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2007年3月22日 (木)

ミュンヘン [映画・DVD]

ミュンヘン スペシャル・エディション DVD ミュンヘン スペシャル・エディション

販売元:角川エンタテインメント
発売日:2006/08/18
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寝てしまった(爆)


もちろん見直しましたけども(爆)



いや~、難しい、これは。


なんとも、眠たくなる 頭を使う映画というか、

ストーリーを整理しながら見ないといけないので、疲れますね…ε=(~Д~;)



まぁ…、スピルバーグは好きなんですけども、

正直な感想としましては4.0…。


こんなとこですかねぇ。



いや~、眠い……もといムズい

Sen_79

まず、長い…(笑)


2時間40分もあるんですねぇ、これが。



でも、長いからどうこうとかいうんではなくて、

「タイタニック」とか好きなんですけど、あれも3時間くらいありますか。


ようは、面白い映画だと思って見ていれば長くは感じないわけなんですけど、

この映画は自分的にはそうでなかったというわけで…(´・ω・`)



とはいえ、駄作とかそういったものでは決してなくて、

ほんと、これは好みの問題というか、この映画を面白いと思う人がいても

別になんの疑問も抱かないんですけども。



で、この映画を面白いと感じるかどうかの境界線。



それが、この映画の基となっている事件、

”ミュンヘンオリンピック事件”を知っているか、知らなかったか。


また、”イスラエルとパレスチナ”の関係、

いわゆる中東の政治事情に詳しいか、そうじゃないか。



間違いなくここだと思うんですね。



で、自分はというと、どちらに関しても後者なわけでして…(´・ω・`)



ま、映画を見終わった後にですね、

一応、この事件に関連する内容のWikipediaなんかは読みましたけど、

そういうのを多少でも知っていた上でこの映画を見ていれば

確実に違った見方ができただろうなとは思ったんですね。



それでも、これらをガッツリ理解しようと思うと、

”黒い9月”やらPLOやらモサドやらアラファトやら、なんやらかんやら……

もう果ては、イスラエル建国にまでさかのぼって見ないといけないわけで、

それがまた、凄い”睡眠薬”となるわけでありまして…ε=(~Д~;)



というか、もうWikipediaを読むくらいでは無理かもしれませんね…(笑)




とにかく、その辺の認識に詳しい、

または興味がある人が見れば面白いのかもしれませんし、


全く知らない、興味がなかった人…

自分のような人間が見れば寝てしまうのかもしれませんし…。



そういった背景的な説明は劇中ではほとんどありませんからねぇ。


この事件とか、イスラエル・パレスチナ問題を熟知しているのが前提みたいな、

そんな描かれ方ですし。



まぁ、でも、それらを知らないと100%楽しめない…とまでは言いませんけど、

いわゆる映画的な盛り上がり…起伏といいますか、

そういったものもあまりなくて、極々淡々とストーリーも進んでいきますから、


スピルバーグ好きだし、サスペンス物好きだし、実話もの好きだし…


まぁようは……自分?みたいな人が期待して見ると…どうかなっていう。



まぁ、寝てしまうのも仕方がないんじゃないかなっていう。



それ自体はそんなに悪くないんじゃないかなっていう。



……ぶつぶつ…ぶつぶつ…

……っていう。

Sen_80

「プライベート・ライアン」を見てるときにも思ったんですけど、

個人的に思うスピルバーグ監督の弱点だと思うところがありまして。



良くも悪くも”映画作りのノウハウ”を身につけすぎてるのではないか、と。



「プライベート・ライアン」も非常に好きな作品なんですけど、

それは冒頭とラストの戦闘シーンに限ってのことなんですね。



あの、中盤での隊員たち一人一人をピックアップしていって、

それぞれの過去を云々~みたいな。


ちょっと、見たのもだいぶ前なんで、うろ覚えで申し訳ないんですが…(笑)


ま、なんかそんなシーンありましたよね。



あそこがはじめて見たときから凄く嫌いだったんですね。

それこそ凄く”映画的”なストーリーの進め方で。



無意識レベルでそうしてしまうのかも知れませんけど、

冒頭のリアルな戦争シーンからいきなりそういう展開になってしまって、

ちょっと醒めてしまった記憶がありまして。




で、今回見た「ミュンヘン」でもそういった部分を感じたのが、

あの”暗殺チーム”のメンバーの描き方。



なんでしょう、妙に”個性”をつけすぎてるような気がするというか、

脇役を脇役として描けない人なんじゃないかな、と。



ここまでひどくもないですが、少し大げさに言っちゃうと、

”ドジでおっちょこちょいな○○、真面目でなんたらな○○…”みたいに、

それぞれキャッチフレーズがつけられそうなほど、特徴を出しすぎてるというか(笑)



その辺がやっぱり、こういった事実を基にしたという内容の作品だと、

リアリティに欠ける部分なんじゃないかなと個人的には思ってしまうんですが。


もちろん、これが「オーシャンズ11」みたいな娯楽作品なら、

脇役にも個性がある方が当然いいわけでして。



その点がちょっと前々から気になってたのと、

それになんか、凄くもったいないなという気もしてしまうんですよね。


その他の描写は、言うまでもなく素晴らしい監督さんなだけにね。





まぁ、とりあえず、

なんかそんな素人の意見もありますよ、という事で。


それでは、また(´・ω・`)ノシ




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受信: 2007年3月22日 (木) 01時32分

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