1998年に韓国で公開された
「八月のクリスマス」の日本リメイク版。
星3つ。
こんなところで皆様のご機嫌を伺おうかというとこなんですが。
で、ちなみに韓国版の評価の方はというと…
こうなっちゃいますねぇ。
こちらのオリジナルの方を見たのはずいぶん前になりますが、
結構ワタクシはまりましたです、ハイ。
まず、この二つの作品で何が違うかというとですね、
当然、舞台の日本と韓国。
それと、人物の多少の設定の違い。
(ヒロインの職業が韓国版は婦警、日本版だと教師)
あと、これも当然といえば当然なんですが、
映画としてはこれが一番重要かもしれない演じる役者の違い。
あえて違いを探すとなるとこれくらいですかね。
ま、でも、ほとんど違いはないと言っちゃってもいいくらい、
ほぼ忠実にオリジナルにそってリメイクされていました。
しかし、それが良いのか悪いのかというのは、また別の話ですけども…。
あ、そうそう。
リメイク版の評価、星3つという事になってますが、
当然、”最初から最後までストーリーを知っているから”というのが
大前提としてあるので、そこは誤解のなきよう_(._.)_
この映画自体の作りは凄く丁寧に作られていて、
そこは非常に好感持てましたしね。
んが、しかし。
その”オリジナル版を見てしまっている”という点を抜きにしても、
今一歩、作品としての面白みには欠けたかなぁというのも正直なところ。
そこはやっぱり、先ほども言いました、
演じる役者さんの違いかなという気が致します…(;´ρ`)
日本版の主演が山崎まさよしさん、
そして、ヒロイン役に関めぐみさんのお二人。
この関めぐみさんてあんまり見たことが無い人だなぁと思ったら、
どうやらまだ新人の女優さんのようで。
なるほどなるほど。
で、山崎さんに関しては本業が歌手とは思えないほど、
十分にこの役を演じきっていたのでは…というのが個人的な感想です。
演技的に多少ぎこちない点はあったにせよ、
見れないとゆうほどでは全然なかったですし、あと山崎さんの持つ雰囲気ですね。
そうゆう面でも、この役は結構はまり役だったんじゃないかと思うんですが。
で、一方の関さんの方はというと…。
決して演技がどうこうという事ではないんですが、
この由紀子という役に、関さんがピッタリの女優さんだったかどうかとゆうと…、
ちょっと疑問になってしまうところですかね(;´ρ`)
韓国版の、ちょっと役名忘れてしまいましたが…(爆)
まぁ、仮に女の子としましょう。
この女の子が、いわゆる天然キャラで何を考えてるのかわからないところに、
この女の子の可愛さみたいなのがあったと思うんですね。
で、その女の子のイメージと、
この役を演じていた女優さんが出す雰囲気が凄く合っていて、
オリジナル版ではそこに違和感を感じずに見れたわけなんですが。
で、このリメイク版のほうでも設定的に職業は違えど、
キャラクター的には、ほぼオリジナルのそのまんまなんですね。
そこでちょっと、この関めぐみさんという女優さんと、
この役のキャラクターでは合わないんじゃないかと感じたわけなんですが。
んー、まぁちょっと難しいといえば難しい役どころなんですかねぇ。
新人の女優さんが自分にはない性格の役を演じるには、
少し荷が重すぎたのでしょうか…。
しかし、いますかね。
この”天然で何を考えているかわからない”娘を、
違和感なく演じられる日本の女優……
ゆうこりん?
