ショウヘイヘーイ……
いやぁ、面白かったな、年末のガキの使いスペシャル。
…じゃなくて「県庁の星」でしたね(´・ω・`)
んー、星4つとゆうことにしましたが、
これでもかなり厳しめの採点です。
個人的には、久々に邦画でのヒット作でした。
こう言っちゃ失礼なんですが…、
この映画がこんなに面白いとは、ちょっと意外でした(爆)
まず、ストーリーなんですが、
”県庁のキャリア公務員である野村聡(織田裕二)はプライドが高く、上昇志向を持つ男。
ある日、野村が県政のプロジェクトである民間企業との人事交流研修員として、
研修先であるスーパー「満天堂」に派遣される。
そこは客も疎らで店員たちにもやる気はない。
そんな中、野村の教育係として店長に任命されたのは、
パート従業員として「満天堂」で働いていた二宮あき(柴咲コウ)だった。”
(県庁の星 Wikipediaより一部引用)
…で、この後の展開なんですが、↑のあらすじを読んでですね、
恐らく、誰もがまず想像するであろう展開そのままに進んでいきます…(笑)
プライドの高いエリート公務員と気の強いパートの女性。
やる気の無い店員たちと客の入りも寂しいスーパー。
えぇ、まぁ、なんやかんやありますわな(´д`)
でも、そんな言わばありきたりなストーリーではあるんですが、
それをそう感じさせない何かがあるわけなんですよ。
それは何か。
そう、織田裕二さんと柴咲コウさん。
この二人なんですね。
この二人の演技力があるからこそ見れる、と。
そんな風に言っても決して過言ではないと思われます。
やっぱり、特筆すべきは織田さんですかねぇ。
自分的にも大好きな俳優さんで、過去の出演作も、
デビュー作「湘南爆走族」から始まり色々見させて頂きましたが、
今回の役でもまた新たな”織田裕二”の役者としての一面を垣間見た気がします_(._.)_
ほんと、この人は演技の幅が広い。
某MAPの某タクさんなんか、
どのドラマ見ても一緒にしかみえn…わさfjkrうわなにをあおいjwbjh
…………………
この野村聡とゆう男は、
プライドも高く一見高慢に見えるんですが、決して嫌な男ではないんですね。
言い換えれば真面目すぎる人間なんじゃないかなと。
そして、その真面目さがゆえに、
時に周囲の意見も耳に届かず周りも見えなくなる。
でも、そこにはある種の情熱と純粋さのようなものも感じられる為に、
周囲の人達も次第に彼への理解を深めていく、と。
自分的にはこうゆう人間だと感じたんですが。
……で、全然関係ない話なんですけど、
石田三成もこんな感じの人だったんだろうなぁと、
映画見ててちょっと思いました…(笑)
こう、悪気はないんだけどなんか反感を買ってしまうみたいな…。
まま、ほんと関係ないので話を戻しましてですね(´・ω・`)
何が言いたいかといいますと、こう今までもこのブログを書くために、
こんな風に主人公の性格をわざわざ分析したりですね、
今回も別に見終わった後に(野村聡ってどんな人物だったのかな)
なんて考えるような事もしていないんですが。
それでも、はっきりとしたキャラクターのイメージが残っている。
そのくらい!
織田裕二とゆう俳優さんの演技は、
印象に残る素晴らしいものなんじゃないかなと。
こう言いたい訳なんです(´д`)
これがまた、そこらへんのヘタな役者がこの役を演じていたらですね、
”ただの高慢な態度のイヤ~なエリート官僚”の出来上がり…
だったような気がしないでもないですしね。
プライド・上昇志向・虚栄心 5 真面目さ・純粋さ・本当は良い人 5
…みたいな、少し気難しい性格の役どころを、
これほどしっかり演じきれる人ってなかなかいないと思うんですよ。
しかし、そうゆう人物の人間性をしっかり表現できているからこそ、
スーパーの従業員たちが次第に野村の人柄に惹かれるのにも共感できるわけですし、
…ま、ネタばれとゆうほどでもないので書いちゃいますが、
この野村にも今までの自分を見つめなおす…とゆう機会が訪れるわけですね。
そんな中で次第に野村自身も変わっていくんですが、先程書いた通りに、
最初からその伏線とも言うべき人柄の良さが伝わっていたからこそ、
見ていて違和感や妙なクサさみたいなものも感じずスムーズに受け入れられて、
映画の中の人達と同じように一喜一憂できると。
これこそが、この極々ありふれたストーリーの映画でも、
見終わった後に面白かったと感じる事ができた最大の要因なんじゃないかなと
思った次第なんであります。
…って、んーむ、いつになく真面目に語ってしまった(´д`)
あぁ、なんか織田さんばかりベタ褒めしてしまいましたが、
もちろん他にもいい所はありましたので、あしからず(笑)
柴咲さんも凄くよかったですし、単純にかわいかったですしね(*´Д`*)
あ、あと、自分の中ではこの作品中、
唯一良い意味で裏切られたのが野村の婚約者のタカコさんの性格…
というとちょっと語弊があるかもしれませんけど、そこなんですよ。
ま、見た人にはわかってもらえると思うんですが…(笑)
あんまり詳しく書きませんけども、あのシーンを見た辺りから
本格的に(あ、この映画好きかも)と思い始めましたねぇ。
んまぁ、特に爆笑するわけでも泣くほど感動できるわけでもありませんが、
なんかこう、見た後に良い気分になれて単純に続きも見たくなる。
そんな感じの映画でした_(._.)_
…と、いい所ばかり書くのもなんなんで悪いところも少し。
音楽がイマイチ印象に残らなかったのと、
あと、自分にとってのクライマックスに思えるシーンがあったんですが、
そこからさらに30分くらい話が続いて、その内容も少し蛇足的な感じがしてしまって
クライマックスの感動も薄れちゃったのが、ちょっと減点の対象になりました。
あそこはもうちょっとシンプルにこう、
ラストに繋がるようにしてほしかったかなぁと思っちゃいましたけども。
とはいえ、それほど悪い終わり方でもなかったですし、
それまでは十分楽しめる内容だと思いますので、
織田さん柴咲さんのファンの方…のみに限らずおススメできる作品です_(._.)_
さっき続きが見たくなると書きましたが、
どっちかってゆうとこの作品は映画じゃなくてドラマで見たかった気がしますね。
もっと織田さんと柴咲さんのカラミも見たかったですし、
どうもこの作品のテーマ的に、単なる”スーパーでのテンヤワンヤ”だけじゃなくて、
他にも伝えたい内容があったみたいですので、
映画だとどうしても時間が足りなくてその辺が少し中途半端でしたからね。
週一とかのドラマなら丁度良いんじゃないかと思ったんですが。
それにその”伝えたい内容”とゆうのが、
どうも映画でやっちゃうとあざとさが目立つとゆうかなんとうか…(;´д⊂)
その辺もドラマ的なワーッとした演出の方が、
見る方の理解も得やすいのでは…と。
まぁ、ドラマにしてくれてれば、
少なくとも自分は毎週欠かさず見ましたね(笑)
”織田裕二=踊る大走査線”のイメージを払拭するにも、
丁度いい作品になり得ると思いますし。
そのくらい、この”野村聡”というキャラクターは魅力的でしたから。
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