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2007年2月 8日 (木)

明日の記憶 [映画・DVD]

明日の記憶 DVD 明日の記憶

販売元:東映
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星4つ


うん、いい映画ですねぇ。



過去に「私の頭の中の消しゴム」や「博士の愛した数式」等を見て

ああゆう作品は嫌いだとここでも書きましたけど、

ようやく、同じ病気を扱う作品の中でも”好きな”映画に出会えたような、

そんな気が致します_(._.)_

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この映画に関しては、それ程詳しいあらすじなんかは必要ないでしょう。



”ある日、49歳にしてアルツハイマー病と診断された

広告代理店に勤める仕事人間の佐伯雅行(渡辺謙)。

そんな夫を献身的に支える妻の枝実子(樋口可南子)。”



この二人の物語です。



ストーリー的にはこれだけのお話なんですが、

その中でのこの映画の良さといえば、もう言うまでもなく

渡辺謙さんと樋口可南子さんの魂のこもった演技



これに尽きますね。




そもそも、この映画を見てみたいなと思ったきっかけは、

去年の年末だったと思うんですが、テレビでやってたある番組を見てですね、

その番組自体は「ラストサムライ」云々とゆう内容だったので、

たぶん再放送だと思いますが、「渡辺謙特集」みたいな番組だったんです。



恐らく、「硫黄島」に関連しての再放送だったのでしょう。



でまぁ、その中でこの「明日の記憶」の事が紹介されてたんですが、

その時の内容がですね、この映画の試写会に

アルツハイマー病の患者さんを持つ御家族の方を招いて映画を見てもらって、

その後にその家族の方たちと謙さんが懇親会(?)のような物を開いたと。



そこではもちろん、この映画の感想や、

この病気の患者さんを持つ家族の方の現状なんかを話しあってたんですが、

その冒頭で謙さんが挨拶をしている時に感極まって泣いてたんですね。



その姿を見て単純な自分はもう、


やな、これは…(´д`)

 が入っとる、うん…(´д`)」


とストレートに謙さんファンになってしまってました。



で、その後にも地方へ行って

その地元の中学だか高校だかの生徒たちにも映画を見てもらい、

そして、なんと謙さん自身がその学校へ赴き生徒たちと語り合う、という。


そんなところも紹介されてたわけなんですよ。



で、これが何でそんなによかったかって、

それ以前にやってた「ラストサムライ」関連の話題での、

やれ”ハリウッド進出”だの、やれ”世界のKEN WATANABE”だの、

そうゆう話を見た後で、この映画での上記のような謙さんの姿を見た。



なんというか、ギャップというんですかね。



自身は、ハリウッドへの道が開かれたチャンスの時期にも関わらず、

こういった言わば地味な映画にも出て、なおかつ観客の人達ともしっかり向き合う。


ぶっちゃけ、その番組見るまで知りませんでしたし、この映画の事。

まぁ、お世辞にも話題作とかヒット作とは言えるものではないでしょう。



しかし、そういう役者としての姿勢というか、

作品1本1本を凄く大切にしてるんだなぁ、と。


そういった物が伝わってきて、いたく感激してしまいまして_(._.)_




そんな経緯でこの映画を…

いえ、渡辺謙を見たかったと言うべきでしょう。



そして、実際に作品を見た。

ええ、やはり役者としてのが、そこにはありましたね。



もう、この映画のタイトルも「魂」でいいんじゃないでしょうか。

(いや、それはまずいか)




んー、もちろん!

樋口可南子さんからも同じくらいの役者魂を感じる事が出来ましたよ。


ほんと、見てて胸が痛くなるシーンがいくつもありましたしね…(;´д⊂)



「出演依頼が来たのでとりあえず出てみました」

…では、決して出来る演技ではないと思います、あれは。




泣ける映画だとか、重いテーマの映画として見るんじゃなくてですね、

この夫婦愛を見ればいいじゃない。



うん、そんな映画だと思います。

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あ、そうだ。



これだけは書きたいなと思ってた事なんですが、

この映画の内容で好きなところがですね。


”夫婦の若い時の描写”があることなんですよ。



あの~、よくこういった病気のドキュメンタリー的な番組を見ると、

(高齢なのに大変だなぁ…)とか、

(ぶっちゃけ看病するのもしんどいんだろうなぁ…)

なんて一見すると思ってしまいがち…だと思うんですが(´・ω・`)オモワナイ?



でも、当のご本人たちにしてみれば、やっぱり違うと思うんですね。



それこそ、この映画のように昔の姿の記憶…

元は恋人同士だった大好きな彼氏、彼女の時の記憶があるからこそ、

どんな病気になっても見捨てる事はできないのだと。



何十年も一緒にいるから仕方なく…とか、情とかそういったものじゃなくて。



ま、全く持って自分の妄想の範囲としかいいようがないですけど、

結構そんな風に思うことがあったんですね、この映画を見る前から。



で、実際にこの映画の中にもそういった場面(と自分は受け取った)が出てきた。

そこが良かったというか、ちょっと嬉しかったというか。





…うーん、まぁぶっちゃけ自分でも何が言いたいのかよくわからんな、

この文章じゃ…(´д`)



実は、もう既に半分目が閉じてる状態でこれを書いてますので、

その点は何卒ご容赦を_(._.)_





とゆうわけで寝ようと思います(爆)



おやすみなさい(´・ω・`)ノシ




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