロングランとなったそうで。
う~ん、凄い。
いやでも、実際に観るとそうなるのも納得できてしまいますね。
あと、これも映画を観た後にWikipediaを読んで知ったんですけど、
このアニメは20年前のリメイクではなくて、続編にあたるんだとか。
完全にリメイクだと思ってたのでちょっと驚いたのと、
その20年前の映画のあらすじを読んで(あ、なるほど、そういうことか)と…
特に個人的に謎の多かった”魔女おばさん”に関してなんですが、
そこでもまたちょっと驚きがありました。
20年前の映画、原作を知らなくても十分楽しめる内容ですし、
20年前の映画、原作を見ているとより楽しめる内容になっているところなんかも、
このアニメを制作したスタッフの方には非常に好感が持てる所だと思います。
で、詰まるところ何がそんなに面白いのか、と言われると、
やっぱり細部にまでこだわった”演出”なのかなぁと思うんですが。
ぶっちゃけ、ストーリー的にはそんなに目新しいわけでもなく、
「ドジでおっちょこちょいでお調子者で元気いっぱいな17歳です!」
みたいなアニメの女の子キャラのテンプレートに出てきそうな…(笑)
そんな子が”タイムリープ”…時間を遡る能力を身につけて…っていう。
それくらいの話ですし、主人公の真琴の男友達の二人も
これまたテンプレートに出てきそうな”チョイワルなヤンチャぼうず”と、
”真面目で責任感の強い頼れる存在”みたいな感じだし。
でも、そんな何の変哲もないアニメをそう観させないような演出の上手さというか、
凄く自然に”今時の高校生(若者)”を表現できていると思いますし、
それに合わせていわゆる”ノリの軽さ”というかテンポの良さ。
これですね。
これも凄く大事だと思うんですけど、あんまり深く悩むシーンとかが多くて長くなると
グダグダな展開になりそうな話ではあると思うので。
あと、これは原作の段階からそうなのかもしれませんが、
この”タイムリープ”の能力を大袈裟な事に使わないのもいいですよね。
ほんと、ほとんど自分の為だけ(能力を使った後処理)に使ってますから…(笑)
これがまたすごい過去に戻ったりして、
それこそ”歴史を変える”みたいな話になってくると見方も違ってきますし、
この映画のように自分の周りの…友情や恋愛の為だけにという方が、
感情移入できる部分も多くなって、より”身近な話”として観れるのかな、と。
そんな風に思った次第であります。
どこかこう、少女マンガ的なノリが全体を通してあると思いますので、
…まぁ、少女マンガを実際読んだ事ないですけど(汗)
その辺で結構女性受けも良さそうなアニメかなぁという気がしたんですけどね。
とにかく、中々面白かったので、
お暇があれば是非是非、というところでございます。
というわけで、本日はこの辺で_(._.)_
メルシー_(._.)_
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