いやいや、それだとリメイクじゃなくてパロディになってしまうな…(;´ρ`)
いや、とゆうか、
別に他の女優さんにすればいいとか言いたいんじゃなくてですね。
せっかく、新人さんとはいえ
この関めぐみさんという日本的で綺麗な女優さんを使うわけなんですから、
どうせなら職業だけじゃなくて、
キャラクターもいっそ日本的な女性に変えてもよかったんじゃないかと。
大和撫子的な…清楚でおしとやかみたいなですね。
それなら関さんのイメージにも合いそうな感じがしますし、
教師(臨時みたいですけど)とゆう設定にもピッタリなんではないかなと。
それくらいなら別に物語が破定することもないと思いますし、
それに伴ってエピソードなんかもいくつか増やせば、
韓国版を見た人でも(自分も含めて)、また違った楽しみ方ができますし、
1本の映画としても自立したものになっていたんじゃないかと思うんですが。
とにかく、リメイク版だからといって、
オリジナルをまんまコピーしてたんじゃリメイクする意味がないですし、
映画の評価の方もそこで終わっちゃいますもんね。
風景とか演じる人が日本向けになるのは、当然日本人としては嬉しいことですけど、
そこでオリジナルにはないオリジナルな物を追加してくれれば、
もっと良い作品になってたような気がしたんですけども。
で、最後にもうひとつだけ不満な点があったんですが…
でも、これはモロにネタばれになってしまうので、
もし、これからこの映画…
リメイク版、オリジナル版を問わずですね、見ようと思われている方は、
”絶対に”この先は見ないようにお願い致したいわけであります…_(._.)_
では書きます…_(._.)_
え~、ラストにこの作品の主人公の男性は
不治の病(病名不明)によって死んでしまうわけなんですが、
その少し前にですね。
この病気の発症により入院してしまうわけなんです。
で、それまでにちょっといい間柄になりつつあった女の子との関係も、
突然、連絡も途絶えて、写真屋(男性の店)に行っても誰もいない…、
という事からフラれたと思いこんだ女の子は、
そのまま新しい職場の赴任先に行ってしまうんです。
携帯電話?なんですか、それは?(´д`)
で、しばらくして退院して店に戻ってくる男性。
そこで、女の子が留守中に置いていった手紙を見る。
その内容は劇中では明らかにされてませんが、
おそらくラブレター的な内容と、新しい赴任先に旅立つ事が書かれていると思います。
で、男性も手紙を書く。
しかし、もう自分の命が長くない事を悟っている男性は、
その手紙を出さずに彼女の写真と共に小さな箱にしまってしまう。
そして、男性はお亡くなりに…。
と、ここまでは日韓共に同じ内容なんですが…。
その後の韓国版のラストシーンでは、
男性の妹がその箱を見つけて、
(ああ、兄にもこんな人がいたのね)的なことだと思うんですが、
手紙は出さずに、彼女の写真を店のウィンドウに飾っておくんですね。
そして、男性は彼女に本当の想いを伝えることなく死んでしまい、
彼女の方も男性の病気のこと、そして、死んでしまった事も知らずに去ってしまい、
ふと、休暇か何かで地元に戻ったおりにその店に立ち寄った際、
そこに飾られた自分の写真を見て照れたように笑い、そしてそのまま立ち去り、
その後の彼女の人生を歩んでいく。
…という風に自分は解釈して、
その切ねー( iдi )感がスンゴイ好きだったんですが…。
しかし、日本版ではですね…、
この男性の妹が彼女に手紙を出しちゃうんですね…ε=(~Д~;)
いやぁ~~、そこは違うやろ!?と…(;´д⊂)
映画見てる時も、
こんな感じでしたよ…(;´д⊂)
ちょっ…そこは別に変えるとこじゃないんじゃ…(;;´×ω×`)イテテテ…
…とラストに軽い衝撃を覚えてしまいました。
やっぱりあそこは、
お互いに”本当のことを知らないまま”とゆうのが良いと思うんですが…。
それとも、原作か何かあって
本当は手紙を出したんだけど韓国版ではそれが分かりにくかったから、
日本版ではあえてそのシーンを入れた…とかいう事なんでしょうか…。
う~ん、それにしてもなぁ……(;´д⊂)
まぁ、なにはともあれ……
最後の主題歌は、
断然日本版(歌:山崎まさよし)の方がよかったです。
やっぱり、日本語の歌詞の方が直で耳に入ってきますからね♪
最近のコメント